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22/25

Li.7-1 そして今回拾って来たのは・・・

こ、今回はっ!

『この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。』

としか言われておりませんっ!

まだ、見放されていない♪(笑)

夏は何だかんだ言ってもイベントシーズン。

大型連休もありますが毎週末になれば

ぽこぽこ至る所でイベントが開催されております。

そして、私も何故かバイトに駆り出されております(泣)


「えっと・・・ 菜子の代理です・・・(汗)」


実は2日前に菜子から緊急の連絡が来て

週末に、どうしても変更できない急用が出来てしまい

自分の代わりにシフトに入って欲しいと珍しく懇願され

一応は引き受けたのですが・・・


「あの・・・ 今日、私は何をすれば?(汗)」


あんな菜子ですけど、見た目からは想像できないほど

接客業を完璧にこなす人材で、時々馴染のカフェから

手伝って欲しいとバイトを頼まれたりしているのです。


そして、今回のイベント期間中もバイトを依頼され

了承したらしいのですが急用が出来てしまい

お店には迷惑を掛けられないので

私に連絡をしてきてこの状況になっております。


「わ、私には迷惑を掛けても良いって事っ!?(笑)」


とりあえず、今までに何度か菜子と一緒に手伝いをした事がありますし

菜子の働く姿も見ていますので、少しは手伝えそうです。


「あと15分でオープンの時間かぁ・・・(焦)」


一通り、食器の位置やテーブル番号などを説明してもらい

基本的には洗い物をしたり空いたテーブルを片付ける事が

私のメイン作業のようですけど、やっぱり緊張します。


「コップとかお皿を割らないように気を付けよう・・・(汗)」


そして、私の心の準備が整う前にオープン時間となり

窓のブラインドを全て上げ、入口の鍵も解除してドアを開けると

そこに居たのは・・・


「えっ???」


開店して1秒!

本日の来店第一号となったのは一般のお客様ではなく

シンプルでありながら印象的な純白のフリルブラウスに

ふわっとした大きな漆黒のリボンタイ。

重厚な生地のプリーツスカート。

そしてなりよりも・・・


「猫だぁ・・・(汗)」


正確には、見た目は猫ですが中身は人間ですね・・・?

と言うか、猫のかぶり物をした人間。

それも、縁日のお面とかではなく頭から被るタイプの

フルキャットフェイスです。

それプラス、よく見れば肉球手袋と長い艶々のしっぽ。

素肌が見える部分と言えば袖の部分から手首が一瞬見える程度で

その他の部分からは一切見えませんので、ほぼ猫です。


「大きい猫だぁ・・・(汗)」


まぁ、こんな格好でこのお店に来る人物はただ一人。

私の直感では、どうせ猫のかぶり物を拾ってしまい

軽い気持ちで装着したら脱げなくなったとか

そんなオチと言った所でしょうか?


「な、菜子だよね?」

「こくんっ!(汗)」


周りの通行人には聞こえないように大きな猫の大きな猫耳付近で

問いかけてみると、大きな猫は勢いよく顔を縦に振っております。


「はぁ・・・(疲)」


なんか、開店して1秒で厄介事が訪ねてきた感覚ですねっ!(悩)

毎回ですけど、説明と言うか人物紹介をするなら

仮称迷惑系善良市民で本来なら今日はこのお店で

アルバイトをしているハズの一応? 親友の黒崎菜子くろさき なこです。


今まで、どんな厄介事を持ち込んできたかと言えば

小鹿、座敷童、RPG←携帯対戦車擲弾発射器

魔法のメイド服、異世界の宝器、未来のネコ型ロボ。

本当にあり得ないものばかり拾ってくるのです。

そして今回は猫の着ぐるみ?


「はぁ・・・(疲)」


とりあえず、私は一歩下がり・・・

つま先から頭の天辺まで確認してみましたが

実際に見てみると被り物と揃った着ぐるみでなくても

普通の洋服への組合わせでも違和感なく可愛いものですね?


