第41話 早めの夏
読みに来ていただきありがとうございます!
本編へどうぞ!
今回から、急激に物語が進んでいきます!
<前回のあらすじ>
破壊神との死闘を制し、ぽぽぽ隊は世界を救った。
焼け焦げた草原に残されたのは、生き残った仲間たちと、勝利の余韻だけ――。
戦いの最中、突如として姿を現したのは
大ぽぽたち四人の師匠 デビルぽぽ、そしてその弟子であり大ぽぽたちの古き友である、 刀ぽぽ。
彼らは破壊神の影響を受けた各地で救助を行っていたため、到着が遅れていたのだった。
破壊神の消滅により、かつて生喰いに取り込まれていた
ヒトデ・カッター・猫・剣の四人も無事に帰還。
ただし彼らの体には、破壊神の力が四分の一ずつ残されていた。
その力は、使い方次第で「災厄」にも「希望」にもなりうる――
デビルぽぽはそう告げ、ぽぽぽ隊に新たな未来を託す。
こうして
破壊神との戦いは終結。
だが、誰も知らなかった。
破壊神など比べ物にならない存在が、すでに目を覚ましつつあることを――。
第41話 早めの夏
━━━━━━━━━━━━━━━
破壊神との戦いから、三か月。
世界は確かに救われた。
ぽぽぽ隊は生き延び、仲間は増え、傷ついた大地も少しずつ癒え始めている。
――だが。
季節だけが、どうにもおかしかった。
本来なら、まだ春。
なのに空はやけに高く、太陽は真夏のような勢いで照りつけている。
その日、ぽぽぽ隊は海に来ていた。
白い砂浜。
透き通った海。
そして、容赦ない日差し。
<小ぽぽ人>
「……ねえ
これほんとに春??」
<ヒーローぽぽ人>
「ま、まあ....確かに春にしては暑すぎる気もするけど......。
....でも!
暑い=海! それで正解!」
そう言って、ヒーローぽぽは勢いよく海へ飛び込んだ。
<うさぎぽぽ人>
「謎理論だなおい!!待てええええ!!」
続けてうさぎぽぽもダイブ。
水しぶきが盛大に上がる。
<魔法使いぽぽ人>
「元気だねえ……」
浜辺では、デビルぽぽが腕を組み、少しだけ呆れたようにその様子を眺めていた。
<デビルぽぽ人>
「……修行より体力使ってる気がするな」
<刀ぽぽ人>
「あーーらーーまあー、派っ手に飛び込んじゃってぇ〜.......」
そう言いながら、刀ぽぽはクーラーボックスを開けていた。
<刀ぽぽ人>
「ほら、かき氷できたぞ!」
<小ぽぽ人>
「え!?
あるの!? 食べる!!」
<メガネぽぽ人>
「……頭がキーンとしないよう、ゆっくり食べてくださいね」
<小ぽぽ人>
「それ絶対フラグでしょ!!」
数秒後。
<小ぽぽ人>
「いったああああああ!!」
<ヒーローぽぽ人>
「出たー!!」
笑い声が、浜辺に広がる。
━━━━━━━━━━━━━━━
少しして、今度はスイカ割りが始まった。
<ボスぽぽ人>
「よーし
目隠し完了!」
<ダークぽぽ人>
「……本当に当たるのか?」
<うさぎぽぽ人>
「任せろ!!」
振り下ろされた棒は――
見事に地面を叩いた。
<ヒーローぽぽ人>
「方向違え!」
<刀ぽぽ人>
「……これは見事なほどの空振りだな....」
最終的にスイカを割ったのは、大ぽぽだった。
<大ぽぽ人>
「……えい」
乾いた音と共に、スイカが真っ二つに割れ
る。
<小ぽぽ人>
「おおおお!!」
<デビルぽぽ人>
「……お前、空間探知使っただろ.....」
そう言いながらも、デビルぽぽは小さく笑っていた。
━━━━━━━━━━━━━━━
夕方。
浜辺ではBBQが始まっていた。
肉が焼ける音。
立ち上る煙。
潮風に混じる、食欲をそそる匂い。
<ヒーローぽぽ人>
「うっまい!!
