Li.6-2 だって2年ぶりですもの(汗)
日曜の朝から、一度に色々な事を考えながら
やんちゃガールと菜子をリビングへ通し
ソファーに案内してみたけど・・・
とりあえず毎度恒例、菜子を事情聴取です(泣)
「それでっ! 菜子っ! この人はどこに居たの?」
「昨日の夜、玄関のドア前に座り込んでいた・・・」
「何だよ、座っちゃ悪いのかよっ!(苛)」
ここまで天使要素が何一つ無いと
もう、ただの人間扱いですが天使と言うのなら
普段は何をしているのか一応質問をしてみることに・・・
「ところで、天使って普段は何の仕事してるの?」
「あー? 人間はそんな事も知らねーのかよ(呆)」
私が質問をすると、明らかに大げさな溜息を
見せつけるように吐いた後、やんちゃガールの話では
天使の仕事と言うのは、その人間が善であるか悪であるかを
全て己の理念に基づいて分別している自分の主でもある『神』
その神の代理として、選ばれた人間の魂を天界まで導く事が
天使の役割だそうです。
「へぇ~ 菜子のお迎えって事かぁ~(笑)」
「えっ? えっ!? うそっ!?(焦)」
「今は、ちげーよっ!(苛)」
けど、どうやら今回は菜子を天界へ
導く為ではなかったようです。(笑)
それなら・・・♪
「天使と言うなら、今は隠しているっぽい羽根を見せてよ」
「嫌っす」
私の言葉に、やんちゃガールは何も悩む事なく
まさしく即答の手本になるように間髪入れず
返答してきました。(汗)
「じゃぁ、天使の環かラッパを見せてよ」
「ダメっす」
なんか・・・
何を聞いても即答で却下されてしまいますね(汗)
「それなら、リュートは無いけど別の弦楽器で何か弾いてよ」
「無理っす」
もう、ここまで天使である事を証明できそうな何かを
全て即答で却下されると信じようがありません・・・(困)
「それじゃ、一体なにをしに来たの?」
「何って、人間ってやつを勉強しに来たんだよっ!(苛)」
よくある設定から察すると、最終試験的な何かでしょうか?
天界にもインターンシップ制度があるのでしょうね~
「でも、なんで菜子の家に?」
「雲を抜け降りたら雨が降っていたんだよっ!(苛)」
「確かに、夜中に雨が降る予報はあったね?」
「それで、軒先で雨宿りしただけだ。 悪いかよっ!(苛)」
どうやら、急な状況の変化で雨に濡れてしまい
地上に降り立った場所が菜子の家で
そのまま玄関先で雨宿りをしたのが
事の始まりのようです。
「それで? なんで、菜子は気付いたの?」
「玄関から物音と、くしゃみが聞こえたから見に行ったの」
「全身が雨に濡れて寒かったんだよっ! 悪いかよ!(苛)」
知り合ったのが6時間前と言っていたので
菜子の事ですから、やんちゃガールちゃんを迎え入れて
朝になってから一緒に私の家に来たのでしょうね・・・
まぁ、いつも通りと言えばいつも通りですが。
「ところで、ちょっと気になっている事があるんだけど」
「なに???」
「その服って、菜子の服だよね?」
「そうだよ~♪ サイズが合って良かったよ~♪(嬉)」
別に、何の変哲もない普通の服ですが
何となく菜子が着ている姿を見た覚えがあったので
事情を聞いてみると、雨に濡れてカラダの冷えたやんちゃガールに
菜子がお風呂と着替えを貸したらしいです。
「ふ~ん(同じ服でも着る人間で印象が変わるんだね~)」
「あー? なにジロジロ見てんだよ(苛)」
「別に~(どちらかと言えば格好良く着こなすね~)」
「あー? しばくぞっ!(苛)」
天使に・・・ 初めて天使に、しばくぞって言われたぁ(泣)
悪魔にも、しばくぞなんて言われた事ないのに・・・
って! 悪魔なら言っても良い訳じゃないけど
天使が言っては絶対にダメなような言葉ですねっ!(笑)
そんな感じで菜子の事情聴取をしながら時計を見ると
まだ微妙に早い時間であることに気が付き・・・
「あぁ~ そういえば、朝ごはんって食べて来たの?」
「ううん。食べて来なかった・・・」
「じゃぁ、トーストとスープくらいなら人数分用意できるよ」
「ありがと~♪(嬉)」
「良いよ。私がお腹空いただけだから」
朝食なんて忙しい朝に特化した食事ですので
トースターに入れればパンは勝手に焼けるし
カップにお湯を注げばスープも出来上がるし
あとは、やんちゃガールが小麦粉アレルギーとかでなければ
3人で朝食を食べるだけです♪
「トーストとかスープは食べられる?」
「マーマレードジャムってあるか?」
「ブルーベリーもマーマレードもあるよ」
「マジかっ♪(嬉)」
何やら、ジャムには拘りがあるらしく
やんちゃガールはマーマレードを御所望のようです。
「あれ?」
「な、なんだよ・・・」
なんか、ごはんを用意したらイライラ感が消えたような?
これって、もしかして単純にお腹が空いて
やんちゃガールはイライラしていただけっ!?
