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逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第三章
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仲良し……?

 周囲をヤキモキさせて、揚句には「なんか腹立つ!」とまで言われてしまった、井沢さん。


 そんなことは仕事では関係がないから、何でもない顔でいつものように、机とコンピュータールームを行き来していた。


 何かの用で、井沢さんが私に話に来たとき、近くには木村ちゃんがいた。

 あのイライラ会議……ではなく、お喋りの席にいなかった木村ちゃんなのに、「井沢さんと椎名ちゃんて、仲良しだもんね。うふふ」満面の笑みで、ボソっと爆弾を投下して去っていく!


 振り返りながら、ウフフと微笑む木村ちゃん。


 ポカーン……

 突然すぎて、状況が呑み込めない。井沢さんも同じ様子で、木村ちゃんと私を交互に見ている。


「どうしたんだ? 木村ちゃん」

「さ……さあ?」


 まさか、木村ちゃんが冷やかしてくるとは! 完全に油断していた。


“お願いだから、いきなり変なこと言わないでー!”……と、後に彼女へ懇願したのは言うまでもない。


 今日も、穏やかな時間が過ぎていく。

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