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SCRAMBLE  作者: ヒロコトー
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3/8

ep.3

離婚届を出そうと思ったのは、突然ではなかった。


 優里の中では、もう何度も同じことを考えていた。


 義雄とこのまま暮らしていくのか。


 子どもたちが大きくなったあとも、同じ家で、必要なことだけ話して生きていくのか。


 それが嫌だった。


 何より、今は拓斗がいる。


 夫婦として終わっている相手と暮らし続けるより、これから先を考えられる相手と一緒にいたい。


 拓斗と、そんな話をしたことはなかった。


 それでも二年以上続いている。


 優里には、それで十分なように思えていた。


 区役所でもらってきた離婚届は、数日前から引き出しの中に入っていた。


 名前を書いたのは、その日の昼だった。


 拓斗と会ったあとだった。


 いつものように昼を食べ、いつものようにくだらない話をした。


「最近、なんか考えてる?」


 拓斗が聞いた。


「なんで?」


「たまにぼーっとしてるから」


「そう?」


「うん」


 優里は少し迷った。


「私さ」


「うん」


「このままでいいのかなって、最近思う」


 拓斗は水を飲んだ。


「何が?」


「家」


「ああ」


「子どももだいぶ大きくなったし」


「そうだね」


「この先ずっと義雄と二人でいるのかなって考えると、なんか違うなって」


「ふうん」


 拓斗の返事は軽かった。


 優里は少しだけ拍子抜けした。


「それだけ?」


「何て言えばいいの」


「別に」


「俺に決められる話じゃないでしょ」


「まあ、そうだけど」


 拓斗は笑った。


「優里が決めることじゃない?」


「うん」


 その言葉を、優里は自分に都合よく受け取った。


 止められなかった。


 それだけでいいような気がした。



 義雄が帰ってきたのは十時半を過ぎてからだった。


 海美は寝ている。


 紗良も自分の部屋へ上がっていた。


 優里はリビングで待っていた。


「ただいま」


「おかえり」


 義雄はネクタイを緩めながら台所へ向かう。


「飯ある?」


「ある」


「食う」


 優里は座ったまま動かなかった。


 いつもなら冷蔵庫の中にあると言うだけだった。


「義雄」


「ん?」


「ちょっと話したいんだけど」


 義雄が振り返った。


「何?」


「座って」


「先飯食っていい?」


「あとでいいでしょ」


 義雄は少し嫌そうな顔をしたが、向かいの椅子へ座った。


 優里はテーブルの端に置いていた紙を取った。


 義雄の前へ置く。


「何これ」


 見れば分かる。


 義雄は紙を見たまま動かなかった。


「離婚したい」


「は?」


「離婚」


「いや、見りゃ分かるけど」


 義雄は顔を上げた。


「なんで?」


「前から考えてた」


「聞いてない」


「今言った」


「そういう話じゃないだろ」


 声が少し大きくなる。


 優里は階段の方を見た。


「声大きい」


「いや、こんなの急に出されたら大きくもなるだろ」


「急じゃないよ」


「俺には急なんだよ」


 義雄は離婚届を押し返した。


「無理」


「何が?」


「離婚」


「なんで?」


「なんでって、子どもどうすんだよ」


「私が見る」


「そういう話じゃないだろ」


「じゃあどういう話?」


「紗良と海美は?」


「だから私が――」


「父親いなくなるんだぞ」


「死ぬわけじゃないでしょ」


「そういう問題じゃねえよ」


 優里は黙った。


 義雄も黙った。


 冷蔵庫の音だけが聞こえた。


「何がそんなに嫌なの」


 義雄が聞いた。


「何が?」


「俺の何が嫌なの」


 優里はしばらく考えた。


 一つだけではない。


 だから一つにまとめることもできなかった。


「話さないじゃん」


「何を」


「何も」


「普通に話してるだろ」


「子どものこととか、ゴミの日とか、そういうのだけでしょ」


「じゃあ何話せばいいんだよ」


「そういうところ」


「分かんねえよ」


 優里は息を吐いた。


「昔からそう。何考えてるか分かんないし。何かあっても何も言わないし」


「言ったって聞かねえだろ」


「ほら」


「何が」


「それ。最初から決めつけて何も言わない」


「言っても面倒になるだけだから言わなくなったんだよ」


「じゃあ私が悪いってこと?」


「そういう話してないだろ」


「してるじゃん」


「だから面倒なんだよ」


 義雄は言ってから、少しだけ顔をしかめた。


 優里は笑わなかった。


「そういうのが十五年続いたんだよ」


「お前だって同じだろ」


「何が?」


「何かあったらすぐ実家帰るし」


「それ関係ある?」


「あるよ」


