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第19話

第48章


日々は森と山と静寂に包まれながら過ぎていった。計画通りに進み、人のいる場所や誰かと出会う可能性がある地域には近づかなかった。夕暮れが近づくと、彼がどこかで門を開けられる場所を見つけた。しかしもう狩りはしなかった。あの大地に残っていた魔獣は、すべて片付けていた……ほぼすべて。


「今夜からはお前が一人で渡れ」


野営に適した場所を見つけ、ザッシュがあとで火をつけるための枝を持って戻ってきたところだった。枝を置いて彼の方を向いた。


「残っているのはもう一区画だけだが、そこはわたしにはできない」


「神殿の近く」と彼女は頷いた。この瞬間が来ることはずっと前からわかっていた。「あなたの心臓があるところ」


「あそこにわたしはもう必要ない」


死影はただ自分の荷物を整理し続けた。ザッシュは、もう少し聞いておくべき時だと思った。


「その後は?」


彼は装備を扱いながら話し続けた。


「奴の城を攻める準備が整う。もし敵が勝てば、少なくとも故郷を解放した状態で死ねる」


何ひとつ気にしていない者が現実を評価するときの冷静さで、そう口にした。彼女は唇を結んだが、何も顔に出さなかった。


「計画があるなら詳細を教えてほしい」


死影は立ち上がり、冷たい目でこちらを見た。


「王を殺すだけでは足りない。奴がわたしの故郷を滅ぼしたように、わたしは奴の住処を跡形もなく消し去る。奴の城のことはわかっている。どうやるかも決まっている」


言葉に合わせて彼の眼差しが変わるのをザッシュは見た。戦いの前に現れる、あの止まらない捕食者の目になっていた。


「魔獣を全部片付けたら、お前は新たな血の契約を結ぶ。相手はわたしが持っているものより大きな爆裂瓶だ。お前のエネルギーと合わさることで、山一つを砕くほどの力になる。結ばれた絆によって、生き物に命令するように爆発を意のままに操れる。お前がその場所を壊す」


ザッシュは一瞬、驚きで口が開いた。


しかし驚いたのは、彼の計画のためではなかった。自分自身の計画のためだった。


ようやく、閃いた。


「城に入ればこちらの存在がわかる。わたしが王のところへ行く間、お前は父親を片付けろ。倒したらわたしを待たずにすぐ場所を破壊しろ。わたしが勝てば生き延びる方法を見つける。わたしが負けたとしても、お前の最優先事項は敵が魔石を手にする前に爆発を起こすことだ。これが聞きたかったことか」


「ええ」と彼女は言い、今しがた浮かんだ考えを必死に抑えながら現実に引き戻された。「ただ、もう一つわからないことがある」


息を吸い、考えを整理してから続けた。


「兵士たちが言っていた。父は他の上位魔族とは比べものにならないほど強いと」


「ああ。今の状態なら二人とも殺せる」


ザッシュは信じられないという様子で首を振った。


「でもそれなら、どうやって一人で父を倒せばいいの?それに、その王がさらに強いなら、あなたはどうやって勝てるの?あれほど上なら、どうやって勝てる?勝ち目はあるの?」


死影は無言で、微塵も動かずに彼女を見ていた。


「あの将軍は今存在する上位魔族の中で最も危険な存在だ。王は力だけは圧倒的だが、傲慢で愚かだ。わたしが潰す」


この人のことは十分わかっていた。先手を打っているはずだ。必ず計画がある。しかし、自分を言いくるめてこれ以上聞かせないためにそう言うだけのこともできる人だとも知っていた。


「どうするつもりなの?」


彼は瞬き一つほどの短い間、こちらを見た。ザッシュは自分の考えが完全に読まれたと確信した。それから一瞬だけ鞄を探り、小さな巻いた巻物を取り出した。以前見たものに似ていたが、こちらは深い赤色だった。


「これは唯一無二の品だ。記された言葉の魔法が、一時的にわたしを無敵にして敵の最初の一撃から守る。効果はほんの数瞬しか続かない。そのあとは完全に無防備になる。しかしそれで十分だ。王はずっと下の者たちに囲まれて生きてきた。疑いも恐れも知らない。殺す前に、その心を壊す」


