第二章 終焉と序章の戦い
やっと戦いが、始まった。しかし、様々な困難がゆうすけに襲い掛かった。
敵海上プラントから、爆発や火の手が上がっていた。そこに左耳に付けていたインカムからピロリン♪と軽快な音が鳴った、
『こちら第十部隊です。爆弾の起爆成功しました。しかし起爆前に敵側にばれてしまいました。なので当初の予定の半分のダメージしか与えられませんでした。すみません侵攻部隊並びに攻撃部隊は、警戒レベルが、かなり上がってるので気を付けてください。』
その報告を聞いて俺は、
『了解だ。十分に留意する。作戦通り今そちらに向かっている。そのまま作戦通り俺たち強襲部隊の援護を頼む』
一呼吸おいて
『了解』
と、歯切れのいい返事が返ってきた。よくもまぁこの前入ったばっかの奴を信用できるよな、俺だったら絶対に無理だけどなんてことを考えているとパイロットである副隊長が
「まもなく作戦領域です。準備をしてください隊長」
いつも思うがこの副隊長は、メガネを掛けていて真面目キャラそうなのに胸がでかいな、ユナとは大違いだ、何カップなんだろう?F?E?どちらにしてもでかいな、なんて考えていたら
「…ちょう……ちょう…隊長!聞いているんですか?ちょっと何考えているんですか?」
「いやお前の胸が何カップなのかを推察していた」
俺は歯を見せてにやりと笑いながら指を立てた。そしたらパチンと音が鳴って右頬に痛みが走った。
「変態!もういいです隊長なんか大嫌いです。」
腰を曲げて、べぇとあかんべぇをした。それを見ていた他の隊員達は笑った。
「でほんとに良いんですか?パラシュート無しで投下しても?」
少しとげとげしい物言いで俺に言ってきた、そりゃそうだ
「大丈夫俺にはこれがあるからいける」
と、言って俺は、人が一人乗れるくらいの若葉マークと同じ形の鉄板をコンコンと、叩いた。俺は、ヘリのドアを開け昨日選んだ武器の入った。リュックサックを背負ったもちろんあの銃は入れている(しかも二丁)俺は、鉄板をスノーボードの要領で乗って風をつかんだ。俺は、インカムに向かって叫んだ。
『全隊員、作戦行動開始!』
『おう!』
風が心地いい今までの事なんて忘れてしまいそうだ。体の全身の力を抜いて空を滑った。プラントの上に着いた所で鉄板を反転させ下を向いた。脚に少し力をいれた。
「能力全開 モード1」
と言ってから赤いオーラに包まれた後、思いっ切り鉄板を蹴った。鉄板は、反動ではるかかなたに飛んでいった。隕石のごとく速さでプラントに落下した、ゆうすけはあたりを見まわした。ゆうすけが落下した所は周囲に比べて五メートルほど陥没していた。
「能力解除」
と、言ってから全身の力を抜いた。
「痛ぇやっぱ久しぶりに能力全開で何かにぶつかったからか、にしても警戒レベルが上がってるって言ってたのに警備ロボットの歓迎もないとはな」
そういっていると上からパラシュートで次々と隊員達が下りて来た。
「隊長大丈夫ですか?にしても妙ですね何もないなんて。」
俺もその問いにうなずいて
「あぁ俺も今そう思ってたとこだ。」
なんて言ってたら急に警戒音の様な音が鳴った。そしたら右の方から警備ロボットじゃなくてガスマスクの様なものを付けた人間の兵士が五十人ほど出て来た。
「何やってんだ!攻撃部隊の奴ら敵の気を引き付けておくんじゃ無かったのかよ!!」
隊員の一人が、そう言った所にインカムに連絡が入った。
『すみ…ま……せん…攻撃…部隊……壊滅…しま…した。』
驚愕の声が部隊から上がった。
「落ち着け!!この部隊には、この俺が付いている生き残りたい奴は、俺の後ろの来い、俺が守り切ってやる!」
