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Mist(停止中  作者: RYUITI
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sky blueNo.3目的の場所へ


――川を抜けた後、

一本の砂利道をバイクで走り抜いた先に。


町への門は在る。

バイクから降りるのも面倒なので、

バイクに乗ったまま、

門の前でスキルを発動させて認証をさせる。


門を通って坂を登ると、やっと町の中に辿り着く。



町の中に入る前は曇りだった空が、

今はサッパリと晴れている。


太陽の光が暑いけど。


綺麗な晴れ空を見ていると、

気分も晴れるような気がする。


第一街路から第四街路までは乗り物移動は禁止なので、

バイクを降りて押して歩く、

重さを腕に感じながら歩く。

「あーめんどくせえけど気持ちがいいぜ」

今の気持ちをそう呟いて、

目当ての場所に向かうためにバイクを押して歩く。


路の端の方には、

露天商人や野菜や果物を売っている者も居る。


露天や市場を行き交う町人の顔は皆穏やかだ。


前に来たときと比べると、

町の復興は完全に済んでいるどころか、

立派になっているのが見える。



というのも、

この町も魔霧の発生後、在り方が大きく変わった場所のひとつだ。


変異前は小さく、人の入りも少ない町だったというのに、

魔霧の侵食や人間の混乱のせいで、

面積や性質が大きく変わってしまった場所の一つでもある。



国やそれまで各町を統治していた団体が機能しなくなってからは、


大きくなったこの町を活動拠点にしようと考えている組織も多い程だ。



――

――――



気付くと、いつの間にか第四街路を抜けていた。

あんなに長かったのにな。


考え事をすると辺りが見えなくなる癖はやっぱり直らねえか。

頭を掻きながら、ため息をついて、石畳の上を歩く。


――――はあはあ。

暑い。

腹減った。


永遠と続きそうな石畳の上を歩いていると、


目の先に大きくて立派な金属で出来た建物が見えてきた。


これからのことを考えると顔がニヤついて来るぜ。


今日、この町に足を運んだのは他でもなく、

この大きな建物に用があったからだ。


大きな建物の扉の前に着いた。

扉の前には【情報屋rainbow】の文字がある。


よし!と気合を入れてみた。


ベルを押そうとして、直前で指を止めた。

あの子が出てきたらヤバイなこんなところ見られたく無いし、

なんて考えが頭を巡ったので……


急いで顔の汗をシャツで拭って、

服のだらしなさを調えて、

ジーンズのベルトの位置を確認した。

息を飲む、緊張してきた。


――ゴホン。



意を決して、俺は情報屋のベルを押した。


No3end

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