表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第三章
PR
88/108

二十歳の誕生日

 十二月中旬、私の誕生日。

 今でこそ、二十歳なんてまだまだ子供と思うけど、当時の自分からしたら、一気に老けたというか、大人を通り越してオバサンになったような気がしていた。


 これでようやく、“大人の仲間入り”!


 でも、誕生日を迎えたから何か特別な変化があるわけでもなく、友達からプレゼントを貰って、それ以外は普段通りすぎる生活。

 二十歳になったからって、井沢さんに期待はしていないけど、今年も、昨年のように「おめでとう」と、お祝いのひと言をもらえた。


 しかし、彼は私が“二十歳”になったとは気付いていなくて、周囲の人の


「椎名ちゃんも、もうハタチか!」


 という声に、驚いた様子だった。

 今まで、私はいくつだと思われていたんだろう。そんなに子供っぽかったのかしら?


「へー。お前、二十歳なのか」


 感心したように言う、井沢さん。

 私が二十歳ということは、井沢さんは二十六歳? なんか、遠いな。


 そういえば最近、仕事以外で “椎名ちゃん” とは、呼ばれていない。

 前は、“お前”と呼ばれて嬉しかったのに、慣れてしまうと、そうでもなくなる。嬉しいことに違いないけど、たまには普通に呼んでほしい。……なんて、贅沢なことを言ったらダメだよね。



 街は、クリスマスムード一色。

 淳ちゃんの幸せ話を聞いて楽しい気持ちを分けてもらう私に、この後、想像もしないことが舞い込んでくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