そうゆうすけが叫ぶと前からゴウンゴウンという音を立ててかなり巨大なエレベーターが上がってきた。中からは、全長10メートルはあろうかという戦車の様な物が出て来た。戦車といってもキャタピラやタイヤの類は無く代わりに、楕円形の円盤の様なものがついているその円盤には、左右二つずつプロペラの様な物が埋まっていたどちらかというとロボットに似ていた。左右に120ミリ砲が二門肩に50ミリ砲が二門背中にミサイルポットが二つ皿型の薄い頭部の横に十ミリ機銃が左右に三門ずつ備え付けられていた。インカムからいきなりりょうきの声がした。
『聞こえているか生き残っているものは全員退却だ。今回の作戦はどうやら漏れていたらしい』
『すまねぇな俺は、退けねぇ俺はこいつらの退却を援護した後に退却する。』
『了解した。死ぬなよ。おっとすまねぇなこれじゃぁ死ぬフラグだな』
『あぁ、知ってるか?俺はなフラグを回収しないことで有名なんだぜ。』
「全員聞いただろ!俺が援護する早く逃げろ!」
「了解!」
さっきは歯切れのいい返事が返ってきたのに、今回の返事は少し歯切れが悪かった。全員が逃げ始めた頃さっきまで何もしてこなかった兵士たちがいきなり銃こちらに向け撃ってきた。しかし、その撃ち方には、全員寸分違わず同じ撃ち方だ。しかも一発も誰にも当たらない何か変な気がしたがゆうすけは、「能力全開 モード1」と、言って能力を発動させと同時に体が赤色のオーラに包まれた、銃を構えて兵士の群れに向かって銃を撃ちこんだ。立ってた兵士は、次々と肉塊になっていく五秒ほどで全ての兵士が肉塊になった。その後、今迄何もしてこなかった戦車の顔のライトがビカッと魂が籠ったかの様に赤黒く光った。頭と思われる部分がゆうすけを捉えると120ミリ砲を容赦なく撃ちこんだゆうすけは左へのステップで紙一重でかわした。撃ちこまれた所が30センチ程えぐれたゆうすけはそのまま左の120ミリ砲に照準を合わせて思いっ切りトリガーを押した。弾が当たる寸前に、重力を無視したありえない動きで左に旋回して避けた。旋回が終わった後、ミサイルポットが全開しゆうすけに、向けてミサイルが向かった。ゆうすけは、銃で向かって来ていたミサイルに向けて撃った。全弾命中したように見えたが、爆炎の中から無数のミサイルが顔を出してゆうすけは、避けたが一発だけ左腕に当たり灼熱感を左腕に感じて、肘から先が、はじけ消し飛んだ。「くっ」堪えたが、少し呻き声が漏れてしまった。ゆうすけは、閃光弾を投げ、敵ロボットが混乱シテいる隙に、近くにあった建物の陰に息を殺して隠れたのと同時に「モードチェンジ モード2」と言ったその瞬間に体を包んでいたオーラが赤から緑へと変わった途端に無くなっていた左腕が再生を始めた。隠れた瞬間に、インカムのりょうすけに、向かって
「何なんだ!あのロボットと戦車の間の様な兵器は!あんなもん見た事も聞いた事も無いぞ!」
『あぁそれは、イシュチュル社が独自に開発していた汎用戦闘兵器「フォーレンス」だ。そいつの脚部についているプロペラが弱点だ。』
「電源装置はないのか?」
『そいつは、外部電源で外から電磁波を照射して中の変換装置で電気に変換している、だから電源装置を壊すのは無理だそもそも無いからな。バッテリーの装甲も強固で俺たちの技術では、傷すらつかん』
「まじかよ!ならプロペラを破壊するしか無いんだな?分かったやってみる」
話が終わるころには、ゆうすけの左腕は元通りになっていた。
「ダメ元だし、じゃぁいちょやってやりますか!」
