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私(ストーカー)の恋  作者: Tokimine
私(アヤメ)の恋
17/19

会話と顔文字

橘と廊下で会ってから数日後。

塾から帰ってスマホを見ると、通知がいっぱい来ていた。

塾に行って帰って精々2時間と少しなのに。

28件って、多いな。


ミサ:『あれ?まだ誰も喋ってないじゃん』

ミサ:『やったーいっちばーん』

ミサ:『おーい橘くーん』

ミサ:『あーちゃーん』

A@t:『うるせー』

A@t:『テンション高いなお前』

ミサ:『だって1番って何か良いじゃん?』

A@t:『三人グループでもか?』

ミサ:『yes!』

A@t:『あっそ』

ミサ:『あーちゃんの返事全然無いね』

A@t:『そうだな』

ミサ:『今の内に聞くけどさ』

A@t:『なに?』

ミサ:『橘くんは好きな子とか気になってる子とかいる?』

A@t:『いないけど』

ミサ:『(*`Д´)ノ!!!』

A@t:『何で怒るんだよ』

ミサ:『面白くないから?』

A@t:『何で疑問系なんだよ!Σ( ̄□ ̄;)』

ミサ:『おっ、顔文字使うんだーwww』

A@t:『なぜ笑う』

ミサ:『いやー別にーwww』

A@t:『何だよ』

ミサ:『乙女だなーってw』

A@t:『顔文字使ったら乙女なのかよ』

ミサ:『さぁ』

A@t:『なんだそれ』


おぉ、めっちゃ会話してる。

ミサは楽しそうだなぁ。

何か私の入る隙が無いんだけど。

と言うかすごく仲良さそうに見えるんだけど。

二人ってこんなに仲良かったのか。



この時、私の中には二つの感情があった。


憧れと嫉妬。


「最低だ。私」


友達が自分の好きな人と仲良くしているだけで嫉妬だなんて。

何て醜いのだろう。


・・・そんな事は分かっている。

私が醜いことは知っている。

当然だ。

私は人殺しだ。

切れ味の悪い刃物で男を滅多刺しにした。

血で池が出来る程に。

元の姿の見る影も無いくらいに。


違う。

そう言うことではなくて。

変な方向に悲観的になってしまった・・・


こんな場面で、どんな感情を抱けば良いかは解らないけれど、それでも 嫉妬は違うと分かるし、そして悲観的になるべきでもない。

結局、感情に答えなんて無いのだけれど、それは人それぞれで、だからこそ個性があるのだけれど。

それでも、正解が無いとしても、不正解はあったりするものだ。

詰まりは、今嫉妬するのは間違いだ。

それならば私はこんな感情を抱いてみたりする。


負けないんだから


と。

しかしこれも、正解とは言い難いものだった。

さて、落ちも着いた所で(着いたとは言い難いかもしれない)私もトークに交ざるとしよう。

でも、一体どんな内容を送れば良いのか見当がつかない。

やはりここは自然体でいこう。


アヤ:『塾から帰ったーやっと会話できるよー』

ミサ:『おっそーい』


返信早っ!?

えっ何?待ち伏せてたの?!


アヤ:『返信早っ!Σ( ̄□ ̄;)』

ミサ:『おっ』

ミサ:『ミラー戦法だね?』

アヤ:『何の事?』

ミサ:『とぼけないでよー橘くんと同じ顔文字使ってるじゃーん』

アヤ:『え?』

アヤ:『ホントだ同じの使ってる』

ミサ:『よっ!ミラー戦法!』

ミサ:『( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆』

アヤ:『ミサが言ってるのはミラーリング効果の事?』

ミサ:『あれ?あれれ?』

ミサ:『知ってるって事は意識してるってことかな??』

A@t:『おいおい、あんまりいじめんなよ旭日』

ミサ:『お、橘くん復帰~』

A@t:『お帰り黛』

アヤ:『ただいま』

ミサ:『恋人みたいな事するなよー』

A@t:『これは恋人なのか?』

アヤ:『ミサちょっとうるさい』

ミサ:『あれー』

ミサ:『あーちゃん怒ってる~?』

―A@tがミサを退会させました―

A@t:『後で個人で話しても良いか?』

アヤ:『いいよ』

―A@tがミサを招待しました―

―ミサが参加しました―

ミサ:『なにすんのよー!』

ミサ:『そんなことしてるとモテないよ!!』

A@t:『うるさい、もう一度退会させるぞ』

ミサ:『圧政だー!』

A@t:『俺もう寝るわ』

『私も』:アヤ

ミサ:『何々?二人で密会?』

ミサ:『あれ?二人とも?』

ミサ:『返事は?』

ミサ:『てか既読は?』

ミサ:『せめて読んでよ!』

ミサ:『ねえ!』

ミサ:『・・・』

ミサ:『(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)』

ミサ:『(ゝω・´★)』

ミサ:『おやすみ!!!!!!!!!!』


ミサが諦めた・・・

さて、密会と言えば密会だけど。

一体何を言われるんだろうか。

すっごく不安だ!!!

ヤバい。

何か緊張してきたーー。

なるようになれ!!!


アヤ:『それで、どうしたの?橘』

A@t:『実は気になっている事があるんだ』

アヤ:『なに?』

A@t:『お前、何塾?』

アヤ:『え?』

A@t:『だから、何て名前の塾に通ってる?』

アヤ:『質問の意図はわかってるよ』

アヤ:『聞きたい事ってそれ?』

A@t:『そうだけど』

アヤ:『新井塾』

A@t:『そっか、サンキュー』

アヤ:『おやすみ』

A@t:『おぅ、お休み』


・・・・・・・・・は?!

期待させんなよ!

私がバカみたいじゃん!!

それこそこれだよ、これ!


!Σ( ̄□ ̄;)


もう寝る!!

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