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私、究極生命体⁉︎  作者: 石動昼間
第2章 学校と試合
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究極生命体と練習 1

「おお!できた!できたよデスティ!」


 私は床から数センチ離れた自分の足を指差しながら、言った。


「…おめでとう。結構かかったね。」


 そう、私達が練習を始めてから実に2時間が経過していた。


「…ダイアナはまだ苦戦してるね。」


「そうだね…さっきからずっとあんなだもんね…」


 私とデスティが視線を向ける先には、顔を思い切り強張らせて、何とか能力を発動させようと奮闘するダイアナの姿があった。


「…頑張ってるようで悪いけど、一回休んだ方がいいかも。」


 その言葉は届いたようで、ダイアナは力を抜いた。


「そうね…このままやっていてもできる気がしないわ…」


「…もしかしたらダイアナには場所が悪かったかも。」


 そう言ってデスティはダイアナに話し始めた。


「…この部屋には石がないから…対象がはっきりイメージできるアルトと違ってイメージがしにくいのかも。」


「じゃあ、訓練場が空くまでは私は休むしかないわね。」


 2人はその結論で落ち着いたようだが、私は2人が1つのことを見落としていることに気づいた。


「いや、まず詠唱ありで小石を作って、それを見てイメージすればいいんじゃ…」


 それを聞くと2人はハッと気づいたような表情をした。


「…私は…はじめに教えるのが苦手って言ったでしょ…」


「わ、私も…全然気づいてなかったわ…」


 2人は少し顔を恥ずかしそうに下に向けながらそう言った。


「じ、じゃあやってみるわね。《小石生成》‼︎」


 ダイアナがそう唱えると、彼女の前に小石が1つ、小さな光とともに創り出された。


「よし!それで、これをイメージすればいいのね。」


 そう言うとダイアナは、余計なものをイメージしないためだろう、目を閉じて構えた。


 すると数秒後、彼女の前に再び同じような小石が創られた。


「や…やっとできたわ…」


 これまで2時間進展がなかった分の反動だろう、ダイアナは床に座り込んでしまった。


「…お疲れ様。訓練場が空くまでまだ30分くらいあるけど…」


「す、少し休ませて…」


 ダイアナはかなり本気の目でデスティに訴えかけている。


「…わかった。じゃあそれまでお茶でもしようか。」


 それを聞いたダイアナは今日一番、安心した顔をした。

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