第五章 小さな別れと白き出会い2
『へぇ、そんなことがあったのかよ』
ライドクローラーの屋根の上で、ワニ男格闘の顛末を話し終えると、端末画面の向こう側で長二郎が呆れ調子で笑った。
『しかし、こう言っちゃ何だけど、再生体においしいとこ持ってかれたな。そんで、そのワニ野郎はどうしたんだ?』
横からちょっかいを出してくるエテルカを嗜め、食事の席を離れる長二郎。時刻は24時過ぎ。お互い最終合流地点のトラプヤに近付いているだけに、トオルチームとの時差もほとんどなくなっていた。
「止血してゾッタに乗せて放ったよ」
『はぁっ? 何だよ、それ?』
「あっ、ちょっと待って」と親友の言葉を遮り、双眼鏡で東南の方角を覗き見るトオル。闇夜の中、何かが動いた気がしたからだ。
『どした、トオル? 何かあったのか?』
「いや、何でもない。多分、動物か何かだと思う」
『何か知らんけど、ずいぶんとピリピリしてんな?』
「うん。ワニ男の報復に備えて、再生体と交代で監視することにしたんだ」
もっとも、あのみっともない尻尾では襲ってくることはないだろう。ケイニャの話によれば、ワニ族において尻尾はステータスシンボルと同時に第三の足の機能も備わっているらしく、尻尾無しではバランスが悪く二足歩行が困難らしいのだ。
『だとすっとよぉ、去勢同然で立つこともできなくなったヤツが襲ってくるとは思えねぇけどなぁ』と長二郎は夜襲を否定し
『そんで、保子莉ちゃんはその事知ってんの?』
「いや、報告してないから知らないよ」
先ほど作業日報を送信し、一時間ほど雑談した程度なのだから知る由もない。
「ほら、彼女。責任者で何かと忙しいし、余計な心配は掛けたくないんだよ」
『へぇー……カノジョねぇ。なーんか良く分かんねぇけど、愛を感じんのは俺だけかな?』
画面越しでいやらしい視線を投げかける親友に、トオルは顔を真っ赤にして背けた。
「べ、別にそんなんじゃないよ! 全然、そんな関係じゃないから!」
『あれ、ツンデレか?』
――ムカつく!
この場にバブニアンの尿袋があったら、擦りつけてバブニアンをけしかけたいくらいだ。とは言え、悪い気分ではなかった。確かに彼女は美人で可愛いし、話していても気疲れもしない。しかもここ最近に至っては保子莉も積極的であり、画面越しで顔を合わせているだけでも楽しいのだ。
――おまけに近頃、天然振りが目立つし
『見てくれ、トオル!』とカメラを振って自分の部屋を見せつける猫娘。その顔は褒められたい幼児のようにホクホクしている。
『どうじゃ、綺麗になったじゃろ!』
前日まで散らかっていた部屋は整頓され、見違えるほど綺麗になっていたのだ。が、突然部屋のドアが開かれ
『お嬢さま。廊下に物を出して勝手にフリーマーケットを始めるのも結構ですが、せめて告知をなさって頂きたいものですな』
『わぁー! わぁー! わぁー! うっさい! うっさい! トオルの前で余計なことを喋るでない!』
と乱暴に老人を廊下へ押し出す保子莉。その時の彼女の引きつった顔ときたら、もう表現できないくらいにパニくっていた。
――考えれば、元々、そそっかしいところはあったけど
と、思い出し笑いをしていると
『おーい、トオルくーん。俺の話、聞いてっかぁ?』
呆れ眼で呼びかける親友の声に、トオルの意識が現実に引き戻された。
「えっ? なに?」
『あんだよ、人が真剣に話してるのに、聞いてなかったのかよ?』
「ごめんごめん。もう一回」
しょうがねぇなぁ。と長二郎は頭を掻きながら言う。
『でよ、俺たちの方はあと一件配達すれば終わりなんだけどさ……そっちはケイニャとトカゲの荷物も届けなきゃいけないんだろ? 正直、間に合うのかよ?』
とトオル班の配達状況を懸念する長二郎。やはりギリギリの配送スケジュールなのが気になるのだろう。もちろん不安がないといえば嘘になる。だが大きなトラブルやアクシデントでも発生しない限り、問題はないはずだ。
「うん。今のところ計算通りに進んでるし、大丈夫だよ」
もっとも、ほとんど余裕などないのだが。
「まぁ、お前がそう言うなら余計な口出しはしねぇけどよぉ……あんまムリすんなよ」
「ありがとう。長二郎もムリしないでね」
『おう。じゃあ明後日トラプナで』
グッナイとカッコよく挨拶を決める親友に、トオルも互いの健闘を祈り、通話を終了した。
