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私、究極生命体⁉︎  作者: 石動昼間
第2章 学校と試合
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究極生命体と試合準備 1

 王立魔法学校との試合当日、私とダイアナは他の生徒とともに訓練場に集まっていた。

 なんでも、カナデさんが今日の試合についての説明を行うらしい。


 しかし、肝心のカナデさんが遅れているらしく、もう呼び出された時間からかなり経っていた。


「カナデさん、こんな時でもマイペースだなぁ…」


「でもあの人、人前で緊張するって言っていたじゃない。それで体調を崩しているのかもしれないわ」


 ダイアナは心配そうな様子でそう言った。


 相変わらず、ダイアナは優しい。

 さっきの会話で自分があったことを思い出し、少し恥ずかしくなるくらいだ。


「まあ、カナデさんならきっと大丈夫だよ。それより今は自分達の方を心配しなきゃ…」


「アルトは心配性ね。デスティも言っていたじゃない、今の私達なら大丈夫って」


 そんなことを話しているとようやくカナデさんが現れた。


 …何故か私達の目の前に。


「やっほー!アルトちゃんもダイアナちゃんも元気そうねー。2人とも、準備はオッケー?」


「か、カナデさん⁉︎ま、まあ準備はできてるけど…」


「そう、それは良かった!ダイアナちゃんは?」


「私もバッチリよ。それよりカナデさん、あそこには立たなくて大丈夫なの…?」


 ダイアナは本来カナデさんが立っているはずの台を指差す。


「ああ、だいじょぶだいじょぶ。今日はこの学校の代表、私じゃないから。ほら、出てきたよ」


 そう言われて、カナデさんが見ている方に顔を向けると、そこには数秒前まではなかった人影があった。


 そして、その人物は疲れ切った様子で話し始めた。


「………どうも、本日のみこの学校の代表を務める、デスティ・ルークシオンです」


「「で、デスティ⁉︎」」


 私とダイアナは驚いて声を出してしまった。


 続けてデスティが何か話しているようだったが、驚きのあまりよく聞き取れない。


「な、なんで…?」


「それは、あとで本人に聞きなよ。とりあえず今はデスティの言ってくれてること、聞かないと」


 カナデさんにそう言われて、私達は注意をデスティの話へと戻す。


「…そして今回の試合の形式ですが、それぞれの学校の代表選手5人による、勝ち抜き戦となりました」


「…細かいルール等の説明は試合会場にて行われます……では、最後に我が校の代表選手の選抜を行います」


 デスティそう言った瞬間、今まで少しざわめいていた周囲が一気にシーンと静まり返った。


 その直後、私達の周りにいた生徒たちがバタバタと倒れていく。


「なにこれ⁉︎どうなってるの⁉︎」


「みんな意識を失ってる…どうして⁉︎」


 私とダイアナが混乱しているとデスティが再び口を開いた。


「…はい、終わったよカナデさん。この5人なら大丈夫」


「オッケー、ありがとデスティ。それじゃ、交代ね」


 カナデさんはそう言うとデスティのいる場所へと飛んでいく。


 そして地面へ着地すると、カナデさんは話し始めた。


「はーい、おめでとうみんな、あなたたち5人が今日の試合の代表よ!」


 周りを見渡すと確かに私達とカナデさん達の他に3人の生徒が立っていた。

 しかしどの生徒も未だ状況がわかっていない様子だ。


「カナデさん、デスティ。一体何をしたの?これ…みんな大丈夫なんだよね?」


「…大丈夫。私がちょっと意識を失わせただけだから…」


「意識を失わせたって…何でそんなこと…」


「…言ったでしょ。代表5人の選抜。意識に干渉する能力をどんどん威力を上げながら5人になるまで発動していたの」


「それであなたたちが残ったってわけ。さ、ダイアナちゃん達と、他の子達、私についてきて。会場まで案内するわ」


 カナデさんがこちらに手招きしながらそう言うと、これも何かの能力なのだろう、体が自然と動き出しカナデさんの方へと進み始めた。

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