第四十話 研究棟は、今日も異常なし
ふふっ~
今日は、ルルとトトが遊びに来てくれたんだぁ~
こないだの花のくす玉見て
折りたくなったんだって~
せっかくだから、本も見せてあげた
「くすだま折りの飾り花」
トトが食いついてたなぁ~
表紙のね、もこもこの木に花が咲いてるみたいなの
「デコレーションツリー」気に入ったみたいw
ルルがくす玉折ってる傍らで、
トトは、本と格闘してたw
トト、本好きだよなぁ~
本だけだとわかりにくいのが仕立てなんだよね
頑張って折ったのを、ちゃんと仕立ててあげた。
仕立てる時に食い入るように見てるトト、
めちゃ、かわいい!
トトがかわいいから
わたしの勝ち!
◇
ハナノクスダマは、すごい。
書物の中には、ほかにもたくさんの花があった。
球にするだけでなく、少ない数での飾りもあった。
「デコレーションツリー」には、
書物の花が差し込める仕組みになってた!
これは、ユリでも差し込める!
・・・おもしろい!
針と紐で組み立てるのは、球でも数が少ないものでも同じ。
これも、あとからほどけるの、おもしろい。
魔力を吸収するかの確認のために教わりにいったけど
きっと、ルルも別なことで楽しんでるw
・・・・
ん~~~~~~~、楽しかったぁ~
やっぱり、チョコ様!!!!
もう、全然思いつかなかったことばっかり!
同じ形を重ねると花になって、葉っぱになる
教わったら、簡単なことなのに
全然思いつかなかったぁ~~~~~~
お花、ほかにもいっぱいあるって言ってたから
また、習いに行こう!!
うふっ、ほめられたぁ~
「ルル、オリガミ上手になったね」ってチョコ様に言われちゃったw
あっ・・・・、これ、魔力いれるんだっけ?
これだったら、植物系の術式紙だよねぇ~
うふっ、お花畑みたいになるといいなぁ~~~~
◇
今日は、研究棟でハナノクスダマ魔力実験だから、見学に来た。
研究棟の一階にある円形の中庭の中心に
ハナノクスダマが置かれている。
最初は「ミワク」だ。
周りの回廊には、研究棟の魔術師やアル、ルル、トトと私がいる。
ルルが、のんきに
「お花がいっぱい咲くといいですね~」なんて話している。
ロンが、真ん中のハナノクスダマに魔力を入れた
・・・
・・・
ブワァ~~~~~~~~~~~~~~
中庭が花に埋もれた。
花の中心には、放心状態のロンが立ち尽くしている。
そして、ルルは
「やった~~~~、お花だぁ~」と喜んでいる。
魔術師たちは、必死でメモを取っている。
メイドたちにも手伝ってもらい、花を別邸に持って行ってもらった。
別邸は、花だらけになっているに違いない。
チョコ様は、よろこんでいらっしゃるだろうか。
そして、次の実験「ワノトビラ」だ。
いま一度、ロンが魔力を込める
・・・
・・・
ブワァ~~~~~~~~~~~~~~
今度は、違う花が咲いた
「ねぇ、アル~
これ、上の方で発動したら、
お花が降ってきてきれいじゃない?!」とルルが叫ぶ。
それを聞いたトトが、
バラバラに落ちてきていた折った花を拾って、
まとめようとしている。
魔術師たちは、当たり前のようにメモを取っている。
・・・・いつもこうなのか?
これが、ここの当たり前なのか?!
花は、再度別邸へ送られた。
3度目の実験は、2つの花のパーツを合わせたクスダマに、
魔力を込めてから、風魔術で上に吹き上げる。
ロンがクスダマに魔力を込めてすぐに、
アルがヒコウキで、クスダマを空中に運び上げる。
・・・
・・・
三階くらいまで上がったところでクスダマが発動した。
ブワァ~~~~~~~~~~~~~~
2種類の花が、空中から降ってくる
ルルは大喜びだ!
花を片付けにきていたメイド達も、大はしゃぎで喜んでいる。
「セドリック様、これは式典にとてもよいのではないでしょうか。
サナに報告いたしましょうか?」とメモをしながら声をかけてきた。
「あぁ、それで頼む。」としか言えなかった。
◇
今日は、三回もメイドさんがお花を持って部屋にきた
きれいなお花で、お部屋が埋もれそうw
ちょっと、廊下をのぞいたら
護衛さんも花に埋もれてたw
なんかあったのかなぁ~
また、アルなんかした?
まぁ、きれいだからいっか
・・・って、ヤッコ!ヤッコ、どこ?
もしかして、花に埋もれてる?
「ヤッコ?」呼んでみた
ガサゴソと花を押し分けてヤッコが出てきた
やっぱり、埋もれてたwww
「ヤッコ、気を付けてねw」
ペコリ
お花がきれいだから、
今日も、わたしの勝ち!




