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逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第二章
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問題作のドラマ

【悪魔のKISS】 というドラマをご存じでしょうか?


 1993年夏にスタートしたドラマで、新人女優だった常盤貴子さんの、体当たりといえる迫真の演技と、センセーショナルな題材が話題を呼びました。


 数々のドラマが再放送や、DVD化をしている中で、この作品だけはその一切を拒否しています。

 版権諸々で、常盤さんの所属事務所が抑えているという説もあります。


 このドラマを私は、第一話から全話、食い入るように、毎週欠かさずに見ていた。

 放送がスタートされる以前の、番宣の時点で、私は見ると決めていた。


 時を同じくして、私は宗教の渦にいた……。

 共感を覚えたのと同時に、私“そのもの”の、ドラマのような気がしたから。


 役の中での佐渡さわたりさんが井沢さんで、幸子さちこは私。


 細かな設定は違うけれど、宗教の絡みが、見れば見るほど良く似ていて“ モデルは私!? ”そんな錯覚を覚えるほどだった。


 録画をしなかったことを、今、すごく後悔中。


【佐渡さん、私の神様になってください。】――そういうセリフがある。


 ああ、痛いほどに解る。


 井沢さん、私の神様になってください。

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