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異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


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友人からの気になる話

数日後、魔導具店からペンダントが出来上がったと連絡を貰い、受け取りに来ていた。


「想像以上にいい出来だ」


「ありがとうございます。海龍蛇の鱗を扱うのは初めてだったのですが気に入って頂けて良かったです」


「また何か加工して欲しいものができた時にはここに頼むよ」


「是非お待ちしております」



俺は受け取ったペンダントをインベントリに入れ帰宅した。


「フェン、メリル。ペンダントを付けてみてくれ」


俺は2人の首にペンダントをかけてやった。



『うむ、魔力回復の付与もきちんと出来ているな』


フェンが魔法を使い減った魔力の回復を確認していた。


「綺麗なペンダントなのです!」


今回、メリル用にとても小さいペンダントを依頼したが細かな装飾も綺麗に出来ている。

あの魔導具技師はいい腕だな。


「ペンダントも完成したから海龍蛇にお礼に行こうと思っているんだがお前たちも行くか?」


『うむ、それがいいだろう』


「行くのです!」


じゃあお礼に美味い飯作って持っていくか。

普段海の魚ばかり食べているって言ってたから肉の方がいいよな?でもあのでかい身体だと腹いっぱいになるんだろうか。


いや、もしかしたらフェンみたく身体のサイズ変えられたりするかもしれないな。

そしたらステーキとかだけにしようと思ってたが、他にも唐揚げやハンバーグなんかでも満足してもらえるかもしれない。作ってみてだめだったら大人しく巨大ステーキで我慢してもらおう。



「よし、出来た。海龍蛇のところに向かうぞ」


俺はフェンとメリルを連れて沖縄の海まで転移した。



────────────────────


「よお、元気か」


『ああ、元気だとも。今日はどうしたのだ?』


俺たちが転移で海龍蛇の近くまで行くと、海龍蛇が水面から顔を出した。


「これ、貰った鱗で出来たペンダントのお披露目とお礼に飯を持ってきたんだ」


『なんと!本当に持ってきてくれたと言うのか』


「作って持ってくるって約束したじゃないか、それと海龍蛇は身体のサイズを小さくしたりできるのか?」


『容易いことよ』


そういうとみるみる小さくなり普段のフェンと同じぐらいになった。


本当なら空間の中に入って食べれたりするといいんだが、空間内には水がないからな。海の上でのご飯だ。


「こっちの方が食べやすいか…」


俺は海の上に結界魔法で結界を張りその上にみんなが座れるようにした。


『便利な使い方をするもんだ』


『うむ、これはいいな!いつでもどこでも食べられるようになるぞ!』


俺はインベントリから今日のために作ってきたステーキや唐揚げにハンバーグ、デザートにプリンと果物も用意した。


「よし、いっぱい食ってくれ」


『主よ、米も出すのだ!』


はいはい、すっかり米が大好きなフェンは肉を食べる時は米も必須だ。


『その白いのは美味しいのか?』


『うむ、肉をガッと食った後に米をかき込むのだ!』


『ほう、これまた美味い!』


米を食べたことない海龍蛇はフェンの見よう見まねで米を食べ、気に入ったらしい。


「龍のおじちゃんこの果物も美味しいから食べるのです!」


「龍のおじちゃん…」


何百年も生きている伝説的な存在におじちゃんと言えるのはメリルだけかもしれないな。

海龍蛇が怒ってないといいんだが…


『ほほ、確かに我はおじちゃんだな。よい、好きなように呼ぶといい』


「ありがとうなのです!」


そしたらフェンのこともフェンおじちゃんでいいんじゃないか?と言おうとしたが、フェンたんも可愛いからそのままでいいか。


──俺はおじちゃんって呼ばれないように気をつけよう…


『そういえばの、海の中に気になる物があるのだ』


「気になる物?美味いモンスターじゃなくてか?」


『うむ、なにやら海の底深くに扉があるのじゃよ』


扉?海の中に建物を建てる変わった人はいないはずだ。そうすると考えられるのは……


「ダンジョン…か?」


『まだ誰にも発見されていないダンジョンということか!?主よ早く行かねば!』


「美味しい果物があるかもなのです!」


いや、待て。仮にダンジョンだとして発見したらギルドに報告しなければいけない。でも、海の底深くだとしたらたどり着けるのは多分俺たちぐらいだろう。先に少し探索してからでもいいのではないか?


「本当にダンジョンか調べるためにも俺らが先にダンジョンの中に入っても問題あるまい」


『うむ、それがいい!我らだけで独占するか?』


いや、さすがに独占はまずいかもしれないが行けるのが俺たちだけなら実質独占しているみたいなもんだ。ただでさえこの沖縄の海はここでしか現れないモンスターなんかがいるんだ、ダンジョンの中も期待できる。


「海龍蛇、いい情報をありがとう。美味そうな食材が取れたらまた飯を作るよ」


『楽しみにしておるよ』


よし、それじゃあ行くか。インベントリには大量の食材やら飯が入っているから準備も必要ないしな。


「じゃあ、またな」


俺たちは海龍蛇に挨拶を済ませ海の底深くまで潜って行った。


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