表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/25

Li.8-2 私も連れてきてしまいましたが

色々と不安もありましたが、菜子とケロ様には留守番をお願いし

私が急いで交番へ向かう途中、少しだけ気になり

公園に立ち寄ってみると、ケロ様が居たであろう茂みに

大柄な男性の姿を見つけました。


「???」


屈んでいるので身長は分かりませんが

たぶん、軽く身長2メートル超えです・・・

あと、どう見たって日本人じゃないです。

むしろ人類でもないです。(泣)


「ケロ様の主が近所の公園の茂みに・・・(汗)」


大きな体を物静かに動かし、茂みを掻き分けて

何かを探している様子ですが、絶対ケルベロスを探してますよね。

間違いなく、この人がハーデースさんですよね。

こんな普通の公園で神と初対面でございます・・・(困)


「あ、あの~ すみません(汗)」


ゆっくりと、真後ろではなくギリ視界に入るくらいの

斜め横から近づき声をかけると、大柄な男性はピタリと手を止め

私の方へ鋭く険しい顔を向けて立ち上がりました。


「すみません、もしやハーデースさんでしょうか?」

「ウム? 如何にもワシがハーデースだが」


ですよね・・・

ハーデースさんですよね・・・


「もしかして、迷い犬をお探しではないですか?」

「ウム、冥府の番犬、名をケルベロスというのだが」


ここまで揃って、人違い犬違いって事はなさそうですので

現状を手短に伝える事に。


「少し前に保護して、今は私の家に居ますのでご案内します」

「ウム! そうであったか」


保護していると聞いても表情は一切変わらないものの

少しだけ返答する声が明るくなったように感じられ

ふと、ハーデースさんの手を見ると茂みの枝に引っ掛かったのか

細かな擦り傷が沢山あり、よく見れば指先や服も土で汚れております。


「では、心配でしょうし早く戻りましょうか」

「ウム、案内よろしく頼む」


公園から私の家までは普通に歩いても10分掛からない程度の距離。

道中、ハーデースさんと少しだけ会話をしたのですが

ケルベロスとはぐれた理由が意外で驚きでした・・・


「喧嘩したんですかっ!?」

「ウム・・・」


流石に喧嘩の理由までは聞けませんでしたが

それが原因でケルベロスが逃亡したらしいです。

けど、神様が喧嘩しちゃダメなのでは?

てか、番犬が逃亡しちゃダメなのでは?

と言うか、2人ともここに居たら冥界には今だれがっ!?

向こうの世界は大丈夫なのっ!?

と聞きたい事が一度に増えましたが、それもここまでです。

会話をしている間に、無事わが家へ到着です♪


「ただいまぁ~」

「おかえりぃ???」


交番へ行ったハズの私が迷い犬の主を連れて戻ると

菜子は状況を理解できず不思議そうにしておりますが

とりあえず留守の間、菜子も無事に生きているようですし

ケロ様も、特に何も問題は無かったようで一安心ですが


「・・・」

「・・・」


一応、到着して早々対面した2人ですが

互いの顔を見てはおりますけど微動だにしません。


「えっと・・・(汗)」

「えっ? あれ?(困)」


菜子は、2人の状況を何も知らないので困惑してますが

私も、掛ける言葉が見当たりません・・・


「・・・」

「・・・」


あの・・・

冥府の神(別名、地下のゼウス)と

冥府の守護獣(別名、地獄の番犬)の両者が

無言のまま、私んちの玄関先の空間を歪ませております(泣)


「あわわ・・・(泣)」


一刻一刻と更に空間は歪み、地鳴りまで聞こえそうになった時

最初に動いたのはケルベロスの方で、真っ直ぐ歩き出し

足元を一回りして擦り寄ると、それに合わせてハーデースさんも

ゆっくりと差し出した手を優しく首元に添え

一呼吸してから小さく穏やかな声が発せられました。


「ウム 心配したぞ。ケルベロス」

「ガ、ガウゥ~」


先程と同様、ハーデースさんの表情は一切変わりませんが

声のトーンから察するに、とても嬉しいご様子です。


「だ、大丈夫ですか?」

「ウム、手間を取らせすまなかった」


「いえ、案内をしただけですので♪」

「ウム 何か差し出せる物があれば良いのだが」


何か礼としてお返しを考えているようですが

ハーデースさんって確か・・・


「あ、あの・・・ な、何もお気遣いなく(汗)」

「ウム、なんせ私は死者を司る者なのでな・・・」


この人から何か貰えるとしたら

それは確実な『死』だけの予感ですので

丁重にお断りですっ!!!


###


結局、私たちが受け取れるようなものは何も無く

ハーデースさんの気持ちだけ受け取り

二人仲良く並んで元の世界へと帰って行きましたが

菜子は最後までケルベロスの事を犬だと思っているし

ハーデースさんの事も近所に住むハーフの人?

ってくらいにしか思って居ないようですが

人間も神様も、犬も霊獣も、相棒と言うか家族と言うか

絆は変わらないのかもですね~


まぁ、今日も平和でございます♪

お読みいただきありがとうございました。


毎度、システムさんには

この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。

今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。

とか言われておりますが・・・

更新される可能性もございますっ!ので

ご期待ください!と、言い返せるように頑張っております(笑)


それではぁ~

誤字脱字間違いがありましたら教えて頂けると幸いです。

ありがとうございました♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