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第18章:煙と鏡(中編)

文法や構文に不備がございましたら、平にご容赦いただけますと幸いです。

「そこまでにしろ!」


黒い甲冑に身を包んだ威厳ある男の低く響く声が、室内の私語を一瞬で掻き消した。彼は鍛え上げられた戦士の厳しい眼差しを向けながら、確かな足取りで進み出てきた。


「なぜ争っている? 何があったのだ、白石?」


「将軍、何でもありません」


白石は剣を下ろしたが、その声には固さが残っていた。


「ただ、かつての……仲間と再会しただけです」


男は俺の方を向き、頭からつま先まで慎重に検分した。


「ふむ、お前が佐藤春樹か。私がヴァルディス将軍だ。これまで一度も会ったことがなかったな」


「ええ、まあ……」


俺は苦笑いを浮かべた。


「この世界に到着するやいなや、第一宰相と女王からリーゼ行きの片道切符を渡されましたからね」


「噂は知っている」


ヴァルディスは顎に手を当てて頷いた。


「惜しいことをしたな。器用貧乏、か。確かに優れた能力とはみなされんが、適切に訓練すれば、どんな者でもこの世界の役に立てると私は考えている。どうだ、佐藤……クラスメイトの誰かと手合わせしてみんか? お前もこの期間、鍛錬を積んできたのだろう?」


「将軍、俺はただ女王とザルド第一宰相とお話ししたいだけです。俺は――」


「王宮の者がお前に割く時間があるとお思いか? あるいは、お前に会いたがっているとでも?」


ヴァルディスが言葉を遮った。


「私が宮殿に取り持ちをしてやってもいい……だが、一つ条件がある」


「まあ……確かに俺を追い出したのはあの人たちですからね」


俺は拳を握りしめて認めた。


「結構。では、模擬戦で他の者たちの実力を見せてもらうとしよう」


将軍は俺のパーティーを見渡しながら言った。


「すでにパーティーを組んでいるようだな……それに、その婦人はただの冒険者には見えん。教えてくれ、貴女のランクは?」


セラは胸を張って前に出ると、通る声でハッキリと答えた。


「サファイアランク、レベル78です」


その言葉が発せられた瞬間、室内は静寂に包まれた。白石や九条でさえも目を丸くし、言葉を失っていた。サファイアランクの戦士といえば生ける伝説であり、これほどの短期間で到達するなど、彼らの誰も夢にも思わないレベルだった。


「見事だ……」


ヴァルディスは賞賛の光を瞳に宿して微笑んだ。


「サファイアランク、か。素晴らしい仲間を見つけたな、佐藤。ではこうしよう、私の精鋭4人を二人で迎え撃ってもらう。受けてくれるか?」


「俺の問題にセラを巻き込みたくありません」


俺はすぐにセラの方を向いて言った。


「ハルキ、心配しないで」


セラは俺の肩に優しく、しかし力強く手を置いた。


「私はあなたの隣にいます。いつでも」


「わしもいるぞ!」


俺の肩から身を乗り出してチョーローが叫んだ。


「3対4で勝負じゃ!」


「喋る魔法トカゲか?」


将軍はくすりと笑った。


「手広いな、佐藤春樹! 非常に良い。橘、お前が攻撃の指揮を執れ! 九条、お前は遠距離から支援しろ! 権田と白石、前線を突破するのはお前たちだ!」


ヴァルディスは胸の前で腕を組み、闘技場の方を向いた。


「レベル25、レベル30、レベル32、そしてレベル40の4人が、レベル78の者、魔法生物、そしてレベル1を相手にするわけか……実に興味深い戦いになりそうだ!」

ご覧いただきありがとうございます!毎日21時50分に更新していきますので、よろしくお願いします。

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