――そう言えば夏休みも、もう終わりか
満天の星空の下、トオルは監視を続けながら今日までの出来事を振り返った。
――あっという間だったな
長いようで短かった夏休み。キャンプで深月にフラれた出来事が、まるで遠い昔のようだった。同時に自分がいかに子供だったのか、思い知らされた。キャンプ場での自身の立ち振る舞い。暴言を吐き、立ち去る姿はまるで拗ねた子供のようにさえ思えた。
――今、思い出すと、結構、恥ずかしいものがあるなぁ
自身の行動に自嘲していると、ライドクローラーの上部ハッチが開き、再生体が屋根へと這い出てきた。端末で時刻を確認すれば、すでに26時になろうとしていた。
「兄者。そろそろ交代しよう」
「了解」と腰を上げ、双眼鏡を再生体に手渡した。
「それで兄者、怪しい人影は?」
「今のところ、そんな気配はないよ」
わざわざ見通しの良い拓けた場所を陣取ったのだ。しかも天気は良好。居眠りでもしなければ見逃すはずなどない。
「じゃあ、また4時間後に」
とハッチに向かうトオルだったが
――何だか、眠れそうもないな
頭が冴える反面、どことなく気持ちがモヤモヤしていた。この調子でベッドに入ったところで、色々と考えを巡らせてしまい仮眠など取れないだろう。
トオルは車内に戻ることをやめ、再生体の隣へと腰を下ろした。
「どうしたのだ、兄者。寝ないのか?」
「少しだけ、お前と話がしたい」
そう。この旅が終わる前に決着を付けておかなければならないことがあるのだ。
「話? 拙者が言うのも何だが、兄者を楽しませるような話などできないぞ」
そんなことはハナから承知だ。
「いや、僕の話を聞いてるくれるだけで良いんだ」
「聞くだけ良いのか?」
「うん」とトオルは自身の気持ちを整えると、正座をして再生体に頭を下げた。
「今まで冷たくあたって、ごめん!」
一里塚深月を取られたことへのあてつけや八つ当たり。この仕事を始めたばかりの時に横柄な態度をぶつけてきたのだから、土下座は当然のケジメだと思った。
「許してもらえると思ってはいない。ただ……ただ、この仕事が終わる前に一言謝りたくって」
端からすれば、きっと安っぽい罪滅ぼしに見えたに違いない。だが、それでも真剣だったし、本気だった。今、思えば髪を切って詫びた保子莉もこんな気持ちだったのかもしれない。
「兄者、頼むから顔を上げてくれ」
見れば、再生体が困惑の色を浮かべていた。
「拙者は何とも思ってはいない。むしろ、こうして二人で仕事ができたことが何よりも誇りであり、嬉しい」
涙ぐむ再生体。表情を見る限り、感極まって泣いているように見えた。
「だから、もう、そういうことを言うのはやめてくれ」
約束してくれと握手を求める再生体。その言葉にトオルの心が震えた。それは恩赦されたことにではなく、友情や信頼という言葉では語れないものだった。
「分かった、約束する」
差し出された再生体の手を固く握り締めた途端、抱え込んでいたわだかまりが吹っ切れ、心が軽くなった。
きっと、これからは良い信頼関係が築けるはず。……と、トオルは今一度強く再生体の手を握り返した。
同時刻。
深夜のルララケ村に異変が発生していた。
「何だい何だい? いったい何が起きてるんだい!」
地鳴りと共にグラグラと揺れる高床式の家。その経験のない揺れに、ガラが息を呑んで動揺していると
「おかーたま!」「モタワ!」
自室から半泣きして這ってきた娘を抱き寄せ、ガラは軋みをあげる室内を見回した。
「どうして?」
ガラの知る限りでは、この辺りの土地は地盤がしっかりしており、また地震を引き起こすような火山脈もないのだ。
「おかーたま!」
明かりの消えた部屋で、身を寄り添うトカゲ親娘。棚の上に置いてあった物は次々と床へ滑り落ち、激しい音をたてて砕け散っていく。その物音に、モタワが耳を塞いで悲鳴をあげた。
「おかーたま! 怖いよ、おかーたま!」
「大丈夫! かーさんがついているから安心をし!」
地響きと共に下から突き上げる激しい振動に、ガラはただ事ではないと身を硬直させる。だが自然災害が相手ではどうすることもできず、揺れに堪えながらジッとしていると、不意にモタワが顔を上げて叫んだ。
「おかーたま、お外に誰かいるよ!」
ガラは娘の視線をなぞるように、突上げ窓の外へと目を向け……同時に背筋が凍りついた。
