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非正規団員の小事件集  作者: ライトニング
5章 ペンギンアイスの兵器編
49/50

第4話 ペンギンアイスの兵器

 ◇


 友司がサイクロンプスと戦闘をしている頃。空子は地面に座って、ペンギンアイスの景品を組み立てている。


「難しいわね」


 説明書を見ながら作っても慣れていないので四苦八苦している。


「まるで拷問だ」


 十次郎達も協力したが、集中力がなくなって、あまり進まなかった。


「もう少し」


 説明書の細かいところが分からず、仲間達がなんとか組み立てたパーツをパズルのように組み合わせていく。


「違う」


 合うパーツと合わないパーツにいらついているが、完成が近い。


「できた!!」


 彼女は喜び、完成したものを両手の平にのせて立ちあがった。

 水飲み鳥のような首が長くて小さい青のペンギン人形で両足がスキー板になっている。


「では我の力を与える」


 コブラミアは人形に触れて古代兵器に与えた力を流した。しかし人形は動かない。


「おかしいな」


 同じ力を与えているのに動かないので困っており、力を流し続ける。


「古代兵器じゃなかったの!?」


 今までの苦労が無駄になったので空子は怒った。


「これは」


 コブラミアが残っているパーツを見つけた。


「これをつけて完成か」


 最後のパーツをつけていなかったので空子は笑った。パーツをつけて完成したが古代兵器でないと動かない。

 コブラミアが触れて力を流すと人形の両目が光って動き、両手の平から下りた。


「動いた!! 古代兵器だ!!」


 人形が生物のように動いたので空子達は喜んだ。


「主に見せてやろう。主のところへいくのだ」


 古代兵器は味方の命令に従うので力を与えたコブラミアを味方と判断し、フリッパーから風を噴射してスキー板の両足で滑り、友司のところへ向かう。


 ◇


 古代兵器完成後。


「くっ!!」


 友司はサイクロンプスに苦戦している。


「どうすれば勝てるんだ!?」


 槍をドラゴンの赤い鱗だらけの斧にして投げた。


『そんなもの!!』


 回転しているサイクロンプスは斧を弾いて突っ込む。回転攻撃が当たりそうになった時、古代兵器がやってきてサイクロンプスの尻を開かないクチバシで突いた。


『うわああああああ!!』


 自分の尻を突かれた感じになり、ベンジョゴールは立ちあがって驚き、もらしそうになった。

 尻を貫通し、回転装置が壊れて回転は止まり、友司は助かった。


「完成したのか!!」


 自由に動いている古代兵器を見て喜んだ。


「お前の名前はクチバードだ!!」


 名前がないと不便なので名前をつけた。


『小さいのは無視してガキからだ!!』


 ベンジョゴールはサイクロンプスを操作して少年から離れ、光線を発射しようとした。

 しかしクチバードが飛ぶように突っ込み、レンズを割ったので光線が出なかった。


『邪魔をするな!!』


 怒ってクチバードを攻撃するが、小さいので当たらない。弾かれた斧が飛んでサイクロンプスの背中にダメージを与えて友司の手に戻った。

 そしてクチバードは突っ込み、サイクロンプスの腹部をクチバシで突き、穴をあけた。


『なああああああ!!』


 自分の腹部に穴があいた感じになって叫んだ。


『おのれ!!』


 サイクロンプスの戦闘が無理になったのでベンジョゴールは撤退の操作をした。


「クチバードのおかげだ」


 サイクロンプスがいなくなり、肩にのったクチバードを見て笑った。

 友司は基地に戻り、仲間達に新しい仲間を紹介する。



















 クチバードの名前はクチバシと鳥です。

 「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「ストイックな二人の殴り愛」も連載中です。

 

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