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転生者ヒイロのゆるゆる大冒険  作者: 絶侶
3章 冒険者と転生者と
73/269

ヒイロ 国家会議前日におもてなしをする

色々あって数日後、国家会議の前日 俺とクリスはエレジア公国に来ていた 理由はロイのお披露目だな


「すごい見られてるな」

「ベビーカーが珍しいのですよ」


多分、クリスがロイを連れていることなんだと思う


「クリスティーナ様、おめでとうございます。」

「クリスティーナ王女様」


歩いていると街中から祝福の言葉が聞こえる クリスは笑顔で手を振り答えている オリンピックが終わってパレードをする日本選手団かな あれの金ってどっか出てるのだろうか 血税だったら許せないよな

城へ辿り着き、謁見の間まで通される


「クリスティーナ、久しいな」

「父上もおかわりがないようで」

「ヒイロくんも」

「はい」

「父上、こちらは長男のロイです」


ロイはベビーカーの中で眠っている 将来大物になりそうだな


「ほう、どれどれ」


公王陛下は玉座から立ち上がり、ベビーカーの方へ 寝ているロイを見ている すっかり孫好きのおじいちゃんだな


「それにしてもヒイロくん、産まれるのが早すぎるのではないか」

「それは成長促進っていうスキルがありまして、お腹の子の成長にも効果があります」

「それはすごいな」

「父上、跡継ぎで困らないようにしますわ」

「クリスティーナ、ヒイロくん、期待しているぞ」


半年間はクリスに冒険者として活躍してもらってまた子作りに入ろうと予定しているのだがな


「陛下、明日の国家会議なのですが」

「サンディア王国でやるのだろう」

「はい、俺の転移魔法でサンディア王国の王都にある屋敷へ行くのはいかがでしょうか」


提案はクリスなんだけどね


「それではすぐに参ろうか」

「お付きの方はどうしますか」

「ではカレンシアを呼んで参れ」

「は」


近くにいた初老のおじさんが走って出ていった


「クリス、カレンシアって」

「私の姉です。第一公女ですわ」


謁見の間に入って来たのは長い赤い髪をした綺麗な女性だ、背はクリスよりも高い 年齢は20歳前後だろう


「公王陛下、参上いたしました。」

「カレンシア、今からサンディア王国に私と来てもらう」

「かしこまりました」


カレンシアはクリスの方を見る


「お久しぶりですね。クリスティーナ」

「カレンシアお姉様もお元気そうで」

「初めまして、サンディア王国名誉騎士伯のヒイロと申します。」

「噂だけは聞いております。クリスティーナはいい殿方と出会えましたね」

「はい、それにこの子もいます 息子のロイです。」

「クリスティーナ、おめでとうございます。エレジア公国の将来は安泰ですね」


転移魔法で門を作る


「この門を通ればサンディア王国の屋敷です。帰りも同様に送りますので」


公王陛下から順番に門を通って行き、俺は1番最後に通る


「父上、お姉様、ここはサンディア王国の屋敷になります。使用人は他にいませんのですみません」

「それにしてはよく手入れされていると思うが」

「それはこの屋敷が魔道具化してるからですわ、外からの攻撃でもびくともしないようにしております。」


うちのレディさんに任せると最高スペックになるからな


「公王陛下、カレンシア様もお出かけになるときはこれを身に着けてもらいます」

「ヒイロくんこれは」

「そのブレスレットには認識阻害機能と居場所がわかるようになっています 誘拐されても見つけることが可能になります」

「屋敷から出るつもりはないのだが」 

「サンディア王国のヴェント商店はこの屋敷の隣ですよ」

「カレンシア、私は出かけるぞ」

「お父様、私も出かけますわ」


2人は仲良く屋敷を出て、ヴェント商店へ向かった


「クリス、夕食はどうすればいいと思う?」

「ヒイロ様が作った方がいいのでは?」

「クリス、アリアとアヤメを呼んで来てくれる?」

「呼んで来ますね」


クリスが転移部屋へ向かった後にロイは目を覚ました


「おはよう、ロイ」


まだ喋らないよな、ロイとにらめっこをして時間潰していた 笑うとクリスに似ているな