「ジャムもパンも買い置きあるから全部食べて良いからね(笑)」
「そ、そんなに食えねーよ(汗)」
「わ、私はイチゴジャムが良いぃ・・・」
「はいはい、菜子らしいね(笑)」
そんな感じで、3人仲良く朝食を食べ。
もう一度昨晩から朝までの詳細を色々と聞き。
その後、なぜか10時のおやつはべっこう飴を作り。
飴を食べながら天界を出る時の事を聞き。
昼食にはパスタを茹でて食べ。
今度はやんちゃガールに私たちの事を聞かれ。
3時のおやつはホットケーキを焼き。
「って! なんか1日中食べてばかり!?」
「美味しいから大丈夫だよ♪」
「なぁ、夕食はカレーを作ってくれよ」
菜子は美味しいから食べても平気という謎理論だし
やんちゃガールは朝食からずっとご機嫌だし
と言うか、イライラ感が消失すれば
ただの腹ペコガールですね♪
「う~ん(ホットケーキ食べてる姿が可愛いかも)」
「なんだよ アタイの顔に何か付いてるか?(もぐもぐ)」
「おいしい? もっと食べる? 焼くよ?(笑)」
「うるせっ!(///)」
なんか照れた?
腹ペコやんちゃガールが照れた?(笑)
「にやにや♪(なんか、可愛いじゃない♪)」
結局、朝から食べてばかりの日曜日でしたが
夕食は、やんちゃガールのリクエストでカレーを作って食べ。
ついでに、食後のデザートまで食べ。
「そういえば、この世界にはどのくらい居るの?」
「別に期限とかねーけど、長居はできねーよ」
この世界に来たのは、人間を知る為と言っていたけど
人間の何を知りたいのでしょうか???
「今日1日で何か分かった事はあった?」
「まぁ、天界にある文献に記されてい事が沢山知れたな」
「えっ! そうなのっ!?」
「あと、書かれていた事も実際に確かめる事が出来た」
「へぇ~ そうなんだね」
「実際に自分で見たり触れたりする事の重要性が分かった」
何やら、随分と真面目な事を言うと
残り一口のデザートを食べきり、夕食に満足したのか
小さく息を吐きテーブルにある食器を
キッチンへと運び始めました。
「あっ、片付けは私がするから大丈夫だよ」
「今日1日、世話になったしアタイがやるよ」
「別に気にしなくても良いのに」
「ここに長居も出来ねーし、洗い終わったら帰る」
終始、本当に天使なのか全く分からない
やんちゃガール・・・
家の中では遠慮しているのか電子煙草も吸わず
口は悪いけど、怒鳴ることも一切なく
羽根も環も何か天使っぽいものが見える訳でもなく
今はキッチンでお皿を洗い、その後片付けも全て終わると
やんちゃガールは席に戻ることもなく、本当に帰る気なのか
そのまま玄関へ向かおうとしていたので・・・
「本当に、もう帰っちゃうの?」
「あぁ、帰るよ」
「ねぇ? また逢えるかな?」
「どうだろな?」
「やっぱり無理かなぁ・・・(寂)」
「テメーらが良い子にしていれば逢えるんじゃないか?」
最後に、またいつか逢えるかを質問をしてみたところ
何ともシンプル過ぎて高難易度の条件を
天使から言い渡されました・・・
「それじゃぁ、次に逢う時は羽根を見せてよね」
「気が向いたら見せてやるよ」
そのまま、菜子と2人で玄関まで見送ると
やんちゃガールはこちらを振り向くことなく玄関を開け
出て行く時に一瞬立ち止まり、ぼそっと一言だけ・・・
『またな』
と、それだけ伝えると玄関のドアは閉まり
それと同時に突風がドアを叩きつけたので
気になり外の様子を見てみると玄関先には
微かに白くガラスのような透き通った
手の平ほどの大きさの羽根が一枚落ちていた。
けど、それを手に取ってみても僅かな重さすら感じられず
光の反射か屈折なのか輝いているように見えるが
その羽根を菜子と見つめていると30秒も経たないくらいで
透明になっていき、やがて完全に消えてしまいました。
「あっ・・・ そういえば名前を聞かなかったね?」
「えっ? 天使さんじゃないの?」
「それは違うんじゃ・・・(汗)」
「今度逢ったら聞いておくよ♪」
もし、次に逢いに来てくれる時は
地鳴りのような排気音を轟かせる
外国製の大型バイクで参上しそうな天使ですが
逢えるとしても、まだまだ先の事でしょうね。
「直ぐには逢いたくないですけどねっ!(笑)」
にゃはは~♪
本文に書き込むのをすっかり忘れていましたが
やんちゃガールが着ていた衣類は全て
菜子のお家で干されたまま残っていて
代わりに菜子の貸した服は、そのまま着て行ったようで
後日、菜子は天使が置いて行った服を着て来たのですけども・・・
菜子っ! その服って・・・
天使が黒い服を着ていたってどういうことっ!?
それも、背中の部分には大きな十字架の刺繍が入っており
胸元と袖の部分にはロザリオと鎖のような装飾と刺繍がそれぞれ。
とにかく、見入るような艶やかで真っ黒な生地が使われていて
全てが銀色の糸で縫われておりましたけど
何というか、世の中には格好良い天使も居るのですね~
それと、本当の『あとがき』ですがっ!
今回投稿の2話ですけど、サブタイトルがありませんでした・・・
(直ぐに気付いて今は修正済みですが)
だって! 2年ぶりなんですものっ!←酷っ!
そんな感じで、これからもお話が増えていくのだと思います。
にゃはは~♪
ここまでお読みいただきありがとうございましたぁ~