「モードチェンジ モード1」と言ってからゆうすけは、陰から出てから思いっ切りダッシュした。フォーレンスは、まだゆうすけに気づいていない後3メートルで気づかれた。ゆうすけは、スライディングして下から右半分のプロペラに弾を撃ちこんだ。右半分のプロペラが全て吹き飛んだ。フォーレンスの頭部の光が明滅して消えた、かの様に見えたが、次の瞬間脚部が変形し、四本に別れた。今迄は脚とは程遠かったが、今は脚その物と言えた。フォーレンスは、左右の主砲をパージした、背負っていたミサイルポットがスライドした所から、腕の様な物が出てきて、主砲があった場所に接続した。右腕の手の甲には、剣が伸びていた。フォーレンスは、ほとんどモーションを見せずに、ブーストに点火して、近づいてゆうすけの持っていた、銃を切り裂いた。「しまっ」すぐに左手で首元を、掴み壁に押し付けた。フォーレンスが右手を一杯にひき、突き出そうとした時、ゆうすけは、出撃前にりょうきに渡された物を思い出した。
りょうきは、ゆうすけを呼び止めて日本刀と西洋の剣の中間の様な刀を、差しだした。
「これは、俺がお前のために作った刀だ、いざという時に使え必ずお前の助けになる。ただし、一日に5分しか使っては、いけないお前の体が持たないからな」
ゆうすけは、何の事を言っているか分からなかったが、りょうきから、刀を受け取った。
腰に差さっていた剣を抜いたて刺し出された、剣ごと腕を切り裂いた。フォーレンスに、動揺がうまれ、ゆうすけを離し、後ろへ後ずさった。剣からゆうすけの体から出ているのと、同色のオーラがでていた。
「これが、俺の武器……」
普通の武器では、ゆうすけの力を受けることは、なかった。しかし、りょうきから貰った武器は、ゆうすけの力を受けていた。フォーレンスは、ゆうすけを睨み付けミサイルを、全弾発射した。ゆうすけが、持っていた刀を一振りすると、ミサイルは全て誘爆して消えた。フォーレンスは、明らかに動揺していた、
「す、すごい普通の刀だったら振った瞬間消えて無くなるのに……この刀には、俺の力が反映されるのか…よくもまぁこんなものを作ったものだ。」
フォーレンスの、胸部が開いて小型の円盤が十機程出てきた。その円盤のアイレンズが、同時にゆうすけを捉えた。次の瞬間、一斉に円盤の下に付いていた、チェインガンが火を噴いた。ゆうすけは、脚に力を入れてダッシュして十機のうちの一つを刀で、切り裂いた。円盤は、爆炎を上げて下に墜落した。下に転がっていた破片を、拾って円盤の二つにぶつけた、円盤は他の円盤にぶつかって二つの円盤が爆散した。円盤に気を取られていた時にゆうすけの、後ろからフォーレンスの、右腕から出た、ワイヤーに接続された、巨大なアンカーの様な刃物が深々と胸を貫いた。「ぐはぁ!!」ゆうすけは、呻き声と共に血を吐いた。ゆうすけは、即座に、背中のワイヤーを切って、上に飛びフォーレンスを上から両断した。すると残っていた円盤も、制御を失ったかのようにアイレンズの光が消えて墜落した。「モードチェンジ モード2」刀を包んでいたオーラも緑色に変わった。
「畜生、傷はかなり深いな制限時間内に回復できるか?」
大体、ゆうすけの感覚では能力の残り時間は、五分を切っていた。回復を、しながら院神に向かって喋った。
「おい今終わったぞ今からどうすればいい?もう能力の残り時間が無いから泳いで帰れってのは無理だぞ」
間髪入れずにインカムの向こうから
『え~泳いで帰って来てくれな……』
ここまで、聞いた所でプラントが大爆発を起こした。今までゆうすけが立っていた所から爆炎が噴き上がった。「うわっち」反射的に悲鳴を上げてしまった。
「なぜか、いきなりプラントが爆発したぞ!これも何かの作戦か?おい!聞いているのかよ!」
