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逢瀬は、プラットホームで。  作者: 椎名美雪
第一章
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ライバル、その後

 井沢さんの誕生日の日、長尾さんは、果敢にもプレゼント&告白を実行に移していたと、井沢さんから聞いた時、物凄く驚いた。

 失礼な言い方だけど、そんなに積極的な人だとは思わなかった。


 やっぱり、社会に出て間もないということもあるから、私の頭の中はまだ「お子様」のままなんだ。

 なんて言ったらいいのか……子供が大人に告白する勇気、そうそうないよ?


 自分が出来ないから、相手(長尾さん)も出来ないだろうなんて、変に自分基準で考えていた。


 長尾さん、私よりも年上だし、大人なのに。

 私という枠に当てはめてた。


 ああ、なんて失礼な私。



 その告白の結果は、井沢さん、断ったのだそう。

 彼から報告を受け、何故私に話すの? と、首を傾げる。


 もし、井沢さんと長尾さんが付き合ったとしたら、私、どうなっていたのかな。

 すごく後悔したのかな。告白しなかったことを。


 で、さらにその後。

 長尾さんは、翌年1993年のバレンタインには、専務に本命チョコを渡していた!

 オジサンだけど独身だし、いいんだけど。


 ひょっとして、長尾さんて、面食い?

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