red No.1目覚めの先に
――――残念だけど、君達は僕達の組織に捕まっちゃったんだ。
世界はこの、二週間のうちに変わってしまったんだ。
何のことかわからないだろうけど、
実験が開始したら嫌でも理解する事になる。
それまでは……
「ゆっくりおやすみアネ――いやリコリスちゃん」
――――眼が覚めると、薄ピンク色の天井が視界に入ってきた。
此処は私たちの部屋だ。
胸の奥がムッとして……なんだか少しだけ気分が悪い。
きっと昔の夢を見てしまったからだと決め付けた
目が冴えてしまったからなのかはわからないけど、
少し固くなった身体が私に、
背伸びをしろ、身体を動かせと言っている感じがした……が、
その身体の感覚に反して、私はうつぶせになって枕に顔を埋める。
今日の天気はどんなものかなーと思ったので、
白い枕の近くにあるオレンジ色の端末機を手にとって今日の天気を調べてみた。
天気は曇り、温度は高く、湿度はやや高め、霧もやや強め。
時計の時刻は7:00を表示していた。
…………
「今日も教室にはいっぱいお客さんがくるんだろうなー」
そう呟いて、
隣のベッドを観察する。
基本色が薄い青で統一されているベッドからはみ出しているのは、
水色をしていて、柔らかそうな長い髪。
その先には、手をきゅっと結びながら、
すうすうと寝息を立てている女の子の姿がある。
今日はほっぺから攻めようかな…
それともわき腹をくすぐっちゃおうかな。
なーんて、
一人でうーんと考えている内に、
女の子がもぞもぞと動き出した。
そんな時、ベッドから少し遠い位置にあるドアから、
【コンコン】とノックをする音が聞こえた。
ハッとした私は……
ドアに意識を集中させながら、
静かに息を飲み、
自分の枕の下にある短剣に手を伸ばした。
【To Be Continued】