「何が悪いの。自分の実家に帰って」


「頻度の話だよ」


「行くなって言われたことないけど」


「言ったらまた面倒だろ」


「言ってないじゃん」


「だから今言ってんだよ」


「今さらでしょ」


「今さら言わせてんのはお前だろ」


 義雄は椅子にもたれた。


「家のことだってそうだよ」


「何?」


「専業で家にいるのに、なんであんなに散らかってんだよってずっと思ってた」


 優里の顔が変わった。


「は?」


「ほら」


「何が、ほらなの?」


「すぐそうなるだろ」


「じゃあ毎日全部自分でやればよかったじゃん」


「そういう話じゃない」


「自分は仕事してるから偉いってこと?」


「そんなこと言ってないだろ」


「言ってるのと同じじゃん」


 義雄は顔を手で擦った。


「もういい」


「ほらまたそれ」


「話にならないだろ」


「それ私のせい?」


「もういいって」


 優里は離婚届を義雄の方へ押した。


「だから離婚したいの」


「しない」


「私はしたい」


「俺はしない」


「じゃあずっとこのまま?」


「知らねえよ」


「私は嫌」


「俺は今決めない」


 義雄は立ち上がった。


 冷蔵庫を開け、ラップのかかった皿を取り出した。


 電子レンジに入れる。


 優里はその背中を見ていた。


 十五年。


 結局、最後までこんな話しかできない。


 そう思った。



 翌朝。


 義雄はほとんど口を利かなかった。


 紗良と海美がいる前では、いつも通りだった。


「海美、牛乳こぼすぞ」


「大丈夫」


「大丈夫なやつは両手で持て」


「持ってる」


「片手じゃん」


 海美が笑う。


 義雄も笑った。


 優里はその二人を見ていた。


 昨夜の話が嘘みたいだった。


 紗良だけが何度か優里と義雄を交互に見た。


「お父さん今日遅い?」


「分かんない」


 優里が答える。


 義雄は食べ終わった皿を流しへ運んだ。


「行ってくる」


「いってらっしゃい」


 海美が言う。


「いってらっしゃい」


 紗良も続く。


 優里は何も言わなかった。


 義雄も優里を見なかった。


 玄関の扉が閉まった。


 午前中、連絡はなかった。


 昼を過ぎてもなかった。


 三時前になって、短いメッセージが届いた。


『今日は帰らない』


 優里はしばらく画面を見た。


『分かった』


 それだけ返した。



「本気なの?」


 波山恵子(なみやまけいこ)は、テーブルの上の離婚届を見ながら言った。


「うん」


「義雄さんは?」


「今は嫌だって」


「そりゃそうでしょ」


「なんで?」


「なんでって」


 恵子は呆れたように優里を見た。


「十五年結婚して子ども二人いて、昨日急にこれ出されたんでしょ?」


「私は急じゃないよ」


「義雄さんには急じゃん」


 優里は缶のチューハイを開けた。


「でも前からうまくいってなかったし」


「それと離婚は別だよ」


「別じゃないでしょ」


「別だよ」


 恵子は酒には手をつけず、お茶を飲んだ。


 娘たちは二階にいる。


 海美は恵子が来たことを喜び、しばらくリビングにいたが、紗良に連れて上へ行った。


「で、離婚してどうするの?」


「実家あるし」


「仕事は?」


「探す」


「今?」


「離婚してから」


「なんで今探さないの?」


「まだ離婚してないから」


「そういう話じゃないんだけど」


 恵子がため息をついた。


「四十二だよ」


「分かってる」


「仕事辞めてどのくらい?」


「結婚してからずっとだから」


「十五年?」


「途中ちょっとだけ働いたけど」


「それで仕事すぐ見つかると思ってる?」


「何かあるでしょ」


「何かって何?」


「事務とか」


「何時から何時まで?」


「普通に九時五時」


「海美は?」


「実家近いし」


「お母さんに頼むの?」


「困ったらね」


 恵子は何も言わなかった。


「何?」


「いや」


「言って」


「それ、お母さんには聞いたの?」


「聞かなくても大丈夫でしょ」


「なんで?」


「親だし」


「……そっか」


「何その言い方」


「別に」


 優里は少しむっとした。


「離婚したら困るって話ばっかりするね」


「だって困るから言ってる」


「なんとかなるよ」


「その『なんとか』を誰がするのって話」


「私でしょ」


「だったら今から考えなよ」


「考えてるって」


「考えてないよ」


 恵子は少し強く言った。


 優里が黙る。


「家は?」


「売ると思う」


「ローン残ってるでしょ」


「義雄が払うんじゃない?」


「なんで?」


「家建てたの義雄だし」


「二人の家じゃないの?」


「名義は義雄だよ」


「そういう話じゃなくてさ」


 恵子は額に手を当てた。


「子どものこと、仕事、お金、住むところ。その辺ちゃんと決めてからでも遅くないでしょ」