死影はどこか遠くを見つめながら話し続け、感情の欠片も見せなかった。精密に計算された事実を淡々と述べているだけのように見えた。そして話を締めくくるように再び目を向けた。


「将軍の方がはるかに大きな問題になる。だがずっと前からその準備をしてきた。お前もずっと前から準備できている。その時が来れば、状況を超えて勝つ。質問がなければ装備を整えろ。仕事だ」



第49章


自分がどれほど先へ進んだか、今ならはっきりとわかった。死影がかつて一度も踏み込まなかった区画には魔獣が多く、驚くほど強く攻撃的だった。それでもザッシュは複数を相手に戦い、傷一つ負わずに全滅させることができた。魔族の力を完全に制御し、武器がそれを致死的で止まらない形で流してくれた。かつて師がその戦いから満身創痍で戻ってきたことが何度もあったが、今やその戦いは楽に感じた。師を超えていた。


二つの月が過ぎ、魔獣は尽きた。ザッシュは感覚を研ぎ澄ませて土地の隅々まで歩き回り、最後の一匹の痕跡も残っていないと確信してから、ようやくその言葉を口にした。


「あなたの故郷は、自由になった」


装備を地面に置いてから火のそばに座った。彼は夕食の入った器を差し出した。


「ありがとう。食べろ」


それ以上は何も言わなかった。しかしザッシュには確信があった。あの人が感情を少しでも表に出すことは絶対にない。それでも、こんなに長い年月の末にこの瞬間を迎えることが、自分の想像も及ばないほどの重さを彼にとって持っているということが、はっきりとわかった。



第50章


山は信じられないほど高かった。純粋な岩だけで、植物も何も見えなかった。土と石だけが続いていた。そうか、ここが魔族の大地なのか。


「目標は城だ」と死影が言った。「攻撃されたら戦う。しかし気づかれずに着けるなら、その方がいい。近くに魔族はいるか」


彼女は首を振った。二人は進み始めた。すべての終わりへ向けて。



荒れたその地を何日も歩き続けた。魔族の気配はなく、ザッシュの感覚も何も告げなかった。何もないのではと思い始めたそのとき、ついに遠くに巨大な城が見えた。


圧倒される光景だった。暗く壮大で、恐ろしさと同時に目が離せないものがあった。その巨大な建造物は、まるで陰鬱な鳥が巣の縁に止まるように山にしがみついていた。一つの街と変わらない大きさで、塔の先端が暗い空に突き刺さるようだった。魔王の城として、これ以外の姿はあり得なかった。



攻撃に気づかれないほど十分な距離を保ちながら、最後の野営をした。しかし攻略を始めれば素早く到達できる位置だった。死影が門を作り、渡る準備が整った。ザッシュは遠くの城を見た。


「あんな大きなものが、一つの爆裂瓶で崩れるとは信じがたい」


「契約を結べばお前のエネルギーを流して、比べものにならないほどの力になる」と彼は答えた。「それに爆発を操ることもできる。全方向に広がらせるのではなく、一枚の斜めの面に集中させれば、上のものが自重で外へ滑り落ちる。山ごと断ち切る。何も残さない」


ザッシュはその言葉を冷静な目のまま言う様子を見て、圧倒された。本当に、と思った、あの人の故郷を滅ぼした者たちは、間違った敵を選んだ。彼はさっと渡り、彼女も後に続いた。


海の近くに来ることは何度もあったが、いつも同じように心を動かされた。果てしない視界、空気の感触、波の音……そして何より、あの独特で強い匂い。向こう側へ渡ったとき、ザッシュは少しの間立ち止まって、その空気に全身を浸した。それから仲間の後を追って廃墟へ向かった。


「お前が容器を、わたしが混合液を取ってくる。一番大きな対のものを選べ」


ザッシュは箱のところへ行って開けた。道具や装備を取りに廃墟へは何度も来ていたが、あの時以来、聖なる武器の間には一度も入っていなかった。すでに二つの相棒がいて、変える理由はなかった。しかし一瞬、他の武器たちがずっとここで持ち手を待ち続けるのかと思うと、少し惜しいような気がした。いつかは。


