第五十一話 ほっとく?ほっとけ~き
ホットケ~キ、ホットケ~キ♪
「ロイ、ホットケ~キ作ろう!」
「ホットケーキですか? たのしみですねぇ~」
んっと・・・
思い出せ!私!!!
小麦粉 150g
砂糖 40g
ベーキングパウダー 10g
これで、合わせて200gのホットケーキミックスができて・・・
で・・・
たぶん、卵1個と牛乳合わせて200㏄ だったような・・・
全部200になるから、覚えやすかったんだけど
最近作ってなかったからなぁ~
粉を合わせてもらっている間に、
たまごと牛乳まぜちゃおう!
で、粉を入れてだまにならないように混ぜて・・・
焼く~~~~~!
・・・・・やらせてもらえないけどw
このプツプツしてくるところ好き
さすが、ロイ!
裏返すの上手! しかも、絶妙な焼き色!!!
ホットケーキの焼き色がきれいだと、テンション上がるぅ~
・・・・
家のホットケーキは、薄いんだよね。
どっちかっていうとパンケーキなのかなぁ~
でも、やっぱりホットケーキって言っちゃうw
いっぱい焼いてもらったから、お庭で食べることにしたんだぁ~
たっぷりバターに蜂蜜~
ん~、頬っぺた落ちそう!
ロイもサナも、おいしそうに食べてる!
リリとおばあちゃんも!
あれ? ぬぅとヤッコがいない・・・
遊びに行ったのかなぁ~
ん~、ホットケーキがおいしいから
わたしの勝ち!
◇
ぬぅ様が、小さな白いフェレットを連れてきました。
ヤッコ様が、ケガをしている小さなフェレットに付き添っています。
ホットケーキをいただきながら、護衛からの報告を視線で受け取りました。
チョコ様からは見えないかもしれませんが、
それなりに大きなけがのようです。
けれど、ぬぅ様とヤッコ様が、チョコ様に言いに来ないということは、
お二人でなんとかできるということなのでしょうか。
見守るように指示して、ホットケーキに戻ります。
なんですか、このふわふわ甘~い食べ物は!
バターと蜂蜜との相性も最高です!
なにより、焼き立てなのがおいしい!!!
けれど、冷えたとしても固いパンよりおいしくいただけそうです。
日持ちは、どのくらいなのでしょうか。
今後は、喫茶経営もかんがえてみなくては!
パウンドケーキ、ホットケーキ、からあげ・・・
もう、一品、二品欲しいところですね。
・・・・
白い小さなフェレットのケガが治ったようです。
ロイも気が付いていますね。
・・・これは、会議を開かなければ。
◇
『チョコ、こいつも仲間にして』
ぬぅが小さい白い子を咥えて連れてきた
ヤッコがぬぅに乗ってる・・・
かわいい~~~~~~~~~~~~!
白い毛に赤い目、アルビノだ!
この子は、確かに森では生きていきにくいよね・・・
ぬぅときたら、チコ…だよね!
元の世界でも、ぬぅとアルビノのチコは仲良しだったから!
「かわいい~~~~~」
「チコ、あなたはチコだよ~~~」
『こいつ、病み上がりだから、いいもん食べさせて』
コクン
「ロイ、この子に栄養ごはんお願い!」
「わかりました、いまもってきますね。
それにしてもお小さい。
どのくらいでしょうかね?」
「ぬぅ、この子、離乳食?」
『やわらかいもんがいいかもな
まだ、ちっちゃいから』
「あかちゃんだって~」
「わかりました。」
・・・・
ドロドロにすりつぶしたお肉をロイが持ってきてくれた
チコは、ペロペロなめてる
うん、大丈夫そう!
よかったぁ~~~~
ぬぅも、お友達できてよかったねぇ~
そういえば、ぬぅはしゃべれるし、
なんか部屋で自由に暮らしてるけど
フェレットといえば、ハンモックだよね~
ハンモックで二人で寝てたら、絶対かわいい!
ハンモック欲しいなぁ~
頼んでみよう!
◇
その日の夜、別邸会議を招集しました。
セドリック様とアルベルト様は、魔術会議でお留守だったのですが、
急遽もどってきていただきました。
チコ様の件を報告。
庭師によると、森からぬぅ様が咥えて連れてきたそうです。
それを見た、ヤッコ様がそっとチョコ様のお側を離れて、
チコ様に寄り添っていたところ、
チコ様のケガがふさがっていったとか。
確かに、血だらけだったチコ様が白くなっていくのを、
私達も確認しています。
「では、ヤッコ様には治癒能力があるということか。」
セドリック様が核心をついてきます。
「断定はできません。動物のみかもしれませんし。
チョコ様がよろこばれることに限られるかもしれません。」
「なにも断定できない・・・な。
ヤッコ様は、お話にならないし。」
そうなんですよね、ヤッコ様はお話にならないので、
なにもわからないのです。
「どういたしますか?」
「見守りましょう。
危険はないと思われます。」
「かしこまりました!」
そして、今日の一件は、誰もなにも見なかったことになったのでした。
◇
ん~~~~~~~~~
ぬぅとチコ、ヤッコと寝れるから
わたしの勝ち!




