表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
3章 冒険者と転生者と
74/269

ヒイロ 国家会議に出席する

翌朝、早く起床した 隣には裸のクリスが寝ている 昨日は久しぶりだったから熱い夜を過ごした クリスを起こさないようにベッドから抜け出し着替えてからサンディア王国の屋敷へ 公王陛下とカレンさんの朝食を作らねばならない


「ここはホットドッグだな、昨日のウインナーが残っているし」


目覚めの1杯、ドリップコーヒーを飲んでいる コーヒー豆はペック獣王国で手に入るのだ レディは神様だな コーヒーの香りに誘われた者が現れた


「ヒイロくん、おはよう 快適に眠れたよ」

「おはようございます お義父さん」

「香ばしい香りなのだが」

「これはコーヒーという飲み物でお茶と違い苦味が強いんですよ」

「1杯、もらえるかな」

「少々お待ちを」


コーヒーカップにコーヒーを注いで提供する。公王陛下は匂いを嗅ぎながら一口飲んだ まさに通の飲み方だ


「程良い苦味が眠気に効く、深みがある味わいだ ヒイロくん コーヒーを欲しいのだが」

「会議後にライオネルと相談して見てはいかがでしょうか 獣王国との取り引きがこれから出来るようになれば両国で利益が出ると思いますが」

「ヒイロくん、私の次やらないか」

「やりませんよ ロイに任せますよ」


カレンさんも起きてきたようだ


「ヒイロさん、私にもお父様と同じ物をくださいな」

「かしこまりました」


コーヒーカップにコーヒーを注ぎ、牛乳と角砂糖を別で用意する


「いい香りですが真っ黒ですわ」

「眠気覚ましにいいですよ、苦いのが苦手なら砂糖と牛乳を用意しましたので試してみては」


カレンさんはコーヒーを1口飲み、とても苦そうな顔をしている 砂糖と牛乳を足してから1口


「苦味が抑えられとてもまろやかな味わいになりました、砂糖のおかげで甘味もいい具合で美味しいです」


味の評価がプロだよな 味覚はいい人なんだろうな


「朝食の準備をしてきますね」


キッチンに行き、コッペパンを焼きながら、フライパンでウインナーを焼く、キャベツを千切りにし焼き上がったコッペパンに切り込みを入れキャベツを敷く 上に焼いたウインナーを乗せケチャップはないがトマトソースとマスタードを掛けて完成だ


「朝食です」

「ほう、パンを切りキャベツとウインナーを挟んでいるのだな」

「屋台で売れそうな簡単な料理ですよ」


公王陛下とカレンさんは何も言わずにひたすら食べている


「とても美味しいかったです このレベルの食べ物が屋台で並ぶならぜひ買いに行きたいですわ」

「問題はコストだな、豚の腸は捨てられるからな 需要性が増えるな」


パンは1個銅貨2枚だからな、後はウインナーのコストとキャベツとトマトソース、マスタードか 利益を考えると銀貨1枚に抑えれたらいいのだが ヴェント商店で料理屋か屋台でも開くか それならもっと安くできるかもしれないな