しかし今はもっと大事なことがあった。自分自身の計画のことだ。すべてはそれにかかっていた。箱はとても大きく、あらゆる種類の容器が入っていた。一番多いのは死影が戦闘装備に使うものと同じ小さな瓶で、他にも素材も大きさも様々なものがあった。目当てのものを選び、混合液の方を手伝いに行った。


錬金術の専門家ではなかったが、必要なことはすべて知っていた。あの爆裂瓶がどれほど危険かも、よくわかっていた。液体を分けた状態でも、準備が完璧でなかったり、タイミングが少しでもずれれば小さな爆発が起きかねない。容器が割れて中身が混ざれば、周囲のすべてを破壊し、どんな場所でも地獄に変えた。


「震えている」と彼が言った。「できないなら離れろ、あとはわたしがやる」


二人は背中合わせで、それぞれ分かれた側の作業をしていた。彼女は声に少し驚いた。


「いい。大丈夫」


ザッシュは歯を食いしばり、深く息を吸い、神経を制御するために必要な集中力を自分の中に押し込んだ。失敗できなかった。



すべての準備が整った。二つの容器を紐で結んで持っていると、彼が短剣を渡してくれた。門の向こうには神殿のある岩場が見えた。


「先に行って儀式の準備をしろ。わたしがそちらへ向かう。わたしの分が終わったら離れる。お前はそのまま契約が結ばれるまでそこにいろ。こちら側で待っている」


「わかった」


ザッシュはそうして、渡って素早く進んだ。振り返りたくなかった。彼のいつもの冷たい無表情な目には慣れていた。ときに見せる捕食者の目は怖かった……しかし苦しむときの彼の表情は、どうしても耐えられなかった。数歩進んだところで、もう音が聞こえてきた。彼が近づくにつれてどんどん大きくなっていった。


着いたとき、爆裂瓶を祭壇の上に置いて、しばらく唇を固く結んだまま大きな赤い岩を見つめた。あの奥深くに封じられた、必死に主を呼んで打ち続けているものが、雷鳴のように響いていた。ザッシュは怖かったが、自分に落ち着くよう言い聞かせた。もうすぐだ。集中して計画通りに進まなければならない。


死影の姿が、重そうな動きで現れた。祭壇まで辛うじて進み、着くと唇を動かして儀式を始めた。すべては一度目と同じだった。巻物を取り出して石の上に広げ手を置くと、手が燃えた。儀式の一部だとわかっていても、ザッシュをまた緊張させた。祭壇が光り、彼は苦しみを乗り越えて目を合わせた。それから向き直り、離れていった。今度は彼女の番だった。


そして彼が去っていく姿を見ながら、ザッシュは震える手で衣の中から自分の血を取るための短剣を取り出した……そしてもう一つのものも。あの紐で結んだ小さな瓶二本を手に持ち、それも祭壇の上に置いた。歯を食いしばった。この世界で唯一大切な人への裏切りを、今まさに犯そうとしていた。



第51章


攻略が始まった。言葉は不要だった。


ザッシュは仲間の隣を歩きながら、前方に戦の匂いを全身で感じていた。半ば戦場そのものに溶け込んでいた。武器と一体となり、戦場の地形と一体となり、待ち受ける敵と一体となっていた。自分の一歩一歩が山々に反響するのを感じた。殺すか、死ぬか。すべてがここで終わる。


城の巨大な入口に着いた。衛兵も誰もいなかった。あるのはあの巨大な木と金属の扉だけ。何者も、何ものも通すまいと作られた扉だった。


爆発が入口と隣接する石壁の一部を吹き飛ばした。岩が四方に飛び転がり、木片、金属、混乱が広がった。見つからないよう隙間を探して忍び込むこともできた。しかし二人は隠れに来たのではなかった。ザッシュにはまだ近くに魔族の気配はなかった。必要なかった。これだけ長い時間待ち続けていた敵が、そこにいることはわかっていた。