「ヒイロさん、来ました。」

「主君、参上しました。」

「2人には公王陛下とカレンシア様を持て成すために夕食作りを手伝って欲しい クリスとロイは待っている間の接待をお願い」


転移部屋から誰かが転移してきた。ドランたちか?転移部屋に向かうと


「ヒイロ、明日が待ち遠しくてな」


獣王ライオネルが肩にペンタを乗せてやって来た


「ペンペン」

「道案内した。すごいだろってペンタは賢いな」

「ペン」

「ヒイロ、話せるのか」

「一応」


ライオネルを連れてリビングに戻る


「ヒイロ様、ライオネル様がなぜここに」

「待ち遠しくて来たらしい」

「ライオネル様、公王陛下とカレンシア第一公女が来ています」

「そうなのか、奥方 俺も同席してよろしいか」

「いいと思いますわ。」

「かたじけない」


3人で夕食の打ち合わせ、クリスはヴェント商店へ向かい色々と公王陛下とカレンシア公女に説明 ライオネルはロイと遊んでくれている


「ヒノモトの料理を味わってもらいましょうか」

「それもいいが今日は寒くないか」

「確か朝から冷えていましたね」

「アヤメ、おでんを作れるか」

「寒い日にはおでんか鍋ですね さすがです主君」

「熱燗も用意するか」

「ヒイロさん、それはやめておいた方が明日は大事な会議なんですから」

「そうだよな さっそく取り掛かろう」


3人で手際よく流れ作業をこなしおでんの具材の準備は出来た あとは鍋で煮込むだけ おでんは時間が掛かるだろうってレディ製の鍋で完成せ


「アヤメはおでんの具材で好きなのはあるか」

「私は卵ですね 主君は」

「俺は大根だな 餅巾着と牛すじも悪くないが」

「主君、餅巾着と牛すじなんてありませんが」

「油揚げの中に餅が入っているんだよ 牛すじはすじ肉を串に刺してあるんだ、トロトロで美味いぞ」


やべー食べたくなってきた


「レディ、油揚げと餅 牛すじ 豚の腸の肉詰めを用意してくれ」

「マスター、いきなりですね 用意しましょう」

「ヒイロさん、豚の腸の肉詰めってなんですか」

「そのままだよ、油で上げてもいいしおでんに入れてもいい、コッペパンに挟んでホットドッグでもポトフのベーコンの変わりにしてもいいぞ」

「万能じゃないですか」

「ウインナーは万能だよ 問題は形なんだけど」


レディの小機がやって来た


「マスター、用意しました。」

「ありがとう レディ」

「アヤメ、油揚げをお湯にかけてから中に餅を入れるんだ、アリアはすじ肉を切って串に刺していく ウインナーは3本は試食であとは鍋の中だな」


俺はフライパンに油を入れて熱し、ウインナーを入れて炒めるすぐに完成 アリアの作業を手伝う


「あとは煮込むだけだから 試食しようか」

「主君、これは」

「ヒイロさんのよりも小さいですね」

「形はあれだけど美味しいぞ 噛むんだぞ」


人かじり、口の中に肉汁が溢れ出てとても美味い


「とても美味しいですね」

「久しぶりにヒイロさんのも食べたくなりました」

「アリア、産んでからね」


今夜はクリスを抱くか

玄関から音がする クリスが帰って来たのだろう


「ヒイロ様、ただいま帰りましたわ」

「おかえり、公王陛下とカレンシア様は」

「父上はリビングでライオネル様とお話しております お姉様はペンタに癒やされています」

「ペンタはモフモフだからね ルビーは」

「ロイのベビーカーに隠れていますよ」

「全然気づかなかったよ」


夕食は完成した


「ヒイロくんこれは」

「ヒノモトのおでんという料理です。寒い日に食べる料理ですよ ライオネルは猫舌だから冷ましてから食べた方がいいぞ」

「そうしよう」


猫舌は当たっていたのか ライオンも猫科だからな


「お出汁が具に染み込んでいてとても美味しいですわ 特に大根がとても美味しいわ」


カレンシア様はとても饒舌だ


「お姉様は食べ物に対してはとても饒舌になるのですよ」

「主君、餅巾着とても美味しいですね 中のもちにも染み込んでいます」

「ヒイロ様、これは」

「それはウインナーとかソーセージって言われている肉の詰め物なんだよ 噛むと中から肉汁が出てくるからね」

「ヒイロ、これはなんだ」

「それは牛すじだな 牛肉のすじ肉を炊いているからトロトロだぞ」