「まぁ、似合ってはいるよ?(汗)」

「るんっ♪(嬉)」


誰が見ても猫と言えば猫ですけど

とても上手にデフォルメされているので

リアリティある2.5次元の猫ちゃんですね。


「所で、それはやっぱり拾ったの?」

「こくん・・・(泣)」


確認する必要もなかったのですけど

一応、形式として問いかけてみただけです(泣)

そして、やっぱり拾ったらしい・・・


「で? 軽い気持ちで被ったら脱げなくなったとか?」

「こくん×20!(泣)」


この確認も形式上だけです・・・(泣)

そして、やっぱり興味本位で被ってみたらしい・・・


「と言うか、喋らないの?」

「(あたふた!!)」


なんと、ここで急遽始まったコーナー!

ジェスチャークイズっ!の時間です・・・(汗)


「えっと・・・?」

「(あたふた!)」


なんか、軽く両手で口元を抑えて・・・

次に、かぶり物を脱ごうとすると

首を抑えて・・・

このジェスチャーは何でしょうか???


「喋ろうとすると息苦しい?」

「こくん×2!」


何やら、この問題は単発回答ではなく

複数の回答を得るストーリータイプの

ジェスチャークイズらしいです(困)


「で、脱ごうとすると息が出来なくなる?」

「こくんっ!×100!」


菜子が的確なヒントをくれるからなのか

私の鋭い洞察力が発揮されているのか不明ですが

どうやら、喋ろうとしても被り物の内部構造上

口が動かしにくい? 動かせないらしい。


そして、かぶり物を脱ごうにも首が締まって

脱ぐことすら出来ない! と言う事でしょうか?


「それ、呪いのマスクかよっ♪(笑)」

「シクシク(泣)」


と言っても、見た目はふわふわのぬいぐるみですが

触ってみると骨格の材質はプラスチックなのか

結構しっかりしていて、丈夫な作りになっております。


「布をハサミで切る要領での解体不可能だね?」

「シクシク(涙)」


プラスチックなら叩き割ることも可能なのでしょうが

結構頑丈そうなので菜子まで叩き割る勢いですし

まだ私は殺人者になりたくないですし・・・(悩)


「どうしようか?」

「う~ん・・・」


私が悩んでいると、菜子も考え込んでいるのか

猫のかぶり物をしたまま腕を組んで頭をかしげる姿は

普通に見ていてもコミカルで可愛いですね♪(笑)


そういえば、先ほどの泣く仕草も完璧でしたし

もう、このまま被ったまま脱げなくても

菜子なら生きていけるんじゃ?

と思ってしまいます。


「と言うか、どこで拾って来たの?」

「(はわはわっ!)」←身振り手振り


何やら必死に説明をしているようですが

流石に今回は何一つ全く伝わってきません。

見ている分にはとても可愛いですが♪


「えっと・・・ お店に来る途中?」

「ふるふる(違ぅ)」


もう、細かく質問をしてYesNo判定で

状況を聞き取るしかないようですが

とりあえず、カフェに来る途中ではない

と言う事は分かりました。


「拾ったのは今日?」

「ふるふる(違ぅ)」


「えっ? 今日じゃないの!?」

「こくんっ!(正解!)」


拾ったのが今日ではない!?

それなら・・・


「被ったのが今日って事?」

「ふるふる(違う~)」


今日、被った訳でもない・・・?

って!!!

いつ拾って、いつ被った!?

一体、菜子はいつからこの状態なのっ!?


「昨日から、その状態?」

「ふるふる(違っ!)」


えっ・・・?

ウソでしょ???


「もしかして一昨日から?」

「こくん・・・(泣)」


昨日ではなく一昨日から?

この状態で2日目っ!?

そういえば、バイトの連絡も電話じゃなく

メッセージで来ていたのはその為っ!?


「って!」


他にも聞きたい事が沢山あるのですけど気が付けば既に営業時間内!

菜子の後ろには2組のお客さんが居たので慌てて店内へ案内した後

私はオーナーに話せる範囲の事情を伝えたところ

とりあえず、今日は着ぐるみ姿でも可! と言う事になりましたので

お店にあるスペアのエプロンだけ付けて菜子猫にはホールへ出てもらう事に。

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