「難しいですね」


転移門から誰かが転移してくるのを感じた


「ヒイロ様、黙って出ていかれて怒ってますよ」

「ヒイロ、そろそろ向かおうか」


クリスとライオネルが転移して来た、ロイはルビーやドランたちが見てくれているらしい


「クリス、ごめん 可愛い寝顔が見れて俺は幸せだよ」

「もう、怒れないじゃないですか」


朝からのイチャイチャだ


「若いな」

「あと10年若ければ」

「早く旦那様を見つけねばなりませんね」


外野の3人も色々とあるようだ


「クリスも来るの?」

「私はお見送りですよ」


屋敷の外にある馬車に乗り込み出発する 屋敷の外でクリスは手を振っているから振り返した


「御者がいないのだが」

「馬じゃないぞ」

「ヒイロくん、何を走らせているんだ」

「馬に擬態したスライムですよ 街の掃除をしながら走るので彼らの食費も浮いています」

「スライム、スライムなのか」

「スライムの有効活用か 公国でも採用の価値がありそうだ」


公王陛下もライオネルも驚きと興奮している 馬車は城へ着いた。

俺が先に降り、ライオネル、公王陛下、最後にカレンさんをエスコートする


「ありがとう」 

「どういたしまして」


城からはログルス宰相がメイドを率いて現れた


「ヒイロ殿、ここまでありがとうございます」

「元は私が女王陛下に進言したことが始まりなので最後まで役目を果たしますよ」

「私は宰相のログルスと言います 以後お見知りおきを」

「ログルス宰相、スティンは元気か」

「はい、それと妊娠したことが発覚いたしました」

「それは大変めでたいな」

「ありがとうございます 公王陛下」

「カレンシアにもいい相手を早く見つけてもらいたい」

「頑張りますわ」

「そちらはペック獣王国のライオネル獣王陛下ですね」

「うむ、俺を見て怖がらないのは肝が据わっているな」

「ありがとうございます。それでは会議室へ移動しましょう」


ログルスを先頭に会議室へ向かう 会議室の中にはエミルがすでにスタンバっている


「これはみなさん、ようこそお越しくださいました。」


軽い挨拶をしてから席へ付く、サンディア王国からはエミルとログルス エレジア公国からは公国陛下とカレンさん ペック獣王国からはライオネル 俺は話を回す役だそうだ パレツント王国は現在不穏な噂が多いため、呼んでいないらしい 俺も会ったことはない


「第1回国家会議を始めます。最初の議題は帝国の領地をどうするか」

「賠償請求するにも皇帝がいないから無理なのでは」

「どこかの名誉騎士伯が帝国を滅ぼしたからよ」


おい、俺が悪いことになってるだろ もとはマリンが言い出したことなんだが


「奴隷になった者たちは故郷に帰るかヒイロの所にいるのだろ」

「いるぞ、自由に暮らしているぞ 今の帝国の領地は生き残った皇子、皇女が醜い争いをしているらしいが」

「ヒイロはその争いに介入して叩き潰してちょうだい あそこの領土は他国に囲まれているから貿易都市としてはとてもいいのよ」

「中立を保ったどこの国にも属さない貿易都市にするのがいいと思うが」

「ライオネル殿の意見には賛成だな」

「出資してもお釣りが来るわね」


話はまとまった、帝都は中立の貿易都市として生まれ変わる予定だ まともな皇子か皇女がいれば丸投げ出来るな


「次の議題は・・・・・・正気かよ 今後の会議は月に1度、ヒイロの島でおこなう。 こんなの議題にするのか 女王陛下」

「たまには出かけたいのよ 城の中だけじゃ息が詰まるもの」

「俺は賛成だ、あそこには風呂があるからな」


風呂好きライオンめ


「ヒイロくんの島を見てみたいな クリスティーナがどのような環境で暮らしているか見ないと」


公王陛下まで カレンさんを見ると笑顔でサムズアップこれ確定なやつ


「全員賛成ってことで」

「会議用の建物を作っておくよ」


会議は続き、ペック獣王国とサンディア王国、エレジア公国は3国同盟をし、お互いの国の商人の往来が可能となった 傭兵 冒険者の往来も可能だが犯罪を犯したときはその国の法律で裁かれるなど、色々だ


「でヒイロ、城の中に転移門を作って欲しいのよ」

「各国のヴェント商店から島への転移を出来るようにしてあるぞ ヴェント商店の裏口は王族も通れるようにしている」

「目立たないか?」

「それは変装して向かえばいいのでは」 

「確かに小さい時に変装して城を抜け出した覚えがあるな、父上に怒られたけど」

「お父様がそんなことを」

「クリスティーナはよくやっていたよ」


初めて知ったな、今度聞いて見るか


「俺もやったことはある。自警団の手伝いだったがな いい思い出だ」


次の会議からは変装してヴェント商店から島へ転移することになった 次の会議はエレジア公国で行われる婚活パーティーの次の日になった


「有意義な会議だったな」

「俺、必要だったか」

「ヒイロがいなければこんなことは起きていなかったぞ 獣王国は人族の国を侵略する準備を行っていたのだ」


マジかよ


「3ヶ国の王と仲のいい人間なんてヒイロくんだけなんだし」

「名誉騎士伯にしてあげた私に感謝しなさい」


国家会議は終了した、転移魔法でそれぞれの国へ送り届けた


「帰るぞ」 

「お疲れ~」


城の外に出てから馬車に乗り屋敷へ帰った 長い1日だったな

















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