第42話 太陽の目覚め
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<前回のあらすじ>
破壊神との激闘から三か月。
世界は救われた。
しかし、春にもかかわらず異常な猛暑が続いていたのだ。
ぽぽぽ隊は海で束の間の平和を楽しむが、暑さは日ごとに悪化。
最高気温は異常値を記録し、水不足まで発生し始める。
その原因を探る中、ダークぽぽは思い出す。
かつて筋肉ぽぽ人と戦った遺跡。
そこには――太陽神が封印されたクリスタルがあった。
嫌な予感を胸に、ぽぽぽ隊は遺跡へ向かう。
そして彼らが目にしたのは、
砕け散った封印の残骸だった。
太陽神は、目覚めたのか。
その瞬間、熱を帯びた空気の中から
謎の声が響く。
「……誰だ お前らは」
新たな脅威が、静かに動き出していた。
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第42話 太陽の目覚め
砕け散ったクリスタルの前。
熱が、空気を歪ませていた。
封印の残骸は、内側から破壊されたように粉々になっている。
外から壊された形跡はない。
<メガネぽぽ人>
「……これは内圧による破壊。
中から何かが解き放たれたと考えるのが自然です」
<小ぽぽ人>
「じゃ、じゃあやっぱり……」
<ダークぽぽ人>
「太陽神は、完全に目覚めた」
その瞬間。
地面に落ちていた破片が、じゅ、と音を立てて溶けた。
熱量が一段階、上がる。
???
「……誰だ
お前らは」
振り向いた先。
炎が集まり、人の形を成していく。
赤金の鎧。
燃えるような髪。
瞳は溶岩。
ただ立っているだけで、遺跡の石壁が赤く染まる。
<???>
「ここは神域。
太陽神アマテラス様が封じられていた聖域だ」
<大ぽぽ人>
「…封じられて“いた”……?
それに、誰だお前は....?」
<アレス>
「我は太陽神直属四天王が一人、アレス。
復活直後の主を守護するため、この場を預かっている。
太陽神アマテラス様は既に目覚められた。
この世界は再び、太陽の裁きを受ける」
空を見上げると、雲一つない蒼空。
太陽が異様に大きく見える。
<ダークぽぽ人>
「……やっぱりな…」
<ヒーローぽぽ人>
「四天王ってことは……あと三人?」
<アレス>
「サトゥルヌス。アフロディーテ。ヘルメス。
そして我。
主の威光を妨げる存在は、全て焼き尽くす」
その視線が、ぽぽぽ隊を射抜く。
<アレス>
「破壊神を倒した危険因子……
ここで消す」
炎が爆ぜた。
一瞬で距離が消える。
<ヒーローぽぽ人>
「速っ――!」
爆炎。
地面が抉れる。
アレスは炎を噴射し、空中を自在に滑空していた。
<メガネぽぽ人>
「推進力に炎を使用!
機動力特化型です!」
<アレス>
「猛火・烈迅」
連続火柱。
逃げ場を塞ぐ弾幕。
<小ぽぽ人>
「熱い熱い熱い!!」
<刀ぽぽ人>
「火力は相当だな。お前ら、気をつけろ」
アレスは上空へ跳ぶ。
<アレス>
「天墜」
巨大火球が降下。
<大ぽぽ人>
「散開!」
爆発。
遺跡が崩れかける。
序盤、完全にアレスのペースだった。
高火力。
超高速。
近づけば焼かれる。
<アレス>
「どうした。
破壊神を倒したとは、この程度か」
…だが…。
<ダークぽぽ人>
「……息が荒い」
炎の揺らぎ。
<魔法使いぽぽ人>
「出力依存型だね。
消費が激しい」
<デビルぽぽ人>
「持久戦か、面白い!」
連携開始。
ヒーローが挑発。
小ぽぽが機動妨害。
ダークが影で撹乱。
メガネが予測補助。
アレスの攻撃が、徐々に読まれ始める。
<アレス>
「小賢しい!」
さらに出力を上げる。
だが、その分だけ動きが粗くなる。
<刀ぽぽ人>
「隙だらけだぜ?」
一閃。
炎が裂け、鎧に亀裂。
<アレス>
「ぐっ……!」
<大ぽぽ人>
「オミガ!」
蒼光。
破壊神戦の後も修行を積み、完璧にオミガを扱えるようになった大ぽぽ。
低燃費・高安定で、前回よりも遥かに精度が高い。
<大ぽぽ>
「オミガブレイク!」
拳が叩き込まれる。
衝撃。
炎が乱れる。
<ダークぽぽ人>
「終わりだ
アルティメットバースト!」
ダークの一撃。
爆煙が晴れたとき、
アレスは膝をついていた。
<デビルぽぽ人>
「吐け。
太陽神は今どこで何をしている」
胸ぐらを掴む。
<アレス>
「……主は既に動き出している。
貴様らには止められん」
その時、空間が歪む。
<刀ぽぽ人>
「あっ!転移魔法かっ!」
気づいた時には遅かった。
赤光。
<デビルぽぽ人>
「ちっ……!」
アレスの胸ぐらが、手の中から、消える。
静寂。
<メガネぽぽ人>
「単独転移ではありません。
外部干渉……四天王の誰か、もしくは太陽神そのものでしょう。」
<ダークぽぽ人>
「次は、本命か」
空の太陽が、異様に輝いていた。
太陽神アマテラス。
そして四天王。
新たな戦いが、始まろうとしていた。
…数時間後…
―――太陽の神殿―――
太陽の奥深くにある神殿で、アマテラスと四天王たちが話していた
<アマテラス>
「アレス、よくやった。
これであいつらのだいたいの戦力が分かってきた。」
<アレス>
「ありがとうございます。
…ですが、あいつらの中に1人だけ化け物のような力を秘めたものがいました。」
<アマテラス>
「ああ、分かっている。
あれを目覚めさせる前に、決着をつけなければならない。
そのためには、お前たち四天王の協力も必要不可欠だ。
この世界は再び.....
太陽の理に従う」
<サトゥルヌス、アフロディーテ、ヘルメス、アレス>
「はっ×4」
次回 第43話 太陽神アマテラス
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