『いや違う多分、研究の成果を、盗まれる様なら爆破して、海の藻屑にした方が良いと踏んだんだろう。今から迎えを、寄越しても間に合わないだろうが、一応送るからそこに居とけ』
「はぁ??崩壊している、建物に立って待っていろと?」
俺が全力で抗議の色がする声で言った。
『うんそうだけど?何か問題が?俺の知った、事がじゃ無いし。』
「テメェ後で、本部戻ったら覚えてろよ。んっちょっと待ってくれ。何だあれは?」
爆炎が上がる中、ゆうすけは、フォーレンスが出てきた。エレベーターの、開閉ボタンを見つけた。ゆうすけは、顎に手を当てながら、考えた。おかしいあんな体積の、ものが出てくる、場所なんかないはずだ。なのに実際は、出てきた。これは、もう少し調べる必要が、あるけど、能力の残り時間も、もうないどうする。とりあえず、りょうきに連絡するか、
「すまねぇが、なんかボタン見つけたんだが、どうする?」
『どうするって、言われてもな……今から潜入って、無理か…どうしようか一回退却してくれ』
と、会話が終了した所で、時計が、深夜零時を指した。
「あっ、日にちが変わった。だから今からこの基地に入ってくる。から電波逆探知されるのも面倒だから、通信切るぞ」
『待てって、言ってもどうせ聞かないだろう行って来い。』
「おう!行って来る。」
ゆうすけは、返事をしてフォーレンスが出て来た、時に置いた、リュックを拾い、地獄への道を連想させる穴に、飛び込んだ。
イシュチュル社本社最上階社長室こんこんと、扉が開いた。
「失礼します。社長先ほどの、第三研究プラント襲撃の、被害報告並びに、取得データの報告です。」
メガネを、掛けた女性秘書が、手の平サイズの小さい細長い黒い板の様な物を出して、横に付いていた、スイッチの様な物を押した。側面から、ホロウインドウが出てきた。女秘書は、ホロウインドウを、指でスライドしながら被害の程を、報告し始めた。
「まず、被害の程ですが、実験用モルモットが、五十一体フォーレンスが、一体その他数々の、警備装置、偽造用プラントなど、総額百八十億円です。フォーレンスの脚部起動実験は、成功いたしました。」
静かな、重々しい声で返事が返ってきた。
「そうか、フォーレンスの戦闘データを見せてくれ。」
はい、と言う返事と共に、薄い板を社長と呼ばれていた、人物に渡した。その人物は、ホロウインドウの上に、指をすべらした。ホロウインドウ上にある項目に、チェックを付けたり、文章を打ち込んだりしていった。その後秘書に、その紙を、渡した。
「ここに打ち込んだ内容を、修正しといてくれプログラムも、今少し手を加えておいた、後で反映しといてくれ、その後その機体を正規量産型として発表しといてくれ、戦闘映像も見せてくれないか、カメラアイの、映像があるだろう。」
女秘書が、無言でリモコンを操作したら、下からホロスクリーンが、出てきた。その映像には、フォーレンスと戦う、ゆうすけが映っていた。ガタンと、椅子を揺らしてその人物は、立ち上がった。
「実験№,1029生きていたのか、しかも能力の開眼にも、成功している。成功している実験体がいるという報告が、あったがその個体は、この前実験中に、死に焼却処分した筈だから、いない筈だ、なのになぜ?あいつは、先々代で死んだはずだ、まぁ良い、捕えれば問題ない。第三研究プラント主任は、誰だったか?」
秘書は、ポケットからタブレット端末を、だして調べ、
「第三研究プラント主任は、闇導研究主任です。」
「そうか、さっきの男の顔写真を、送って捕える様に指示してくれ。」
女性秘書は、はいとだけ短く答え、部屋を出て行った。
その頃第三研究プラント地下へと、続く空洞ゆうすけは、かれこれ三分間落ち続けていた。
