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異世界盗賊団〜女神と勇者からチートを盗め〜  作者: エムジェイセブン


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第10話 鉄壁の要塞

ジャックたち盗賊団は最後のチート勇者がいるハラキリ城に到着した。


ジャック「世界を支配するチート勇者はこれで最後だ」

サラ「今まで見た中で1番立派な城だね」

ジャック「剣豪と築城の2つチートを持つ勇者で名前はケンゴ。チート勇者本人の戦闘能力は高くて鉄壁の城に守られている」

トニー「この城の守りは堅固ですね…剣豪だけにっ!」


盗賊団はハラキリ城を取り囲んで攻撃を始めた。しかしその防御力の高さのせいで盗賊団側の負傷者が増えるだけだった。


サラ「このままじゃだめだね。一旦攻撃を中止するよ!」


サラの命令で盗賊団は攻撃を止めて3人は作戦を考える。


トニー「思っていた以上に攻略が難しいですね…」

サラ「なんでこのハラキリ城はこんなに強いのさ」

ジャック「ハラキリ城の両側面と後ろの3方は攻め手側の足場や通路が狭くて守りやすくなっている。つまり俺たちは前にある正門からしか攻撃できないことになるんだがその正門近くにある砦が厄介なんだ」

サラ「あの小さい砦かい?」

ジャック「俺たちが正門を攻撃しようとしたら砦から出てきた兵士に邪魔をされる。逆に砦を攻撃しようとしたらハラキリ城の壁の向こうから魔法や矢が飛んでくる。ハラキリ城と砦は連携をとっているんだ」

トニー「あの砦にそんな役割があったんですか」

ジャック「それだけじゃない。ハラキリ城の正面は広場になっていて俺たちが正門にたどり着くには魔法や矢をかいくぐって進まないといけないから着く頃にはボロボロなんだ」

サラ「じゃあどうやってハラキリ城を落とすんだい?」


少し考えた後にジャックが指示を出した。


ジャック「ハラキリ城の正門前の広場に俺たちの砦を造ろう。これで敵のアドバンテージを潰せる」

サラ「なるほどね。アンタたち聞いてたね! 砦を造るよ!」

手下「がってんだ!」


ジャックの指示で盗賊団は自分たちの砦を造りだした。しかし敵の砦とハラキリ城から妨害が入る。


サラ「ちょっとジャック! 敵に邪魔されて砦なんて造れないよ!?」

ジャック「やはり俺たちの考えは読まれたか」


盗賊団は作戦変更のためにまたもや一旦退いた。


トニー「なかなかうまくいきませんね」

サラ「どうする? 次の作戦はあるのかい?」


追い詰められた盗賊団だがここでジャックは奥の手を提案する。


ジャック「作戦はある。だが失敗すれば俺たちの冒険はここで終わりになる大勝負だ。どうする?」


珍しく質問してきたジャックを見たサラとトニーは笑いながら答えた。


サラ「博打上等! あたしたちは一蓮托生さ!」

トニー「自信のないジャックさんなんてらしくないですよ!」

手下「あっしたちも忘れちゃ困りますぜ!」


一致団結した盗賊団にジャックが起死回生となる作戦の指示を出す。


ジャック「ハラキリ城を包囲するために配置した両側面と後ろの手下を正面の俺たちに合流させるんだ」

サラ「そんなことしたらチート勇者に逃げられるんじゃないかい?」

ジャック「いや、そうはならない。むしろこの作戦を実行したら俺たちに向かって突進してくるはずだ」

トニー「その作戦っていったい…」


盗賊団の全員が注目する中でジャックはこう言った。


ジャック「この広場に天から女神を引きずり降ろして倒す」

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