平和って味がする!!」
<魔法使いぽぽ人>
「それはさすがに抽象的すぎだろ....」
<刀ぽぽ人>
「あ、デビル師匠。これ、焼けましたよ!
ゴブリンの肉!」
そう言って、刀ぽぽはデビルにゴブリンの肉を渡した。
<デビルぽぽ人>
「……うーん
悪くはない、決して悪くはないんだが.....
....納豆と牛乳を合わせたような味がするな....」
その光景を、大ぽぽは少し離れた場所から見ていた。
楽しそうな仲間たち。
穏やかな時間。
けれど――
胸の奥に、わずかな違和感が残っている。
<大ぽぽ人>
「……暑すぎる」
これに、ダークぽぽも静かに頷いた
<ダークぽぽ人>
「……だよな」
ダークぽぽは空を見上げ、静かに言った。
<ダークぽぽ人>
「この暑さ……
自然のものじゃない」
ふと、その言葉を聞いていたデビルぽぽが、目を細めた。
━━━━━━━━━━━━━━━
それから、さらに一か月が経過した。
状況は、悪化していた。
暑さは収まるどころか、日に日に増している。
草木は乾き、各地で水不足が報告され始めていた。
ぽぽぽ隊は拠点に集まり、緊急会議を開いていた。
<メガネぽぽ人>
「気温の上昇が異常です...
まだ5月なのに....。
最高気温、48°を観測している地域もあります」
<ボスぽぽ人>
「……こりゃあ、偶然じゃねえな」
<ヒーローぽぽ人>
「また厄介なのが動き出したってわけか?」
重たい空気の中、黙っていたダークぽぽが、ふと口を開いた。
<ダークぽぽ人>
「……なあ
ひとつ、気になることがある」
全員の視線が、ダークに向く。
<ダークぽぽ人>
「昔……
筋肉ぽぽ人と戦った、あの遺跡」
<小ぽぽ人>
「あっ……!」
小ぽぽが思い出したように声を上げる。
<小ぽぽ人>
「確か……
太陽神が封印されてるって言われてた
クリスタルがあった場所だよね」
<大ぽぽ人>
「……!」
その瞬間、大ぽぽの胸に、嫌な予感が走った。
<ダークぽぽ人>
「もし、この異常な暑さが
“太陽”に関係しているとしたら……」
どんどん進んでいく話を、デビルぽぽが止めた。
デビルぽぽ人
「おいおい、ちょっと待て。
その筋肉ぽぽ人ってなんだ?
遺跡って?」
大ぽぽ人
「ああ、そういえばデビル師匠は知らないのか...
というか、みんなも筋肉ぽぽ人を知っているだけで、よくよく考えたら遺跡のことは知らないんだよね。
説明する」
そう言うと、大ぽぽはそのことについて話した。
昔、遺跡に行ったこと、そこで筋肉ぽぽ人というものと戦ったこと、その戦った場所には、太陽神が封印されているクリスタルがあったこと...
話を一通り聞き終えると、魔法使いぽぽ人が言った。
<魔法使いぽぽ人>
「……行ってみる価値はあるね」
結論は、すぐに出た。
ぽぽぽ隊は、かつての遺跡へ向かうことを決めた。
━━━━━━━━━━━━━━━
向かった先で見たのは――
砕け散った、封印の残骸。
<小ぽぽ人>
「……割れてる!」
警戒しながら、大ぽぽが言った。
<大ぽぽ人>
「……やっぱり、か」
そう言って、慎重にみんなで近づこうとした。
その瞬間。
空気が、熱を帯びた。
???
「……誰だ
お前らは」
低く、だが圧倒的な声。
一体、誰なのか?
ぽぽぽ隊の運命や、如何に........
━━━━━━━━━━━━━━━
次回
第42話 太陽の目覚め
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!
よければ感想やブックマーク、お願い致します!執筆の励みになります!
次回もお楽しみに!