「どんだけ、長いんだ!この空洞は気が滅入りそうになる。」
と、言った所で底が見えた。プラントに来た時と、同じ様に地面に大きな穴を、穿って着地した。扉を、能力でこじ開けた。何かの、センサーに引っかかったのか、黄色いランプが回って、ブザーが鳴り響いていた。
プラント内研究主任室
一人の、下っ端兵士が走って部屋に入ってきた。中には、白衣を着た、無精ひげのメガネを掛けたぼさぼさ頭の、中年男性が、タバコを吸っていた。その男の胸の名札には、「研究主任 闇導 啓吾 (あんどう けいご)」と、書かれていた。闇導は、頭をポリポリとかきながら、兵士に「何かあったの?」と軽いノリで、聞いた。兵士は、ハッと言い
「地下プラント内に、侵入者有との、連絡です。今第二小隊が確認に、向かっております。侵入者への、対処は如何なさいましょうか?」
闇導は「う~んそうだね~こいつだったら、捕まえて、それ以外だったら殺っちゃっていいよ。」と、言いながらゆうすけの、写真をひらひらと振りながら、兵士に見せた。兵士は、短く
「ハッ了解しました。」
と返事をし、早足で部屋から出ていった。その後ろ姿を見ながら、一服して吹かした。
「ふぅ、にしてもこの施設に侵入者か珍しいなあれを、見られなければ良いが、社長にもばれない事を祈るしかないか……」
ゆうすけは、施設内を駆けていた。少し走って疲れた、ゆうすけは、足を止めて項垂れて、言った。
「でけぇとにかくでけぇ、何だ、この施設は、ふざけてんのか!!無駄に、でか過ぎる利便性が無い。経費も掛かるだろうに。」
そんな風に、愚痴を言っていると、複数足音が囲んで、有無を言わさずに、銃をゆうすけに撃った。銃が一斉に火を噴いたのと同時に、
「能力全開 モード1」
と、言いながら下に避けた。銃弾が、ゆうすけの頭の上を、舐めた。放たれた銃弾は、ゆうすけを囲んでいた兵士に当たった。肉が爆ぜ、腕が飛び頭が飛び狂った人形の様に、兵士たちは、踊り狂った。ゆうすけは、その死体を見て、驚愕した。
「な、なんだ?こいつらまるで、自分の意思の無い人形じゃないか。何で動いてんだ?」
死んだ筈の、頭がない兵士以外を、残してまた立ち上がって、銃を構えてトリガーに、指を掛けた。まるでゾンビの様に。ゆうすけは、瞬時に懐に忍び寄って頭を、飛ばそうとした。しかし、兵士たちの体はゆうすけが、近寄った瞬間に爆ぜた、文字通り爆発した。幸いゆうすけには、怪我一つ無かった。しかし、爆発の音を聞きつけて複数の足音が、近づいて来た。リュックの中から出した、光化学迷彩で姿を隠した。すぐ前を、兵士が過ぎて行った。ゆうすけを取り囲んでいたオーラが消えた。
「畜生やばいな、このままじゃあいずればれる。こういう施設には、自爆ボタンがあるもんだろうが、何でどこにもないんだよ。」
腰のホルスターから、拳銃型のレールガンを二丁抜き、安全装置を外して両手で持った。ゆうすけは、光化学迷彩を被ったまま歩き始めた。約五分間走り続けた所で剣呑な雰囲気を醸し出している部屋があった。部屋に入りゆうすけは、ホルスターにレールガンを収めた。ガラス張りの壁の向こうに、百平方メートルほどの部屋があった。その中には人間らしき物が、一人ずつ檻に入れられていた。檻の中に入っていた人は、とても人間の器官と思えないものが付いていた。蛇の様な、頭や獅子の尾、熊の腕等が本来有るものの代わりに付いていた。檻の中では、拘束具で椅子に張り付けられて、何かを注射されて苦しんでいた。
「何だよ。この施設何をしているんだ。何を注射しているんだ、人間を相手に何の実験をしてるんだ。」
後ろからドアの、開閉音が聞こえ、コツコツと足音が聞こえてきた、足音はゆうすけの隣で止んだ。
