閑話 ざわざわ
・・・時は、少し遡り・・・
おそろいの洋服は必須です!
何色にしましょうか。
どのようなデザインに・・・
これは、メイド会議が必要ですね。
・・・・
「皆様、チョコ様の日のために、
チョコ様、ヤッコ様、ぬぅ様、チコ様、アル、ロン、トト、ルル、リリに
おそろいの洋服を作りたいと思っています。
ご意見をください。」
「女の子たちは、裾がふわふわのワンピースがよいかと。」
「男の子は、ズボンとベストはどうでしょうか?」
「深めの緑はどうでしょう。」
「いえ、かわいい薄い黄色などがよいのではないでしょうか。」
「私は、女の子は薄いピンクに、
男の子は緑と薄いピンクのタイでおそろいにするとよいかと。」
「ぬぅ様とヤッコ様は、男の子に合わせて、
チコ様は女の子に合わせるのはどうでしょうか。」
様々な意見が出てきます!
一時間ほど、意見を交換したあと、
女の子は、うすい黄色とピンクのグラデーションのワンピースに、
すそは、もちろんフワフワに、そでもフワっとさせます。
チコ様は、前足が出るようにした筒状のワンピースで
裾をフワフワを3重にします。
男の子は、深緑のベストとズボンに薄い黄色のタイ。
あの人達は、すぐ汚すので、汚れが目立たない色になりました。
タイの色でおそろいにすることに。
ぬぅ様は、前足が出るようにした筒状のベストを、
ヤッコ様には、ベストだけ着ていただきます。
腕がなりますね!
・・・・
通常業務以外の緊急業務として、お洋服作りが始まりました。
隙間時間にお洋服づくりを進めていきます。
皆、われこそはと隙間時間を作っています。
こんなに掃除が早く終わるようになるとは・・・
ちょっとした発見ですね。
おかげで、チョコ様の日に間に合いそうです。
・・・
セドリック様もおそろいに入れて差し上げた方がよいでしょうか。
意外とさみしがり屋なんですよね・・・
大人一人だけ、というのもプライドが許さないでしょうし・・・
大人の男性のタイは、すべて男の子と同じにすればよいでしょうか。
手間はそんなにかかりませんし。
女性は、髪飾りでも作りましょうか。
それなら、全員がつけられますから。
さぁ、皆にもう少し、頑張ってもらいましょう!
◇
チョコ様の日・・・か。
料理は何をだそうか。
カラアゲと芋の皮を揚げたのは必須として、
他には、ポタージュも用意しよう。
あれから、他の野菜でも作ってみたんだ。
色々、おいしいのができたから、それも出そう。
人数も多いし、好きなものをよそって食べてもらおう。
他にサラダとか、パンがあればいいか。
なにか考えたいところだなぁ・・・
あっ!薄く焼いたパンケーキで、肉と野菜を巻くのはどうだろう。
手で持って食べやすいし、華やかにできるんじゃないか、花束みたいに。
お菓子は、パウンドケーキはもちろんだけど、
チコレの菓子も出してみるか。
チョコ様が興味をもっていたとサナが言ってたしな。
だいぶ固まってきたぞ、仕入れの量を決めなくてはな!
◇
「とうとう、別邸でクスダマを上げられるのですね!」
「もう、何度か王宮でやってますからね、準備は万端です!」
「どのクスダマにする?いろいろ入れるのがいいと思うんだけど。」
「とびっきり、華やかなのがいいよな!」
「花が散りすぎて、食事にかからないように考えなくてはですね。」
「テーブルの上にヒコウキを飛ばして、風を作るのはどうだ?」
「あっ、それおもしろそう!実験しようよ!!!」
「じゃあ、私はクスダマの花考える!」
「広範囲に風が渡るヒコウキにしたいよね!折ってみるよ!」
・・・研究棟は今日もにぎやかだ。
これで、なにが決まったのか・・・
護衛として見守っていても、さっぱりわからないテンポで会話が進む。
そして、もう、各自作業を始めている。
研究棟から出ないように見守るよう言われているが、
いったい何が起きるのか、爆発などしないのか、
表にはださないけれど…ドキドキしてしまう。
大丈夫なはずだ、国でもトップクラスの魔術師達の集団なのだから。
かなり優秀な・・・というか、天才なはずなんだ。
なのに、子どもと一緒に、遊んでいるようにしかみえないんだよな。
ほんとに、優秀な人たちなんだろうか。
いや、そのはずだ!信じよう。
◇
「陛下、チョコ様のお誕生日は現状不明なので、
チョコ様とアルベルトが出会った日を祝うことにいたしました。」
「なにをするのだ?」
「みなで、そろいの服を着て、クスダマを上げ、チョコ様の好物を食します。」
「我の服も用意しているのだろうな?セドリック」
「恐れながら、陛下がおいでになるとチョコ様が緊張なさるかと。」
・・・・
「たまには、よいのではないか?
我もオリガミの話をチョコ様に伺いたいのだが。」
・・・・
「陛下、残念ではございますが、そもそも、チョコ様はお話になりません。」
・・・・
「そうであったな。楽しむがよいぞ。」
「ありがとうございます。」
◇
「ねぇ、やっこ、ぬぅ、最近ざわざわしてない?」
ペコリ
『あぁ、なんか祭りがあるみたいだぞ。
あちこちで準備してた。』
「へぇ、そうなんだ。
ぬぅは、お散歩いくから色々しってるね~」
『まぁな』
ぬぅ、得意そうw
・・・まぁ、いっか~
なんにもいわれてないから、お手伝いなしで
わたしの勝ち!




