表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第二章
PR
25/108

後悔

 穏やかな日が続いていた。


 噂のことも、私なりに考えた。

 友達は相変わらず心配そうだったけど、気持ちを察して見守ってくれる。

 本当にありがたい存在だと思った。

 今、どれだけ考えても、答えは出ないのだから、なるようになるのを待つしかない。


 井沢さんから直接何かを聞いたのではないから、何も言えない。


 だから、このまま好きでいようと思った。

 自分の気持ちに素直でいよう、って。



 井沢さんは、残業を嫌がった。


 大事な仕事を残してとか、放ってとかはなかったけど、思い返してみれば、他の営業さんの誰よりも早く帰っていた。


 帰りに会うことが多かったのは、急いで教会(あえてそう呼びます)に行きたかったからなんだ。



 この日の彼は、歩き。

 肩を並べて、駅までの一本道を歩いた。

 歩幅を合わせてくれるから、ゆっくり歩ける。


 なんでだろう?

 私、なんで言っちゃったんだろう。


「 井 沢 さ ん が 、 好 き な の 」


 まだ、言うつもりのなかった言葉。

 場所やタイミングなんて考えずに、つい口にしてしまった。


 気持ちが溢れてしまった。


「 ――――え? 」


 言葉が理解出来ていないような、驚いたような……

 そんな表情で、井沢さんは振り向いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