「逃げ出してしまった。君の二代目を、創り出す為だが何かな?№,1029山中 祐祐君?」
「なっ!」
ゆうすけは、なぜその男が、自分の名前を知っているのか理解できなかった。そして今ゆうすけは、光化学迷彩を纏っていたのにいる事がばれた。
「何故おれの名前を知っている。そして何故俺が、見える?」
その男は、答える前にタバコを吹かした。
「ふぅ何故かって?そりゃあ研究資料を見たからだけど?何か問題が?なぜ見えるかって?悪いがそっちには、答えられん。」
平然とその男は、タバコを吹かしながら言った。ゆうすけは、「能力全開 モード1」と能力を発動して、殴りかかった。パンチが男の体に、当たったがビクとも動かなかった。先程と同じ、服装をした数人の兵士が、取り囲んだ。男は兵士達に向かって
「余り傷付けるなよ。後で実験に使うからな、傷が付いちゃ使いにくいからな。」
そう言うと、男はコツコツと、足音を立てて、部屋を出て行った。兵士達は、ナイフを構えると一斉に襲い掛かった。ゆうすけは、一人の兵士の突きを交わした後に、腕を持ち背負い投げをして反対にいた、兵士にぶつけたその兵士達は、アンプルの様な物が沢山並べてあった机に激突し、アンプルをまき散らした。その隙に、ホルスターから銃を抜き残っていった兵士達の頭に弾を、叩きこんだ兵士たちの肉は爆ぜ血が壁に飛び散った。投げ飛ばした兵士と、その兵士をぶつけられた兵士が起き上がった。その兵士たちは、地面に転がっていたアンプルから出ていた針を自分達の二の腕に刺して、中の緑色の溶液を注射した。二人は、いきなり苦しみだした。ゆうすけに投げられた方の兵士が、いきなり倍の大きさに膨れ上がりバンと、大きな音を立てて破裂した。もう一人の兵士の方はというと、体が二倍に膨れ上がったが破裂せずに、背中の肩甲骨のあたりから腕が二本生えてきた。着ていた服は裂け、被っていたヘルメットにガスマスクが、炸裂して弾け飛んだ。体長は、三メートルを超え、瞳孔は開ききっている。口は頬骨のあたりまで裂け、牙が生えている。体の至る所からは噴射口の様な穴が、空いてた現にその穴からフシューと、音を立てて白い蒸気が出ていた。その元兵士の化け物の、体の噴射口が今まで蒸気を出しているだけだったが急に周りの空気を、取り込み始めた。体を縮めいきなり体を張って咆哮した。ただ吠えただけで、大気が震えたその咆哮は、口だけで吠えているのではなく、体中にある穴からも音が出ていた。ゆうすけと、その元兵士がいる部屋にあった、ガラスの道具ガラス張りの壁のガラスが、割れた。金属はひしゃげ、部屋の中は、見るも無残な姿になっていた。元兵士はゆうすけを、一瞥しガラスの向こうの収容施設に行き檻ごと、中の人間らしき者達を咀嚼し始めた。よく見ると、味わって咀嚼している様に見えた。ゆうすけは、一先ず部屋から逃げ出した。そうしていると、下から床を突き破り、さっきの怪物が出てきた。怪物の外見は、最初に見た時とは、違っていた肌色だった肌は、黒色に染まり突起物が体中から出ていた、背中には鎧張りで、黒色の板が覆っていたその間からは、蒸気が顔を覗かしていた。怪物は、ゆうすけを見るなり襲い掛かった反射的にレールガンで、怪物の顔を狙い撃った、発射された弾はカーンと、虚しい音を立てて弾かれた。
「なっ……チクショウ!!」
ゆうすけは、そう吐き捨てると元々向かっていた方向へ走って逃げた。後ろからガーンと、大きな音が鳴った。ゆうすけが、振り返って見てみると、怪物の腰から肌と、同色のアンカーの様な物が、床に伸び突き刺さっていた。怪物は四本の腕で、床と壁を掴んでいた。口が開きその中から、約長さ30㎝程の、つららの様な物が覗いていた。体中の穴から大気中の空気を取り込み始めた。ゆうすけは、嫌な予感がして横道に入った、次の瞬間さっきまで走っていた、道が消し飛んだ。
