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記憶  作者: 海香
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5

子育てはただただ必死だった。


産後1ヶ月で、実家から帰って来て

子どもとほとんど2人だけの生活が始まった。


彼は仕事で2日に一回帰って来た。

帰って来てからはずっと寝ていた。


一度どうしても体調が悪くて病院に行きたいと

願ったことがあった。


いいよ、行って来ても。

泣いてもそのまま置いておくけど。


そう言われて諦めた。


産後半年を過ぎた頃

私の体に異常が出始めた。


お腹が痛くて起きれなくなる日が増えたのだ。

毎月来るものも、大人用のオムツが1時間半で真っ赤に染まり、履いてるデニムまで染み込むほどになった。

異常事態だった。


でも、病院には行けなかった。


子どもを置いて検査、入院なんてできる状態ではなかった。


実家の両親にも言えなかった。


こんな扱いを受けていることを知られたくなかった。


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