「うむ・・・・・ん・・・・・んーーー 歯ごたえがないのだが」

「柔らかくしているからな」

「ヒイロくん、とても美味しいよ」


牛すじはライオネルには不評、公王陛下には好評だった ウインナーは全員に好評だった

食事が終わり、公王陛下とライオネルは話し合い 今のうちカレンシア様をお風呂へ案内するクリスが


「アリア、アヤメ、先に帰っていいぞ」

「おやすみなさい ヒイロさん」

「おやすみ また明日ね」


アリアとアヤメを先に帰らせた、リビングにロイがいないから多分クリスがお風呂へ連れて行ったのだろう

俺はペンタを膝の上に乗せて、公王陛下とライオネルの話に交じる


「公王陛下、カレンシア様が戻ってきてからお風呂に向かわれるとよろしいでしょう」

「風呂もあるのか」

「衛生面を考える風呂はある方がいいですよ 公衆浴場があると民も病気に掛かりにくくなります」

「俺もそれはヒイロに言われた、すぐに作ったぞ 今日のような寒い日には特にいい」

「私も公国に帰ってから検討しようと思います。ところでヒイロくんとライオネル殿はなぜそんなに仲がよろしいので」

「俺が獣王国に向かう途中で帝国の残党に馬車が襲われていたので助けたら 中には妃様と第一王子様がいたので城まで送り届けたら」

「お互い拳で語り合って今に到るのだ ヒイロとの殴り合いは楽しかったな」

「はぁー」


公王陛下も呆れているぞ


「おかげで獣王国にもヴェント商店を開けました。最近だとクリザント領に開きましたよ」

「クリザント領で思い出した。冒険者ギルドを作ったて話を聞いたのだがヒイロくん知らないかい?」

「パレツント王国のメガンシアという街にあるのをそのまま借りただけですよ 冒険者は傭兵と違って薬草など採取依頼や護衛や討伐などの依頼を受ける 仕事ですね 依頼をするのは誰でもできますからあとはそこそこのお金が必要です」

「なるほど」

「獣王国も今建設中だ」

「明日の議題に出ると思いますよ サンディア王国も建築予定らしいですので」

「パレツント王国の方は知っているのかね」

「今頃報告があるんじゃないですかね 冒険者に紛れて騎士団長が冒険者に混じって情報収集していましたし 妨害出来ましたけどしていませんよ」

「あの王のことだから、今頃怒っていると思うな 現パレツント王は自分が世界の中心だと思っているとても残念な人でね 娘を妻にしたいと申し出も断るくらいに相手をしたくなくて」


なにその話 嫌な予感しかしないんだけど


「子供の方はまともでしょう」

「子供の方が酷いかな」

「メガンシア防衛を考えますか」

「そうだな、戦争なら俺も行きたいぞ 冒険者カードは作っているからな」

「ライオネル殿はさすがに不味いのでは」

「獣王ではなく、一冒険者として戦うのだ」

「その時は全力で止めますので大丈夫ですよ」

「ヒイロくんが言うと安心できるな」


クリスたちがお風呂から帰ってきたようだ


「公王陛下、お風呂が空きましたよ」

「それでは行こうかな」

「俺はそろそろ帰る 明日は頼んだぞヒイロ」

「俺も強制的に出席だからな」


公王陛下は風呂へ、ライオネルは転移部屋向かった


「カレンシア様、冷たい牛乳です 風呂上がりにはいいですよ 美容効果もあります。」

「あら、ありがとう それとカレンと呼んで」

「それは恐れ多いのですが」

「あなたはクリスティーナの夫、私の義弟になります カレンお姉ちゃんと」

「それはロイに任せますのでカレンさんで」

「いいでしょう」

「お姉様、お部屋は1階の空き室をお使いください」

「ありがとう、クリスティーナ」


カレンさんは空き室へ向かった 服はレディの小機が運んでくれているよ

公王陛下が風呂から上がってきた。


「ヒイロくん、いい湯だったよ」

「それは良かったです」

「父上、部屋は2階の空き室をお使いください」


公王陛下は2階へ向かった


「俺たちも帰ろうか」

「はい、それと今夜はよろしいでしょうか」

「いいよ」


俺たちは屋敷へ帰り、俺は風呂へ アリアはロイを連れて俺の寝室へ 風呂から上がり 寝室へ 久しぶりにクリスを抱くぞ








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