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赤いアネモネ  作者: サイダー
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黄色のチューリップ(2) ーあたしー

彼女は自分自身を憎んでいた。

それは、彼女に変なことを言われたあたしだってわかる。

「今度キスしていい?」

彼女から来た一文のメールはどんな思いが詰まっていたのだろう。

あたしは何ヶ月か前に3年も付き合っていた彼氏と別れた。円満離別だ。元彼とは仲が悪いわけではない。

ただ、彼女はあたしがまだ引きずっていた事も知っていた。彼女はあたしをずっと見守っていてくれたから、あたしの事は怖いほどわかっているはずだ。

あたしは彼女を傷つけないように返信した。

「いやだな-爆笑爆笑」

爆笑は相手を傷つけてしまうかもしれない。でも何もつけないよりかは軽く捉えてくれるだろうか。あたしなりに色々迷った。

あたしは男しか愛せない。

しかし、彼女のメールは一向に帰ってくる気配がなかった。やはり傷つけてしまったのだろうか。あたしは多分彼女の気持ちをわかることはない。わからない。わかってあげれない。

一つわかるとしたら、彼女は何か深く考えすぎていて、自分を見失い欠けている。もっと自分に自信を持てばいいのになあ。

あたしはそれから彼女に声をかけることはなかった。

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