第46話 太陽神アマテラスvsオミガ
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第46話太陽アマテラスvsオミガ
バァァァァァァン!!
爆音が鳴り響いた。
草原が抉れ、炎の結界が軋む。
四天王の同時攻撃が、大ぽぽへと降り注ぐ。
炎槍。
爆裂弾。
高速斬撃。
灼熱の波動。
だが――
<大ぽぽ人>
「遅いぞ?」
その瞬間。
ドンッ!!!
地面が弾けた。
大ぽぽの踏み込み一発で、炎の結界に亀裂が走る。
<アレス>
「なっ――」
拳がめり込む。
アレスが一直線に吹き飛び、地平線の彼方へ消えた。
ヘルメスが背後から急襲するが、
<大ぽぽ人>
「後ろから....奇襲しているつもりか?
全く力を制御できてないぞ」
そう言って、肘打ち。
空気ごと叩き落とされ、地面に激突。
その時、サトゥルヌスが奥義を放った。
巨大な炎の魔法陣が展開。
<サトゥルヌス>
「幻炎光!!」
空を覆う業火。
草原が蒸発する。
だがその中心で――
オミガが脈を打った
生命の奔流が爆発する。
炎が、押し返される。
<大ぽぽ人>
「その程度か」
腕を振るう。
轟音。
炎の陣が粉々に砕け散った。
四天王は膝をつく。
届かない。
<アレス>
「……化け物め!」
機嫌が悪いように、大ぽぽが呟く
<大ぽぽ人>
「悪いけど、急いでるんだよね」
一瞬で距離を詰める。
衝撃波。
四天王全員が地面へ叩き伏せられ、完全に動きを止めた。
大ぽぽは空を見上げた。
遠く――
巨大な光輪。
太陽の結界。
仲間たちの気配が閉じ込められている。
<大ぽぽ人>
「.....
そこか!
待ってろ皆!」
そう叫ぶと、超高速で飛行。
草原を一直線に駆け抜け、あっという間に、アマテラスの前へ降り立った。
空中に浮かぶ太陽神。
腕を組み、静かに見下ろしている。
<アマテラス>
「四天王を突破したか。予想より早いな」
大ぽぽはアマテラスを無視し、無言で結界に手をかざす。
オミガを流し込む。
生命エネルギーが結界にぶつかった....が。。
――重い。
圧倒的な熱量。
神域の力。
<大ぽぽ人>
「……っ…
だめか.....」
力を込める。
だが、びくともしない。
結界は揺らぐことすらない。
<アマテラス>
「無駄だ。その結界は太陽の核と直結している」
光が強まる。
<アマテラス>
「お前程度の出力では、到底解除することは出来ないぞ?」
そうアマテラスが告げると、大ぽぽは結界から離れ、息を着き、手を下ろした。
一瞬の沈黙。
そして――
<大ぽぽ人>
「……なら…」
拳を握る。
オミガが再び膨れ上がる。
<大ぽぽ人>
「お前を倒せばいいのかな?」
風が止まり、大ぽぽの周りの空気が変わった。
草原が揺れる。
太陽と生命。
真正面からの対峙。
<アマテラス>
「面白いじゃないか」
光輪が拡大する。
空が赤く染まった。
次の瞬間!
大ぽぽとアマテラスが一瞬で接近!
ふたりが同時に拳を振るう
<大ぽぽ人>
「さて、始めるか」
<アマテラス>
「ああ」
そう言うと、アマテラスはすぐに後退し、立て続けにエネルギー弾を放った。
大ぽぽはエネルギー弾をすべて避け、アマテラスへ高速接近し一撃を決め込んだ
<大ぽぽ人>
「極 オミガブレイク!」
アマテラスは地面へ叩きつけられるが....
<アマテラス>
「新生爆発」
さすがは神。
超広範囲の強力技だ。
<大ぽぽ人>
「これは避けられねえな....」
大ぽぽは諦めた様子で、その場にガクりと肩を落とした
次の瞬間――
ドォォォォォン!!!!
