第一話、始まり
この物語はフィクションである。
初めて知る事はいつも斜め横、人間の死角に存在する。
それでもいつかは来る。
それは、こんな時かもしれない。
柊次[ちょっとコンビニ行ってくる]
ドアを開け夜のコンビニへ走り出す。
何事も無い、いつもの道を彼は進み続ける。
コンビニ店員[合計で426円、パッドルカード1500円です。]
柊次[ヘンペイで]
何事も無く買い物を済ませる。
コンビニ店員[ありがとうございました。]
何事も無く家に向かい走り出す。
そのはずだった。
柊次[ん?]
目の前をよぎる青黒く光る火の玉?。
柊次[なんだろ、あれ?]
柊次は火の玉が気になり追いかける。
柊次[はぁーはぁー]
走っても、走っても、追いつく事はなく、それでも興味が尽きる事はなくただ走り続けた。
柊次[なんだよあれ早すぎるだ、うわ!]
走るのに夢中になり足を滑らせてしまった。
柊次[ん…]
柊次は目を覚まし、現状を確認する。
柊次[右腕、左足、利き腕、利き足を見事に持ってかれてる。]
落ちた場所は崖道であり、土砂が悪く登る事もできない。
挙げ句ケータイは圏外と言う最悪のオンパレードだった。
???[大丈夫かい?]
柊次[は?]
柊次の元に火の玉が話しかける。
???[そう警戒しないでよ。]
柊次[いやするでしょ?]
当たり前の返答、けど仕方が無かった。
未知なる者の遭遇、宙に浮く火の玉、謎に話してくるこの状況、すでに柊次の頭はパンクしていた。
???[驚くよね?無理もない。]
柊次、心の中[こんな状況で驚かない奴、居るの?]
そんな中、火の玉は、柊次に話を持ちかける。
???[君に話をっと、自己紹介がまだだったね。僕の名前はDeath、地獄への先導者を担う者だ]
柊次[地獄への先導者?、俺死ぬのか?]
地獄への先導者、それは彼に大きな衝撃を十分与えた。
Death[そうじゃないけど、まぁ〜そうだね。このままなら君は死ぬね。でもそれは君の選択次第。]
柊次[選、、、択?]
頭が回らない柊次にDeathが答える。
Death[そう選択だ。この選択次第で君は助かる。]
提示内容
1.僕の望みを受け入れ、力を得る。
2.君は僕の望みを受け入れず、孤独に死を待つ。
Death[さぁ好きな方を選んでくれ。]
意外に単純な内容に見えても相手は地獄の先導者。
運命の分岐点、普通であれば慎重に選ぶべき、けど今の彼には生きなければならない理由があった。
つまり選ぶ選択肢は一つしかない。
柊次[俺は死ぬは訳にはいかない。当然受け入れる。]
柊次は家に一人また母のため、そして2人の親友、
師匠と娘さん、柊次には生きる理由がいっぱいある。
柊次[俺はみんなのためにも死んじゃいけない]
Death[ふっ、その選択後悔するなよ?]
Deathはそう言うと柊次の体に飛び込む!。
柊次[ああああァああああぁあー]
強烈な痛み、ただそれが柊次の全身を駆け巡り柊次を苦しめる。
柊次、心の中[痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、苦、、、、、、しい、意、、、識、、、、、、、、、、、はぁ!]
痛み、苦しみ、それら全てが意識を奪い気づけばベットの上に居る。
柊次[夢か?]
非現実的状況、そうこれは夢だ、骨折した腕は折れてもいない正常に機能し、夢と呼ぶには十分過ぎる状況、全てが夢と思えるあるある展開の数々、柊次は夢と言う事にした。
柊次[今日の科目は〜論理か]
授業の用意をして柊次は学校へと向かう。
柊次[あの夢は?まるで本当にあった事のように感じる。あれはなんだったんだろう?]
登校中の柊次はずっとあの夢の事が気になり続けていた。
柊次[うわ!]
小学生とぶつかり、驚く柊次、その小学生を見てると信号無視をしていた。
柊次[危ないな〜って!おい嘘だろ!]
柊次が見た物、信号無視をする小学生、その小学生に突っ込むトラックを!柊次は走り出す。
柊次[ダメだ間に合わない!]
どう考えても間に合わないこの状況、諦めかけた柊次に異変が起きる。
柊次[なんだ?全身に力が?心臓から湧き上がる感覚、周りもゆっくりだ!これなら間に合う!]
柊次は力を込めて飛び出す!
柊次[とどけーーーーーーーー!]
柊次はトラックより早く小学生を助けて草むらに突っ込んだ。
小学生[うわーーーーん]
小学生は泣き、柊次は安心した。
柊次、心の中[よかった、でもこの力は一体?]
力を使い物語は歩み始める。遂に世界は新たな次元へと突入して行く。