「ア、アンタ……何で、そんなところに……」
月明かりの下で、モタワを手招く白衣男に驚愕するガラ。無理もない。何しろ窓の外は足場となる広縁も無ければ、渡り廊下さえも無いのだから。
「おかーたま、外へ逃げようよ!」
モタワは母親の手を振りほどくと、白衣男に誘われるように廊下へと這い出ていく。
「モタワ!」
慌てて娘を追うガラ。ギシギシと軋みを上げる床板。建物の崩壊は近い。その恐怖に、ますますもって絶えられなくなった娘はフラつきながら立ち上がると、玄関の外へと飛び出した。
「お待ち、モタワ!」
娘の背を追いかけ、玄関へと向かうガラ。そして戸口を潜った瞬間、思わす足をすくめた。
「!」
足元にあったはずの階段は根こそぎ崩れ落ち、代わりに大きく裂けた地面が奈落の底のように口を開いていた。その地割れの裂け目の中を、悲鳴を上げながら落ちていく娘がいた。
「おかーたまーーっ!」
「モタワァァァァァ!」
玄関扉の柱にしがみ付き、手を伸ばすガラ。だが闇に飲まれた娘には届くはずもない。それでも何度も娘の名前を連呼する。
「いったい何で……。どうして……」
まだ続く揺れの中でガラが愕然としていると、地割れの底から気を失った娘を抱える子供が浮き上がってきた。
「ア、ア、アンタ……」
突然のことに言葉を失っていると、宙に浮いた子供の口角が不気味に釣り上がった。
「ちょっとばかり、欲の皮を突っ張らせたね」
「な、何のことだい! アンタから預かった荷物は、言われたとおり非獣人の配達屋に渡したよ!」
「でも、代金は支払わなかった」
「そ、それが何だってんだい!」
「別に咎めはしないよ」
ただ、このボクを出し抜こうとしたのは気に入らないけどね。と付け加える。
「人身売買のために人を雇ってたよね。そのおかげで、荷物が相手に届かない可能性があったんだよ」
それでは計画に狂いが生じちゃって困るんだよね。と冷厳にガラを見据える子供。
「アンタの依頼と、ケイニャの売買は関係ないだろう」
「それが、回り回って大ありでね」
そして子供は悪魔のような表情を浮かべた。
「だからペナルティーを受けてもらうことにしたよ」
そう言って、子供は顔色ひとつ変えず、抱えていたモタワを地割れへと放り込んだ。闇に消え落ちていく娘。その光景にガラはこの世の者とは思えない絶叫を上げた。
「モタワァァァァァァァァァァ!」
地割れを見下ろし泣き叫ぶ母親に、子供が言う。
「あげた報酬は好きにして使って良いよ」
だが、その声は愛娘を失った母親の耳には入らなかった。
数日後。
トオルたちはピザフとソルタークへの配達を無事に終え、シアスへと移動していた。
再生体がライドクローラーの運転手を務める中、トオルは屋根に上って付近の監視にあたっていた。双眼鏡を通して目に入る景色は、今日も平和そのものだった。
――今頃、ポウはどうしているかな?
ケイニャに付き添って一緒に旅をしてきた癒しの小動物。だが、ワニ男と争った日を境に、姿を見かけなくなってしまったのだ。
「ウチがライドクローラーの搭乗口を開けっ放しにしてたからいけないんです」
と餌を持って夜遅くまで車内を隈なく探し回っていたケイニャ。だが、ポウは二度と幼女の前に姿を現すことはなかった。
ケイニャの心の支えでもあった小動物。引き返して探すべきか。と、スケジュール調整を考えていたトオルたちだったが
「お気持ちは嬉しいです。でも、だからと言って予定を遅らせるわけにはいきません」
仕事を優先してください。と言い張るケイニャ。事情が事情だけに、トオルたちも幼女の意見を尊重し、先を急ぐことにしたのだ。
――予定より少し遅れてるけど、この調子なら、なんとかなりそうだ
あと三時間ほどでシアスへ到着する。そうすればケイニャともお別れだ。
――思えば、いろんなことがあったなぁ
と、ここ二週間ほどの出来事を振り返るトオル。今となってはズタボロになって行き倒れていたケイニャが嘘のようだった。
天性の読心術を取り戻し、笑うことも多くなった幼女。
――このまま幸せになってくれると良いなぁ
まるで愛娘を嫁に出すような父親の気分だった。それだけに、ありもしない良からぬ不安が胸に込み上がってくる。
――僕たちがいなくなるわけだけど、本当に大丈夫だろうか?
