第三十三話 あかちゃん!
トマト、いい感じ!
もぎって、おばあちゃんに渡す
いま、おばあちゃんの畑は、たくさんの人が働いてる
リリ達のお父さんたちの他にも
庭師さんとかコックさんとかが手伝いに来る
おばあちゃん、見回ってるだけwww
ここの畑のお野菜が別邸のご飯になるから、大事!
「そうそう、赤ちゃんは元気かね?」
・・・赤ちゃん?
「はい、おかげさまで。
もうすぐ、半年になります。」とロイ
あかちゃん?
あかちゃん!?
「あかちゃん、みたい!」
「チョコ様、勝手には連れてこれないんですよ」
「セド~~~~~~~~~~~
あかちゃんに会いたい!」
少し離れたところにいたセドが近寄ってきた
「あかちゃん!」
・・・「善処します」
ヤッター!
わたしの勝ち!
◇
あかちゃんがやってきた!
畑のそばに、立食パーティーの準備ができてる
あかちゃんの誕生をお祝いするの
今日は、みんなお休みで楽しむ日!
ほっぺた、ぷにぷに
かわいい~~~~
あかちゃんの匂いって、異世界でも同じなんだぁ~
いいにおい~~~~
アルたちも楽しそう
おばあちゃんも、椅子に座ってニコニコしてる
こんな風に、みんなが集まるのって
はじめてかも~
・・・・
あれ?
あかちゃんの顔、赤くなってない?
「あかちゃん、大丈夫?」
お医者様に診てもらったけど
特に問題はないんだって・・・
おかしいよね?
お熱あるのに
離れたところにいたアルが、こっちを見て近づいてきた
あかちゃんをじっと見てる
ズボンのポケットをガサゴソして
二枚組ユニットを出してヤッコに渡す
あっ、ヤッコのご飯持ってきてくれたんだ
セドもやってきた
「チョコ様、こちらへいらしてください。」
なんで?って思ってたら
抱っこされて、強制的に連れ出された
あっ、ヤッコ・・・置いてきちゃった
・・・・
二枚組ユニットをヤッコに空にしてもらった
赤ん坊の胸の上に、空の二枚組を置く
次の、二枚組をヤッコに渡す
空を赤ん坊に、赤ん坊の二枚組をヤッコにと
何度か繰り返した。
うまくいってくれ!
赤ん坊の顔色が、少し良くなってきた
持っていた二枚組をいくつか組み合わせて、12枚組にする
赤ん坊に渡す
キャッキャと笑っている
もう、大丈夫そうだ!
・・・・
離れたところで見ているセドに向かって頷く
セドがチョコを連れて戻ってきた
「チョコ様、あかちゃんをお願いしますね」
「アル、こちらへ」
・・・だよなw
◇
赤ん坊の時のことは覚えてないが、
3歳くらいの時のことは覚えている
急に熱っぽくなって、心臓がドキドキして、膝から崩れ落ちる感じ
あとから、魔力が暴走してたって気が付いた。
俺は、なんとか暴走に耐えられたけど
体が耐えられずに命を失う子供だって多いんだ。
「わかってたんだろ、セド」
「はい、けれどチョコ様の安全が最優先なので」
それは、そうだよな・・・
あんなポンコツでも、聖女様だしな
みんなが助かってるのも、本当だもんな。
「なにをしたのですか?」
「空のユニットを渡した。
俺の魔力が移るなら、赤ん坊の魔力も移るんじゃないかと思って。」
「だから、ヤッコ殿に協力を」
「うん、
今は12枚組を持たせているから、大丈夫だと思う。」
「魔力暴走は、人によって違うはずですが
ユニットは共通で使用できるということでしょうか。」
「ん~、その辺は実験だな!
研究棟で、やるよ。
あれだ、魔力過多の子供みつけられる?」
「・・・楽しそうですね。
みつけますよ、必要なら。 何人ほど?」
「5人かな…
できれば、話せる年齢で」
「わかりました。
ロイには、話しておきましょう。
あと、魔力を測って、ユニットも渡すようにしましょう。
あかちゃんになにかあると、チョコ様が悲しむので。」
「セド、お前、チョコのことばっかりだなw」
・・・・
あかちゃん、顔色よくなった~
ヤッコ、がんばった?
ペコリ
よくわかんないけど
あかちゃん、元気になってよかったぁ~
12枚組のユニットであそんでる~
かわいい~