「なっなんであんな事が出来んだよ。」
ゆうすけは、怪物の懐に飛び込んで、腹に本気の蹴りを叩きこんだ。腹には、直径30㎝程の穴が開いていた。後ろによろけ、下を向いた。急に怪物の何かが変わった。先程会ったメガネの男の様な口ぶりで話し出した。
「お楽しみの所悪いが、時間だ俺は、退却させて貰うとしよう。」
「ま、待てまだ勝負は着いていないだろ!!」
何かが変わった怪物はゆうすけを、睨み付けながら、
「冗談じゃない、まともに動いていない暴走状態のこいつにずたぼろに、なっている奴が何を言っているんだ?」
「どこがだ俺は今もぴんぴんしているぞ!ほらこの通り五体満足だ……」
下を見ると左腕は半分が、無くなり右足は、ふとももがえぐれていた。
「ほらな、今のお前には勝てないこの腕は、戦利品として貰って行くからなじゃあな。」
そう言って怪物は姿を消した。
「モードチェンジ モード2」
インカムからいきなり、りょうきの声が聞こえてきた。
『大丈夫か?お前の後ろに研究室があるからそこからデータを、拝借して脱出してくれ。』
海洋実験プラント上空ヘリの中
「もう!隊長無理しすぎです!!もしもの事があったらどうするんですか!」
プラントを脱出してヘリに、乗り込んで早々に副隊長にゆうすけは、怒られた。
「まぁ気にするな、実際俺は生きてんだしそういう事は、俺が死んでからにしろよ。」
「死んでからじゃ遅いんです。」
こんな他愛ない会話をしていると後ろの大量の海水と、共に海中プラントが蒸発した。
五分前プラントから100キロ離れた孤島
何人もの人が忙しなく走り回っていた。
『起動準備完了繰り返す、起動準備完了』
パイロットスーツに身を包んだ白髪の少年が、歩いて起動準備が完了した機体に乗り込んだ。高さ30m全長50mの巨大四足歩行ロボットだった。背中には、約30mの主砲が二門折りたたまれて付いていた。腕には500㎜砲を、両手に一丁ずつ持っていた。肩にはイシュチル社のエンブレムが、輝いていた。
「で、今回の作戦目標は何?」
少年は、鼻歌まじりにモニターに問い掛けた。
『今回の作戦は、第三研究プラントだ』
「はぁ?なんで?あそこは、俺たちの研究施設だろ?何でそれが目標なんだよ。」
『あそこは、もう占領された私たちの、施設じゃない。』
「あっそならいいや」
そう言ってパネルを、押しながら機体の稼働率を確認した。
「背部主砲稼働エネルギー充填開始」
「弾加速率30%発射態勢完了」
「発射!」
発射された弾は、摩擦により神々しく輝いていたその弾は、海を穿ち研究プラントに命中した研究プラントがあった場所から天に向けて青白い光の光が、立ち上った。その後、かい割れた海から融解して、沸騰している海底が、見えている。正に、その有様は地獄そのままだった。
「エネルギー充填率32%にて、発射。主砲ジェネレーター三割融解他損傷なしとっ。」
『対象破壊確認。任務完了だ。帰還してくれ』
「わかったよ」
巨大四足歩行ロボットは、ブースターを噴かして、朝日が昇り始めた東の空に消えていった。
すみません投稿遅くなって、アクション描写をやっと書く事が出来ました。(やったね!)でも、アクション描写は、得意じゃないのでというか小説書くの事態初めてなんで、本当にもう残念なことになっていなすけど、それでも良いという方は、これからもよろしくお願いします。補足ですが、投稿した後に、見返してみて、修正することがあるんで、時たま文章が変わります。