「でも離婚するって決めたから」


「決めたから何?」


「もう気持ちは変わらない」


「……拓斗くん?」


 優里は少しだけ目を逸らした。


「関係ない」


「あるでしょ」


「ないよ」


「二年以上続いてるんでしょ」


「だからって拓斗のために離婚するわけじゃない」


「じゃあ聞いた?」


「何を?」


「離婚したらどうするって」


「まだ」


「なんで?」


「そんな話、離婚してからでいいじゃん」


 恵子はしばらく黙っていた。


「優里」


「何」


「一回ちゃんと聞いた方がいいよ」


「何を?」


「全部」


「誰に?」


「義雄さんにも、拓斗くんにも」


「義雄はもういい」


「そういうところだよ」


 優里は眉を寄せた。


「何が?」


「あんた、人の話聞かない時あるよ」


「聞いてるじゃん」


「聞いてるんじゃなくて、答え決めてから聞いてる」


「何それ」


「今もそう」


「じゃあ離婚するなってこと?」


「そこまで言ってない」


「じゃあ何?」


「ちゃんと考えろって言ってるだけ」


「考えてる」


「ならいいけど」


 恵子はそれ以上言わなかった。


 優里は少し苛立っていた。


 応援してくれると思っていた。


 少なくとも、


「よく決めたね」


くらい言ってくれると思っていた。


「恵子は離婚してよかったんでしょ」


「私はね」


「じゃあ分かるじゃん」


「分かるから言ってるんだけど」


「何が?」


「離婚したら終わりじゃないよ」


 優里は黙った。


「その後の方が長いんだから」


「分かってる」


「ならいい」


「何それ」


「もういいよ」


 恵子は笑った。


「そこまで決めてるなら、あとは好きにしなよ」


「怒ってる?」


「怒ってない」


「呆れてる?」


「ちょっとね」


 優里も笑った。


 話はそこで終わった。


 少なくとも、優里の中では。



 義雄が泊まったのは会社近くのビジネスホテルだった。


 一人になりたかった。


 優里と話したくなかった。


 それだけだった。


 翌日も会社へ行った。


 仕事をしている間は、家のことを考えなくて済んだ。


 部下から資料を渡され、確認し、会議へ出る。


 森山に呼ばれれば行く。


 いつも通りだった。


 昼休み、スマートフォンを見る。


 美知からメッセージが来ていた。


『今日会えたりします?』


 義雄は少し迷った。


『大丈夫です』


 送った。


 その夜、美知と会った。


 離婚の話はしなかった。


「疲れてます?」


 美知が聞いた。


「ちょっと仕事がね」


「大変なんですね」


「まあ、いつものこと」


「無理しないでくださいね」


「ありがとう」


 義雄は笑った。


 楽だった。


 美知は義雄の話を聞く。


 質問する。


 笑う。


 何を言っても、過去の話にはならない。


 優里ならこう返すだろう。


 そんなことを考える必要もない。


「次いつ会えます?」


 美知が聞いた。


「来週かな」


「平日?」


「その方がいいかな」


「じゃあ合わせます」


「いいの?」


「私も会いたいので」


 その言葉を聞いたとき、義雄はほんの少し考えた。


 離婚。


 昨夜までは、ありえないと思っていた。


 娘たちと離れる。


 家を売る。


 十五年の生活を終わらせる。


 そんなことをする理由が分からなかった。


 でも。


 優里が本気で離婚したいと言い続けるなら。


 夫婦としてもう戻れないなら。


 このまま無理に続ける意味があるのか。


 美知の顔を見る。


 この人がいる。


 そう思った。


 もちろん、それだけで離婚するつもりはなかった。


 自分はそんな無責任な男ではない。


 義雄はそう思っていた。



 義雄は二日後に家へ戻った。


 優里は何も聞かなかった。


 義雄も何も言わなかった。


 離婚届は引き出しへ戻された。


 しかし、話がなくなったわけではなかった。


 一週間後。


 また話した。


 次の週にも話した。


 優里の気持ちは変わらなかった。


「私は離婚したい」


「子どもは?」


「私が育てる」


「それだけで決めるなよ」


「じゃあどうしたいの?」


 義雄には答えられなかった。


 離婚したくない。


 でも、これから優里とどうしたいのかと聞かれると分からない。


 仲良くしたいのか。


 昔のように戻りたいのか。


 夫婦としてもう一度やり直したいのか。


 どれも口から出てこなかった。


 ただ、家庭をなくしたくない。


 それだけだった。



 その間も義雄は美知に会った。


 週に一度のこともあれば、二週間空くこともあった。


 食事をした。


 映画を見た。


 車で出かけた。


 美知は自分が既婚者と付き合っているとは知らない。


「三田さんって、家広そう」


「なんで?」


「なんとなく」


