3/13
黄色のチューリップ(2) ーあたしー
彼女は自分自身を憎んでいた。
それは、彼女に変なことを言われたあたしだってわかる。
「今度キスしていい?」
彼女から来た一文のメールはどんな思いが詰まっていたのだろう。
あたしは何ヶ月か前に3年も付き合っていた彼氏と別れた。円満離別だ。元彼とは仲が悪いわけではない。
ただ、彼女はあたしがまだ引きずっていた事も知っていた。彼女はあたしをずっと見守っていてくれたから、あたしの事は怖いほどわかっているはずだ。
あたしは彼女を傷つけないように返信した。
「いやだな-爆笑爆笑」
爆笑は相手を傷つけてしまうかもしれない。でも何もつけないよりかは軽く捉えてくれるだろうか。あたしなりに色々迷った。
あたしは男しか愛せない。
しかし、彼女のメールは一向に帰ってくる気配がなかった。やはり傷つけてしまったのだろうか。あたしは多分彼女の気持ちをわかることはない。わからない。わかってあげれない。
一つわかるとしたら、彼女は何か深く考えすぎていて、自分を見失い欠けている。もっと自分に自信を持てばいいのになあ。
あたしはそれから彼女に声をかけることはなかった。