ワニ男の報復。尻尾を切り落とされた以上、多分、襲ってくることは無いはずなのだが
「この短剣をケイニャに譲ろう」
と再生体が『魔剣ヴェルファー』の片割れである『パンツァー』をケイニャに手渡していたのはつい昨日のこと。護身用としては、うってつけの武器となるはずだろう。
――考えてもしょうがないか
いつまでもンカレッツアに居られるわけではないし、あとはケイニャの運に任せるしかなかった。
三時間後。
三人を乗せたライドクローラーは、無事にシアスの村へと辿り着いた。
――想像していたよりも、良いところだな
今まで立ち寄ってきた村々と違い、シアスは規模が大きく豊かな緑に囲まれた村だった。渓谷の麓を中心とし、山の斜面を利用して開拓された段々畑。トカゲ族とは違い、耕作を主とした生活を営んでおり、粗末ながらも外敵に備えた柵も築かれていた。その門前近くでライドクローラーを停め、トオルたちはケイニャと別れの挨拶を交わしていた。
「トオルさん、再生体さん。ここまで連れてきて頂いて、本当にありがとうございました」
ペコリとお辞儀する幼女。ディアに買ってもらったポーチと、トオルが譲ったナップザックには着替えを。それに加え、トオルご自慢のカップ麺を含む大量の食料を包んだ大きな布袋を抱え持ち、さらには再生体から譲り受けた短刀を背負う姿は、まるで家出少女か夜逃げ人のような出で立ちだった。
「僕たちのほうこそ、ケイニャがいてくれて助かったよ」
もしケイニャがいなければ、ライドクローラーの運行もままならず、配達も思うように進まなかっただろう。
「それで、これは今日まで働いてくれたお給料だよ」
そう言ってトオルは用意していた物をケイニャに差し出した。ゴム紐で束ねたプレート。100万ケピロンの大金。もちろんトオルのポケットマネー……ではなく、経費として持たされたお金から拝借したのものだ。
――餞別として、いくらか持たせてあげたいな
そう思いついたのは、シアス到着直前になってからであり、当然、保子莉にも許可をもらっていない。
――あとで僕の給料から天引きしてもらえばいいさ
損失を埋め合わせをすれば文句もないはずである。だが……
「命を助けてもらって、ここまで連れてきてくれたんです。だから、お金なんか貰えません」
語気を強めて見上げてくる幼女に、戸惑うトオル。生きていくにはお金も必要となるはず。それを踏まえて報酬を渡そうとしたのだが……どうやら善意も行き過ぎると、ただのおせっかいになるようだ。
「分かったよ」
トオルはそう答え、お金を耐ショックパンツの後ろポケットにねじ込んだ。
「早く姉妹たちが見つかると良いね」
人口の多い大きな村だ。しかも手がかりとなる情報もない。本当ならばトオルも一緒になって探してあげたいところだったが、残念ながらスケジュールが押してて、そこまでの余裕はなかった。
「ありがとうございます」
凛とした表情で頭を下げ……そしてトオルたちを安心させようと、顔を上げてニッコリと笑う幼女。きっと、この先何があっても強く生きていけることだろう。
「それでは、ウチ、行きますね」
トオルさんたちもお元気で。とケイニャは二人に背を向け、村の中へと足を踏み入れていく。振り返っては何度も何度も頭を下げ、ヒョコヒョコと頼りなく歩いていく幼女。そして、その小さな後ろ姿はいつしか雑踏の中へと消えていった。
「それじゃあ、僕らも行こうか」
見送りを終え、ライドクローラーへと踵を返すと、後ろを歩いていた再生体が足早にトオルの横に並んだ。
「兄者、ひとつ相談があるのだが?」
いつにも増して真剣な表情の再生体に、トオルは身構えた。
「相談?」
「あぁ。色々と考えたのだが、1日だけ拙者に時間をくれないか?」
どう言うことなのだろうか。確かに割り当てられた配送業務は終わったし、日程的にも余裕はある。
「別に構わないけど、何をするつもりなの?」
「シアス(ここ)に滞在して、ケイニャ殿の様子を見ようかと思っている」
ワニ男からの報復を踏まえ、1秒でも長くケイニャを守りたいらしい。
「1日分の食料とミニライドを置いていってくれれば、あとは自力で何とかする」
もちろん明日の集合時間までには必ず合流する。と付け加える再生体。反対する理由はなかった。何しろケイニャの拉致未遂騒動が起きてから、まだ日も浅く、とても目が離せる状況とは言い難かったからだ。
「どうだろうか、兄者?」
「良い考えだと思うよ。でも、それじゃあダメだよ」
「駄目なのか?」と表情を曇らす再生体。当たり前だ。必要最低限の物だけ置いていけるわけがない。と、トオルはライドクローラーのスロープに足を掛けて言った。
「ライドクローラー(コレ)を置いていくよ」
そうすれば雨風も凌げるだろう。
「いや、しかし、それでは……」
「僕はライドマシンで約束の荷物を届けて、トラプヤに向かうから余計な心配はいらないよ」
足の遅いライドクローラーよりも、スピードの速いライドマシンのほうが都合が良いのだ。
「それに、そのほうが僕も安心できるしね」
「かたじけない……」
律儀に頭を下げる再生体に、トオルは気さくに声をかけた。
「僕の方こそ。頼りにしてるよ」
そう言って耐ショックジャケットを羽織り、最後の配達準備を始めるトオルだった。