大広間を抜け、地下へ続く道を探し始めた。そう時間もかからずに見つかった。途中で兵士とも誰とも鉢合わせることなく降りていった。


松明に火をつけて、使用人部屋、武器庫、地下牢、拷問室を通り抜けながら階層を降りた。最下層にたどり着いたとき、そこでザッシュは爆裂瓶を置いた。死影が見た。彼女は頷いた。準備はできていた。自分の最も深いところと繋がっているのを感じていた。好きなときに、どこにいても爆発させることができる。自分の体の筋肉を動かすのと同じくらい簡単に。自分のエネルギーを流してその力を何倍にも増幅させることができ、時が来れば自分の視線を向けるのと同じ精度で爆発を操ることができる。あの武器は自分の一部だった。自分そのものだった。


そのとき、感じた。


「来る。父だ」


それ以上は何も言わず、そこから離れて戦場へと向かった。



武器の間は広大で、高い丸天井がさらに広い空間に見せていた。上に続く石の階段のほか、中央に大きな戦闘区画があり、その周囲にあらゆる種類の戦闘装備、袋、鎧、無数のものが置かれていた。申し分のない場所だった。壁と柱のいくつかに松明を灯し、中央に並んで立ち、待った。



第52章


父が階段の上に現れた。周囲の闇の中に浮かぶ、白く銀の影だった。数歩進んで止まった。


死影がこちらを見た。いつものように、冷たく無表情な目だった。しかしザッシュには、言葉なく語りかけているとわかった。彼女は頷き、彼は歩き始めた。


階段まで来て、登り始めた。足音の反響だけが、張り詰めた静寂を破った。父は動かなかった。しかしザッシュには彼の内側がわかった。ゆっくりと登ってくる男を見ながら……迷っていた。


迷っていた。


死影はあの将軍が自分たちよりはるかに強いと言っていた。難なく二人とも殺せると。今この瞬間、高所という優位がある。ただ攻撃を仕掛けるだけで、容易に勝てる。それなのに、迷っていた。


あのとき不思議に思った言葉が、突然わかった。「ずっと前からその準備をしてきた」。どうやって成し遂げたかはわからなかった。しかし今、その結果が目の前にあった。死影は一段、また一段と、完全な静けさの中で登り続けた。一歩ごとに岩に音が叩きつけられるように響き、将軍は動かなかった。


「お前もずっと前から準備できている」とも言っていた。ザッシュは彼を盲目的に信じていた。父はこの世に存在する最も危険な上位魔族で、自分よりはるかに強かった。それでも勝つ。どんな手を使っても。勝たなければならなかった。


死影が階段の上まで来た。将軍から押し寄せる感覚をザッシュは感じた。不安、怒り、軽蔑、抑えられた憤怒——あのただの人間が、振り向きもせずに横を通り過ぎ、扉を抜けてさらに上へと向かっていったとき。


屈辱の感覚を感じた。苛立ちと憎しみを感じた。そして父がついにこちらを直接見たとき、彼女を傷つけることで晴らそうとする決意を感じた。ただ殺すだけでは足りないから。何をしても足りないから。ゆっくりと降りてきた。燃えるような目の奥に封じられた圧倒的な力を感じながら、ザッシュは歯を食いしばった。



◆◆◆



最後までお読みいただき、ありがとうございます。この物語の多くの糸が収束する瞬間が近づいています。ザッシュの成長と、父親だけが与えられるその最後の教え。自分の国を滅ぼし、家族を奪った魔王に対する死影の復讐。そして最も強力な二人の上位魔族との決戦。終わりが近づいています。


ここで、この小説を超えて、書き手として私が人生全般について大切にしていることを共有させてください。


勝者とは何でしょうか。私の考えでは、勝者とは成功を手にした者ではありません。結果は運や他者の行動など、自分にはコントロールできない要素に左右されます。勝者を定義するのは、自分自身にかかっていることです。正しいと信じることをする、全力を尽くす、決して諦めない。本当の勝利とは、自分の限界を打ち破ることで自分自身に打ち勝つことです。


ザッシュと死影はまさにそれをしてきました。正しい選択をし、全力を尽くし、苦しみや逆境の前で決して諦めませんでした。私の目には、二人はすでに勝者です。

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