「普通だよ」


「一人暮らしなのに?」


 一瞬、義雄の動きが止まる。


「昔から住んでるから」


「へえ」


 美知は疑わなかった。


 義雄もそれ以上話さなかった。


 嘘は、最初についた一つだけのつもりだった。


 けれど一つを守るためには、次の嘘が必要になる。


 義雄はそのことを深く考えなかった。


 離婚すれば。


 そう思うことが増えた。


 離婚すれば、もう隠す必要はなくなる。



 優里も拓斗に会い続けていた。


「まだ揉めてるの?」


 拓斗が聞いた。


「揉めてるっていうか、義雄が納得してない」


「そりゃまあ、急ならそうなんじゃない」


「急じゃないんだけどね」


「旦那さんには急なんでしょ」


「恵子にも同じこと言われた」


「正論じゃん」


「拓斗まで言う?」


「いや、俺関係ないし」


 優里は笑った。


「ほんと冷たいよね」


「そう?」


「そう」


「じゃあ別れる?」


 拓斗が冗談っぽく言う。


「やだ」


「じゃあいいじゃん」


 拓斗は笑った。


 優里も笑った。


 それを本気で受け取る理由はなかった。


 二年以上続いている。


 拓斗はいつもこういう言い方をする。


 優里はそう思っていた。



 二ヶ月が過ぎた。


 三ヶ月目に入った頃には、義雄も以前ほど強く離婚を拒まなくなっていた。


 話し合う内容も変わった。


 離婚するかどうかではなく、離婚したらどうするか。


 家。


 住宅ローン。


 娘たち。


 養育費。


 面会。


「家は売るしかないだろ」


 義雄が言った。


「私たちが住んじゃダメなの?」


「ローン払えんの?」


 優里は黙った。


「売って残り返す。それでまだ残ったら俺が持つ」


「いいの?」


「よくはないけど、他にないだろ」


「親権は私でいいよね」


「……うん」


 義雄の返事は少し遅かった。


「面会は?」


「会わせないなんて言ってないよ」


「月一回は」


「分かった」


「海美は嫌がるだろうな」


 優里は答えなかった。


 紗良も。


 そう思った。



 二人が娘たちに話したのは、その数日後だった。


 日曜日の夕方。


 四人で食事をしたあとだった。


「ちょっと話あるから」


 義雄が言った。


 紗良が箸を止めた。


 海美はまだ食べている。


「何?」


 優里は何から言えばいいのか迷った。


 結局、義雄が先に口を開いた。


「お父さんとお母さん、離婚することになった」


 海美の手が止まった。


「りこん?」


「うん」


「なんで?」


 誰もすぐに答えられなかった。


「お父さんとお母さんが、別々に暮らすってこと」


 優里が言った。


「なんで?」


「いろいろあって」


「何が?」


 海美の顔が崩れた。


「私たち何かした?」


「違う」


 義雄がすぐに言った。


「紗良も海美も何も悪くない」


「じゃあなんで?」


「お父さんとお母さんの問題」


「やだ」


 海美は泣き出した。


「やだ。四人がいい」


 優里が抱き寄せた。


「海美」


「やだ!」


 紗良は泣かなかった。


 黙って義雄と優里を見ていた。


「いつから?」


 紗良が聞いた。


「何が?」


 優里が答える。


「離婚するって決めてたの」


「最近」


「最近って?」


「少し前から」


「ふうん」


 紗良はそれ以上聞かなかった。


 でも、その顔を見て、優里は少し気になった。


「何?」


「別に」


「何か言いたいことある?」


「ない」


 紗良は席を立った。


「海美、部屋行こ」


「やだ」


「行こ」


 泣いている妹の手を引く。


 階段を上がる途中、紗良が一度だけ振り返った。


 何も言わなかった。



 離婚届を役所へ出したのは、それからさらに数週間後だった。


 優里と義雄は並んで窓口に座った。


 書類を確認される。


 いくつか質問をされる。


 足りないところに記入する。


 十五年の結婚生活に比べれば、驚くほど短い時間だった。


「こちらで受理いたします」


 職員が言った。


「はい」


 優里が答えた。


 義雄も小さく頭を下げた。


 役所を出る。


 外はよく晴れていた。


 二人は入口の前で立ち止まった。


「じゃあ」


 義雄が言った。


「うん」


「家のこと、また連絡する」


「分かった」


「子どもたちよろしく」


「うん」


 それだけだった。


 十五年前。


 優里が義雄と結婚したとき、こんなふうに終わるとは思っていなかった。


 義雄も同じだった。


 けれど今、二人はもう夫婦ではない。


「じゃあね」


「うん」


 優里は駅の方へ歩き出した。


 義雄は反対側へ向かった。


 二人とも振り返らなかった。

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