爆発が草原を飲み込んだ。
地面がえぐり空気が焼けた。
衝撃が大地をめくり上げる。
煙の中。
ひび割れた地面の中央で、大ぽぽが片膝をついていた。
<アマテラス>
「ほう……直撃して立っているのか
やるじゃないか?実に関心だ」
大ぽぽはゆっくりと立ち上がる。
<大ぽぽ人>
「イテテテテ....さすがにきついな....
だ、が。
神の爆発ってのは……この程度か?」
その瞬間、再び大ぽぽが消え、太陽神の目の前に出現。
激しいぶつかり合い!
拳と拳がぶつかり合う。
ドン!!
バギィン!!
空中戦。
超高速の殴打。
膝蹴り。
回転蹴り。
肘打ち。
一撃一撃が地形を変える。
アマテラスの光刃が大ぽぽの肩を裂き、
大ぽぽの拳がアマテラスの腹部にめり込む。
互角。
完全な攻防戦。
だ、が――
大ぽぽの呼吸が荒くなる。
(…ッチ…マズイな…)
オミガ、そして生命の力。
出力を上げるたび、確実に自分の生命を消耗している。
それにいち早く気付いたものがいた。
遠く、結界の中。
<デビルぽぽ人>
「……あいつ」
デビルの目が細まる。
<デビルぽぽ人>
「生命出力を上げすぎだ……
力は非常に強いが、じわじわと消耗していってしまう....」
そんなデビルの独り言も聞こえず、大ぽぽは息を整え、ハッキリと言った。
<大ぽぽ人>
「……仕方ない!」
目を閉じる。
体内のオミガがさらに深層から引きずり出す。
ドクン。
ドクン!
草原が震えた。
生命エネルギーが濃縮され、空気が緑色に揺らめいた。
<アマテラス>
「ほう……それが本気か」
大ぽぽの瞳が光る。
<大ぽぽ人>
「本気、というよりも....
極限、かな。
こいつはフルパワーよりもはるかにパワーがデカいが、その分消耗が圧倒的すぎる。
すぐに片をつけさせてもらう」
そう言い、オミガが爆発的に跳ね上がった。
アマテラスの光輪が歪む。
だが次の瞬間。
アマテラスの表情が変わった。
笑みが消える。
<アマテラス>
「ならば、こちらも神威を解放しよう」
すると....光輪が増殖した。
一つ。
二つ。
三つ。
太陽が、空に重なる。
空が完全に赤黒く染まる。
大気が焼ける。
<デビルぽぽ人>
「……まずいな
せっかく大ぽぽが極限解放までしたと言うのに、あれじゃ互角のまま....
いや、なんならアマテラスの方が強いぞ.....。」
<アマテラス>
「太陽極光」
両手を前に突き出す。
極太の光柱が放たれた。
ズガァァァァァァァッ!!!!
地平線を消し飛ばす、神のビームだ!
<大ぽぽ人>
「ぐっ……!!」
両腕を交差し、オミガを前面に展開。
真正面から受け止める。
だが…
地面が抉れ、後退する。
押されている、確実に。
<大ぽぽ人>
「うおおおおおおおっりゃあああ!!!!」
オミガを全力でぶつける。
緑と黄金の激突。
だが――
押し返せない。
徐々に、飲み込まれていく。
皮膚が焼け、骨が軋む。
<大ぽぽ人>
(……だめか……!)
膝が震えた。
視界が白く染まり、意識が遠の....
こうとした、その次の瞬間
――後方から、破壊の閃光。
ズドンッ!!!!
アマテラスの極光に横から直撃。
光柱が歪む。
そして――
バシュゥゥゥゥゥッ!!!
極太ビームが、霧散した。
煙の向こう。
誰かの影が立っている。
<???>
「危ない危ない、危機一髪だった。
さて、久しぶりだ、ね?」
風が吹き抜ける。
太陽と生命の戦場に
もう1人の、"特殊な、神"が現れた
次回 第47話 復活の化け物
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