Li.3-4 今回は本屋さんへ向かう途中の道端で・・・
こうなったら、最後の手段ですっ!
折角の良い生地で作られているけど
あれしかないですよね?
「ハサミある?」
「えっ!? 切るの???」
「だって、脱げそうにないし」
「うぅ・・・(悩)」
「でも、切ってでも脱がないと明日学校だよ?」
「あうぅぅぅ・・・(泣)」
このまま、菜子を放置しておくのも有りですが
それはちょっと可愛そうなので
ハサミで服を切って脱がす事に・・・
「ハサミはどこにあるの?」
「ちょ、ちょっと待ってね?」
「うん」
「えっと・・・ あれ?」
「???」
「うん??? ちょっと待ってね???」
菜子は家中を走り回ってますが
何やらハサミが見当たらないらしいです。
「ハサミ、無いの?」
「あ、あるよ? いつもここの引き出しにあるのに」
「別に、裁縫用のじゃなくても良いよ?」
「それも、探しているけど見当たらない・・・(困)」
菜子にしては珍しく探し物に時間が掛かっております。
普段から整理整頓は出来ていると想うのだけど
ひとつもハサミが見当たらないらしい・・・
「見当たらないの???」
「う、うん・・・(汗)」
「じゃぁ、ちょっと危ないけどカッターとかは?」
「カッター???」
出来れば、カッターは万が一の事も有るので
使いたくはないけど・・・
ハサミが見つからないし(悩)
「カッターはある?」
「ちょっと待ってね・・・(汗)」
「???」
「えぇ~(困)」
なんか、菜子の様子がおかしいです・・・
また、家中を走り回って探し物。
「もしかして、カッターも見当たらないの?」
「うん(泣)」
「それなら、包丁は? 包丁なら有るでしょ?」
「包丁っ!?」
包丁を持った私が、菜子の服を切り裂くとか
一歩間違えば殺人現場になりかねませんね・・・
と言うか、誰かに見られたら通報ものです!
「???」
「あ、あのね・・・」
「もしかして?」
「包丁も無い・・・」
「無いって、どう言う事!?」
「台所の何処にも無い・・・(泣)」
一体、どうなっているのでしょう?
刃物という刃物が何一つ見当たらないなんて・・・
「・・・・・・」
「もしかして私、一生メイド服なのっ?」
「流石にそれは無いだろうけど・・・(汗)」
「だって、脱げない・・・」
このまま、菜子がメイド服を脱げないとなると
大型コインランドリーに行って、洗濯機へ菜子ごと入れて
ガランゴロン洗わなくてはならないのでしょうか?
「あっ、ダメ・・・ 出禁になっちゃう・・・」
「ふえっ!? 今っ! 一体何を考えて居たの!?」
「えっ? 菜子を洗濯機に入れて洗うイメージ」
「あわわっ! 私はウール100%じゃないっ!(泣)」
確かに、100%ウールな感じは無いかも。
どちらかと言えばポリエステル?
とか冗談を言って居る場合ではなくなってきました・・・
「それにしても、本当にどうしよう?」
「うぅ・・・(泣)」
「やっぱりメイド服の呪いじゃ?」
「そんな呪い、聞いた事無いよ・・・(泣)」
ふと、呪いを解く方法のパターンと言うのは
いつも同じでワンパターンな予感っ!
と想い付いたのです♪
その解く方法は、大抵の呪いは術を掛けた者が
望む行動を取るとか、成し遂げられなかった事を
最後までやりきるとか、そんな感じだと想うので!
「菜子っ!」
「は、はいっ」
「今から、駅前に行くよっ!」
「えっ?」
「南口の噴水前で踊ってっ!」
「えぇー!?」
「ネコっぽい感じでっ!」
「何それーっ!(驚)」
たぶん、メイド服=にゃおにゃお♪
これは間違いないので(本当にっ!?)
いわゆる、『駅前で踊ってみた』をやるしか
メイド服の呪いを解く方法はないと想いますっ!
「今から駅前に行くよっ!」
「ほ、ホントにっ?」




