第二話、自難
不思議な力を手に入れた柊次、これから人のいない大型公園へと向かう
午後2時30分[兵庫県神戸市東町平松公園、]
柊次[これは...,何なんだよ?]
柊次この力を夢でないと自覚した。
だとしてもこれは異常以外の何者でもない。
周りに人のいない事、これは絶対条件だ、
柊次[これなら行けるよな?]
柊次昼にやった事と同じ全身に力を入れて能力を発動する。
柊次[.....やっぱ夢じゃないな。]
全身から立ち昇る黒い蒸気、力が漲るこの感覚、[間違いない!][これは夢じゃ無い!]っと、柊次の頭の中に何度も繰り返しその答えが過ぎる。
Death[物をイメージしてみて?]
柊次[え?]
頭?、いや違う、幻聴?、違う。柊次の体内から黒いモヤが現れる!。
柊次[その声?まさかDeath?]
その声に聞き覚えのある柊次、その答えは正しかった。
Death[よく分かったね?そう僕だよ。]
Deathは黒いモヤから出て来る。その姿は、黒い悪魔?いや悪魔に近い人?人の姿をしているがしっぱと羽を持っている悪魔のような角や牙を持っていない。けど間違いなく悪魔に近い姿をしている。でも一番驚いなのは、
柊次[俺の顔?]
そう柊次と同じ顔を持っていた。
Death[驚いた?君の中に居たからね。でもその様子だともう魔力には目覚めたようだね?]
Deathは答えたこの力は魔力であると、そして続けて答える。
Death[魔力は変幻自在、形をイメージして魔力を込めれば剣にも斧にも弓も作れる。そして当然魔力を集中すれば打ち出す事も出来る。まさに自由自在なんだ。]
地獄の先導者とは思えないほど優しいDeath、彼は一体何者で何故こんな所に?何故柊次の中に?柊次は頭の中で魔力の存在と共に危険性、有効性、それら全てが今自分の力になっている事を理解した。
柊次[何故俺にそんな力を?]
Death[簡単な話だよ、(末梢神経の損傷完全断裂)による神経断裂、君は痛みを感じず知らなかったと思うけど、あの時君は大量出血で死んでもおかしく無かった。]
Deathの状況説明を聞き確かに受け入れなければ、柊次は死んでいた。しかしそれ以上に魔力の危険性が頭をよぎり続ける。
柊次[僕を助けたって言うのは分かった。けど、僕はそれ以上に魔力の危険性が頭をよぎる。例えば今の物を生成する自在性、応用性、これだけでも戦略の幅が無限に広がる。生成能力を使えば刃を作り切り刻める。更にさっき見せた放出能力あれが人を飛ばせる威力なら僕は空すらも自由自在に飛ぶ事が出来る。つまり僕が戦争の概念をガラリと変えてしまう事になるんだ。]
柊次はDeathに、魔力がこの世界にどれ程の影響を及ぼすか、危険性そのものを伝えた。
柊次[確かに僕を助けてくれた事には感謝している。でもこの力は多くの人を傷つける。力にはよく責任があるって言うけどまさにその通りなんだ。]
柊次は感謝と力の危機、それぞれの思いを伝えた。
Death[なるほどね、確かに恐ろしい事態を招くのは分かった。]
柊次[分かってくれたんだね?]
柊次はDeathが危機を理解し、納得してくれたと思った。
Death[でもそれは戦争が起きなければの話なんじゃ無い?]
柊次[え?]
Deathは知っていた。もう既に、戦争が始まっていた事を、東の国ベシスタリア帝国、現在一番の土地を持ち、軍事力も世界一、今から5年前、日本兵庫県の港をベシスタリアは強襲した。攻撃対象は三つ一つ目は港の破壊、港は国内有数の巨大港であり攻撃されれば物流停止は避けられない。二つ目は街と市民への攻撃、当時の人口は街一つでも三十万を優に超えインフラの影響も重なれば大打撃は避けられない。そして三つ目は基地への攻撃、当然攻撃されれば救助活動や国の防衛が出来ずに攻撃をもろに受ける事となる。当時は夏休みシーズンで祭りの開催やイベントが多く開催されていた。それも重なり死者は17万人を超え史上最悪の事件となった。
Death[そして今も続いている。]
柊次[何でそれを?]
Death[だってその件で僕は来たんだよ。]
柊次[!!?]
無理も無かったDeathの目的、それは戦争がきっかけだった事、既に嫌な予感がした。
柊次[戦争が原因ならDeathは何しに来たの?]
Deathは柊次に答えた。
Death[パートナーとなる人間を見つけて共にこの戦いを終わらせる。死をもってね。]
Deathの目的その意味の恐ろしさ




