↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
71/127

激突! パメラVS騎士団長

誤字報告受けて修正しました。

「お爺様、パメラはあんな長い武器を操れるんですか?」


パメラが手にした剣は2メートル近くあるように見えます。

本人よりも剣の方が長いなんて普通に考えれば到底扱える代物とは思えません。


「まぁ、見てのお楽しみというところじゃが・・・ふむ。

団長、お主はそのままで良いのか?」


お爺様に問われたら騎士団長は剣を振るパメラを見てから


「少々厳しそうですね。

おい、これ借りるぞ」


と未だ地面に倒れて寝そべっている副団長の木剣を取り二本の武器を構えます。


「うむ、順当なところじゃな。

それでは双方はじめ!!」


お爺様の合図で真っ先にパメラが駆けます。

力任せに叩きつけたような一撃を団長は二本の剣をクロスさせて防ぎました。

剣を弾かれた隙をつこうとして飛び込もうとした団長ですが、咄嗟に体を引きます。

そのギリギリ、手前の空間をパメラの長剣が切り裂いていました。

その後もパメラの攻撃は止まらず、両手の剣で上手く受け流したりかわしてりしていますが団長は防戦一方に見えます。

パメラの剣が振られる度に妹からは声援が飛んでおりますね。

彼女が関わるとポンコツになっている妹は放っておきましょう。


「お爺様、あれは何がどうなっていますの?」


「うむ、普通の試合では攻守というのは入れ替わるものなのだ。

攻撃して防御し、その防御によって生じた隙を突くことで攻守が入れ替わる。

それを繰り返してミスした時点で負けじゃな。

だがパメラは違う。

あやつはどのような体勢からでも次の攻撃に繋げることが出来る。

更に攻撃を受け止められたならば、その反動を利用してスピードを加速させ、かわされたならば円運動により勢いを殺さずに次の攻撃に繋げる。

一度でも守備に回れば立ち位置が入れ替わらないどころか、攻撃がどんどん加速していき最後には押し込まれるという寸法じゃよ」


お爺様の言葉にパメラを見ると確かに彼女の攻撃のスピードが増していることが分かります。

最初の方は何とか見えていた攻撃ですが、最早私には何をやっているのか分かりません。


「それではこの戦いはパメラの勝ちですわね!

すごいですわ、パメラ!!」


応援しながらも話は聞いていたらしいメリルが喜びの声をあげます。

しかし、お爺様はニヤリと笑い


「どうかな?ワシが手塩にかけて育てた騎士団長はそんなに甘くないぞ」


と言いました。

その時・・・


バキイイイイイイ!!


と大きな音が響き渡りました。


見るとパメラの木剣が折れています。

今は先程の木剣より短くなってしまいました。

その短くなった射程の分一気に距離を詰めた団長が片手でパメラの剣を止め、もう片方の手の剣を首元におきます。


「おお、負けた。団長はお爺ちゃん先生の次に強いね」


「木剣だから何とかなっただけだかね。

これが金属で作られた武器なら結果は変わっていたさ」


2人はお互いの検討を称えて握手しています。

妹は涙を流しながら拍手をしていますね。

まぁ、身内しかいないので問題はないでしょう。

私は気になったことをお爺様に尋ねます。


「お爺様、あれはどういうことなのでしょう?」


「なに、簡単な話じゃよ。

団長は攻撃で受け止める時、自分の剣を長剣の同じ箇所にぶつけ続けたんじゃ。

ただでさえパメラの膂力で振るわれて剣にガタがきておった所に、一点集中でダメージを与え続けた結果折れたということじゃな。

団長が言うように金属製の武器なら剣が折れる前に団長の体力が尽きておったじゃろ。

まぁ、その場合は別の手を考えておったと思が・・・なんにしてもそう簡単にクロード家騎士団最強の座に就くのは無理じゃな」


お爺様はそう言って立ち上がり訓練場に戻って行きました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。