モニカ 愛の筋肉祭 1
現在、私はクロード家に戻ってきております。
マルス様の体調は回復し、1人でも問題ないと判断した為です。
別れ際に「必ず立派な男になります」と仰っていたのでトレーニングを欠かさずに立派な筋肉をつけた男になってくれることでしょう。
そしていつもの平穏な毎日が戻ってきたわけですが、ある日お嬢様に呼び出されてしまいました。
果て?何か問題を起こした覚えはありませんが。
「モニカ、来てくれてありがとうございます。
実はこの度、大変厄介な話が舞い込んできました」
お嬢様は極めて冷静さを保ちながらも、言葉の端々に怒りが感じ取れます。
「一体何があったのでしょうか?」
「実は国王に謁見が帝国の使者から謁見があったのですが、その使者はこの本の著者を探しているそうなのです」
お嬢様はそう言っていくつかの本を私の前に起きました。
・・・それらは全て私が書いた本ですね。
「何でも帝国ではこの本が飛ぶように売れて貴族たちの愛読書となっているそうです。
そして、この本を読んだ貴族のお嬢様方は皆が、この本を書いた方が姉上になられたら良いのに・・・と、自身の両親や兄に溢すようになったそうです」
「それで使者私を探している・・・と。
本当に厄介な話ですね」
「ええ、全く。
国としても私としても貴女が帝国に行くことは損失だと考えています。
そこで断るための大義名分としては貴女が結婚しているのが一番なのですが・・・誰か良い関係の人はおりませんか?」
お嬢様に言われて私は考えますが全く思いつきませんね。
過去の男の事も全く気になりません。
「その様子ではいないのでしょうね。
好みのタイプはありますか?」
「やはり身体の美しい人が良いですね。
それと私はお嬢様の側を離れるつもりはありませんのでそこに理解のある方。
そして私がいま一番頭を悩ませている男性用のコースを受け持てる人でしょうか」
私は以前から考えていた理想の男性像をお嬢様にお伝えしました。
お嬢様は私の意見を聞き一つため息を吐きました。
「はぁ〜まぁ、分かっていたことではありますね。
それではいっそのこと好みの候補を集める企画をしましょう。
モニカには直接選んでもらうことにしましょう」
お嬢様がそう言われて1ヶ月経ちました。
行動力の塊であるお嬢様は話通りに私の婿を募集する場を作りました。
現在、クロード家の庭は全開放されており、人で溢れかえっております。
出店も出ており、さながらお祭り気分と言ったところでしょうか。
庭の中央には広いステージがあり、その周りに人が集まってきていた。
ステージの上には今回のイベントの企画が看板に書かれております。
『美の女神が欲しいか!?
第1回 美神争奪筋肉大会』




