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クロの修行 午後

いい匂いが鼻をくすぐり僕は目をさました。

「おお、目を覚ましたか」

「...はい...」

「ほら飯だ。食え」

師匠は茶色いスープを白いものにかけた物を渡してくれた。とてもいい匂いがする。

「カレーライスだ食え」

カレーライスは朝食べたサンドイッチと同じくらい美味しかった。色々なスパイスの味がしる。少し辛いけど甘みも少しありとても美味かった。5〜6杯カレーライスを食べたところで


「さあ午後の修行だ。午後は第六感の修行をする」

「...第六感...ですか?」

「そうだ。第六感は忍者に限らず戦う者なら皆が持っている。昨日俺を襲ったのを覚えているか?」

「...はい...」

「もし俺が第六感を習得していなければ俺は死んでいただろう。第六感を習得すると不意打ち、背後からの攻撃、多勢と戦うときに役立つ」

「...はい...師匠...」

「よし」師匠は頷くとあたりを見回し木の実を取りカゴの中に入れた。その後戻ってくると広場の真ん中の石を指差した。

「まず、そこの石の上に座禅を組め。俺がこの木の実を投げるからいつ飛んできても避けられるように常に集中しておけ」

師匠がそう言い終わると僕は石まで走っていき石の上で座禅を組んだ。

「この石は”修行石”と言って、集中が乱れると石が赤くなりだんだんと暑くなっていく。くれぐれも集中を乱すなよ」

そう言い終わると、師匠は100m先の木を切りその上に座った。

「それでは、修行開始」


結果から言うとこの修行はこれまでのどの修行よりもキツかった。

まず座禅、少しでも集中を解いた瞬間に”修行石”が100度位になる。もう何度火傷したか。しかも座禅に集中すると師匠が木の実を投げてくる。もちろん避けられるはずもなく顔に直撃する。

5時間後、僕の足は火傷だらけ顔と体は果汁でベトベトになってしまった。


「そこまで」師匠がそう言うと僕は目を開け石から崩れ落ちた。

「...師匠...」

「なんだ?」

「...これ...本当にできるんですか?...」

「もちろんだ、なんなら俺がやってみようか?」

「...お願いします...」

「よし」師匠はそう言うと果物がたくさん入ったカゴを僕に渡し石に座った。

5分くらい経ってから僕は師匠の周りを走り始めたが、どうゆう訳か師匠の集中は少しも乱れなかった。僕は周りを走りながら果物を師匠の顔に向けて投げた、が首を少し動かし避けられた。それならと体に向けて投げた。『これは決まった』と思った瞬間師匠は手を石の上についてハンドスタンドをし、避けてしまった。これは驚いた。


それから1時間いろんな手を使って果物を使い果物を当てようとした。フェイクを使ったり、地面にバウンスさせてみたり、3つ一緒に投げてみたりしたがどれも避けられてしまった。


「これで分かったか?第六感を極めれば物を見ることなく避けられるようになる」

「...はい...」

師匠は僕が頷くのを見ると頭に手を置き

「すぐにできるようになる」と言ってくれた。

やっぱり師匠は優しい。


[スキル "第六感:発芽” を獲得]

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