↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界折り紙物語  作者: Chieko


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/79

第四十一話 予定って・・・なんだ?

王宮の広間に、人々が集まっている

隣国から来た魔術師たちも並んでいる。


陛下からのあいさつが終わったところで、

ヒコウキがクスダマを空に運んだ。


タイミングよくクスダマが発動!

ブワァ~~~~~~~~~~~~~~


花が咲き、落ちてくる。

みなが、空を見上げて、手をあげ喜んでいる。


発動までにヒコウキがどこまで上がるかが、課題だった。


「よかった・・・、成功だ。」という研究棟の魔術師に

「うまくいったな!」と答えるアルベルト。


「アルベルト、話し方を気を付けてください。」


そうだったと、舌を出して頭をかくアルベルト。

魔術会議の席だ、大魔術師としてふるまってもらうしかない。


・・・・


会議は、まずユニットから始まった。

まず、普通の紙で折った12枚組を渡し、魔力を入れる体験をしてもらった。

そのあと、実際に折ってもらう。


23枚折ったところで、組み方を教える。

2枚組、3枚組、6枚組、12枚組

30枚組は秘匿することになった。


術式紙用発動には、6枚組がちょうどいいことに合わせて

我が国の魔力循環システムを説明した。


魔力過多は、どの国でも問題だったようで

魔術師たちは、みな真剣にメモを取っていた。


「術式紙でなくてよいのがいいですね。」

「使用済みのユニットに、また魔力を入れられるのもありがたい。」

「子どもたちが、救われますな。」

「見た目がかわいいのもいいですなぁ」


・・・・


「ただ、あのクスダマについても教えていただきたい」

「あぁ、あれは美しかった!」

「他の花もあるのですか?」

「私は、あれを空に持ち上げたものが気になります」


初日の会議は、終了時間を3時間超えてようやく終わった。

結局、3日間、終了時間は、なんの意味もなかった。

アルベルトも一緒になって、ずっとオリガミを教えている。

研究棟の魔術師たちもだ。


・・・・


オリガミには、時間を忘れる術があるに違いない・・・


・・・・


水の術式紙で折ったヒコウキは、雨の中を飛ぶ。

しかし、それだけだった。

けれど、南の隣国の魔術師が飛びついた。


「水の中を飛ぶのですか? 湖の中ではいかがでしょう?」


「我が国には、湖がないので、その実験はできていないのです。」


「ぜひ、我が国で実験させてください!」


「雪の中ではいかがですか?」と北の隣国。


「いえ、まだ、そのような実験は・・・」


「では、ぜひ我が国で!まだ山脈に雪が残っています。」


「ありがとうございます、ぜひ」

熱意が・・・強すぎるのではないだろうか。

いや、悪意がないことはわかるのだが、

圧が・・・すごいのだ。


アルベルトと研究棟の魔術師たち、隣国の魔術師たちが

水の中で早く進む形について、すでに検討を始めている。

・・・いったい、どこにむかっているんだ?


4日目は、王都を観光してもらう予定だった。

最初が、国営商店だったのが、間違いだったのだ。


「これがオリガミですか? 色が様々でよいですな。」

「ほぉ、これで作ると、ユリも華やかになりますな。」

「ヒコウキも、様々な種類があるのですな。

 まだ、折っていないものは、買っていかないと。」


・・・


「これはなんですか?! クッション机?

 これは、いいですな!馬車でも書き物ができる。

 それにオリガミもできるのではないですか?

 いや、すばらしい!」


魔術師たちの手には、持ちきれないほどの商品が抱えられている。

最近販売された、おんぶ紐まで買っている。

どうやら、小さな子どもがいるらしい。


「小さなお子さんがいるなら、こちらもおすすめですよ。

 一人で眠れるようになると人気の商品です。」と店長が声をかけていた。


これ以上売るのか・・・

いや、買うのか。

嫁や子どもを持つと、こういう風になるものなのだろうか。


「これほど、ご購入くださるのであれば、術式紙箱がおすすめです。

 こちらは作物用の箱3個分の荷が入るので、

 皆様の荷が、かなり少なくなるのではないでしょうか。」

・・・と店長、箱の実演を始めている。


そして、その場で研究が始まった。おかしい・・・


「箱の折り方は教わったが、空間の術式紙と合わせたのか!

 なるほど、そんな手があったか。」

「これは、蓋もいいですね。蓋は教えていただいていないな。

 これは、購入したい。」といいつつメモもしている。


・・・・


もう予定時間を大幅に過ぎているのだが、

まだ、終わりそうにない。


研究棟の皆を思い出すのは、気のせいだろうか。


◇


結局、帰国前の観光は、ほぼ国営商店で終わった。

魔術師たちが、満足しているので良いのだが。


小腹がすいた彼らが屋台で食べたのがフライドポテト。

これについても、メモを取って帰っていった。


ほぼすべてがチョコ様の功績だ。

やはり、外に存在を知らせるのは危険すぎるな。


◇


ジー


ジー


畑のお手伝いしてるんだけど


畑の端っこからジーって見てる子がいる

近寄ると逃げちゃうかな


でも、目が合っても逃げない

かわいい~


今日は、ここまで

また、遊びに来てほしいなぁ~


かわいい子に会えたから

わたしの勝ち!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。