Li.8-1 連れてきましたよ・・・
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。
にゅふふっ!
更新しましたよっ! と、システムさんと張り合ってみたりです。
何やら1年以上も平和だった世界も今日!
滅びるのでしょうか?
菜子が得体の知れない犬を連れてきました・・・
「えぇ・・・(泣)」
「あはは~」
さかのぼる事、約90秒前。
忘れていました・・・
菜子が急に連絡をしてきた時に言う『今から行っても良い?』という
フレーズから始まる悪夢の事を(泣)
そして、連絡を貰ってから15秒くらいでインターホンが鳴る恐怖。
恐る恐る玄関へ向かいドアを開けると
満面の笑みで菜子が立っておりました。
「今からって、玄関前から連絡しないでよっ!(泣)」
「ねぇ! 犬が捨てられていたんだけど・・・」
ねぇ、と言われ見せられた犬は・・・
中型犬クラスでしょうか?
レトリバーほどは大きくありませんが
ポメラニアンの何倍も大きいです。
少し大きな柴犬くらい?
大きさだけなら。
「なにそれ・・・(汗)」
「犬っ!」
いやいやいやいやいやっ!
犬な訳あるっ!?
漆黒の毛色に赤い瞳。
何より、首が分かれて頭が3つ!
「犬じゃないじゃん・・・」
「外国の犬かな?」
「それ、犬じゃないじゃん・・・(泣)」
「見た感じ、珍しいよね?」
「だって犬じゃないじゃん・・・(涙)」
「賢そうだよね♪」
「それ、ケルベロスじゃん・・・(泣)」
「よしよし♪」
なんか、菜子は道端の捨て犬を連れて来た感覚の様子ですが
言い伝え通りの姿であるなら冥界の番犬『ケルベロス』です。
番犬とは言いますが、外からの侵入者ではなく
内部からの脱走者を逃さないタイプの番犬です。(泣)
「な、菜子さん?」
「うん?」
「こちらのケロ様はどちらで?(汗)」
「公園の茂みに捨てられていた」
詳しく状況を聞いてみると
いつもの様に世界平和を守るのか乱すのか分かりませんが
何となく散歩をしていると公園の茂みに段ボール箱が置かれており
不審物だと公園で遊ぶ子供達に危険が生じるかもしれないと思い
確認のため近づいてみたら、箱の中には捨て犬が入っていたらしい。
まぁ、犬じゃないけど・・・
「で、連れて来たと・・・」
「うん」
これ・・・
保健所じゃないよね?
犬じゃないもん。
市役所でもないよね?
害獣でもないもん。
と言うか、もし処分がされるとしたら人間側なのではっ!?
「・・・(汗)」
「どうしよう?」
世界平和を願う市民が・・・
世界平和を揺るがす怪物を連れてきましたよ(泣)
「どうしようって・・・」
「う~ん」
でも、この子がケルベロスなら
飼い主はハーデースさん?
それなら、迷子扱いで普通に交番でも良いのでは?
「ねぇ、菜子っ!」
「あうぅ~?」
何だかこの展開にも慣れてきている自分が嫌ですが
若干、犬っぽくなりつつある菜子についてはスルーして
とりあえず、私が交番へ迷い犬を保護していると伝えに行く事に。
流石に、この犬ですって交番には連れて行けないですし
一応、ケロ様も菜子には危害を加えなそうですし。
「それじゃ、菜子は留守番ね」
「分かったよ♪」
「ケロさんもよろしくお願いしますね」
「ガゥ」
色々と心配はありますが、急いで家を出て交番へ向かう途中
ふと、菜子にはタメ口なのにケルベロスには敬語な自分に
ちょっと思い出し笑いしてしまいました。
それも、さん付けとか(笑)




