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逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第二章
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会合

 名ばかりの入信をして、どれくらい経ったのか。

 あの即日入信から割と早い段階で、女性だけで構成される、グループのひとつに入れられていた。


 最初は井沢さんが引き合わせてくれたけど、それ以降はノータッチ。

 私が所属することになったグループの、トップだという女性が、私の前に現れた。


 彼女の名は、成田さんといった。

 井沢さんよりも何歳か年上のよう。成田さんは普段、美容師の仕事をしていると言っていた。


 みんな、普通の日常生活を送っているんだなーって、当たり前のことを思い浮かべてしまう。

 教会に来てしまうと全てが異世界だから、個々が普通の人間で、普通の生活を営んでいるなんて、想像すらつかない。


 だから、変かもしれないけれど、当たり前のことにも感心してしまう自分がいた。


「椎名さん。今度の日曜の会合、絶対に来てね」


 また日曜日の誘い。

 毎週、ずっとこればっかり。



 井沢さんの姿が見れるわけでもないし……偶然に会えたとしても、会社でのように馴れ馴れしくは出来ない。


 初めは渋々だったし、気のりもしなかった。

 でも、休みにも彼に会えると思ったから、近づけると思ったから。そんなささやかな想いがあったから、入信したのに。


 私の心の底には、小さな不満が溜まっていった。

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