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異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


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宝飾店へ行く

うーん、どこがいいだろうか。


翌日俺は海龍蛇からもらった鱗を加工してくれる場所を探していた。スマホで色々調べているが正直どこがいいか全くわからないな。


こういうのは東京に行けばどこかしらいい所がありそうな気もするが、浅草支部の熊のおっちゃんにでも聞くか?解体場のおっちゃんにも用事があったし浅草支部に行くか。


フェンとメリルは家で真羽と遊んでいるらしい。


「おーいおっちゃん」


「おお!ベヒモスの兄ちゃんじゃねえか!また大物持ってきたのか!?」


俺は早速浅草支部にやって来て解体場のおっちゃんに声をかけた。


「いや、おっちゃんに渡したいものがあってな。これなんだが」


俺は遺跡にあった書庫から見つけた魔獣完全解体書の写しをおっちゃんに渡した。


「魔獣完全解体書……?」


「ああ、遺跡で見つけてな。写しで申し訳ないんだがこれならどんなモンスターの解体方法も載っているからおっちゃん欲しいかなって思って」


「いくら払えばいい!?」


金なんて困ってないんだ、いらないよというと強烈なハグをされたんだが生憎おじさんからのハグは嬉しくないんだ。


おっちゃんと別れて俺は室長室に来ていた。


「特になにかあったとかじゃないんだけど、おすすめの宝飾店の場所を聞きたくてな」


「宝飾店か……俺より桃井の方が詳しいな。呼ぶからちょっと待て」


桃井って誰だったか。


「こうやって言葉を交わすのは初めてですね。改めて浅草支部で副ギルドマスターをしている桃井と申します、よろしくお願いしますね」


「こちらこそよろしく頼む、それでおすすめの宝飾店の場所を聞きたくてな。いいところはあるか?」


「そうですね……なにを買われるか、なにを加工するかにもよりますね」


「海龍蛇の鱗をペンダントにできるところがいいな」


「──海龍蛇だと?」


「えっ、あの伝説級の海龍蛇……」


「ああ、友人になってな。鱗をもらったんだよ」


「お前さんのことは規格外だとは思っていたがここまで規格外だとは」


「失礼な、話してみたら意外と良い奴だったんだ」


「──どうやって海龍蛇と話したんだとか気になることはあるが俺の胃がやられそうだから聞かないことにしておく」


本当に失礼な熊のおっちゃんだ。海龍蛇は美味い食材を持ってきてくれる優しい奴なんだぞ?仲良くなっておけば今後も持ってきてくれるかもしれないだろうが!


「コホン、素材はわかりました。素材が素材なので、誰でも手が出しやすい一般向けの店より一点物の商品を作っているおすすめの店を紹介しますね。料金はそれなりにするのですが、腕は確かなので」


「そうしてくれ」


俺は礼を言いギルドを出てサブマスに紹介された店に向かった。


「ここだな」


紹介された店は本当に富裕層向けなんだろう、外観からして一般人は近寄り難い雰囲気だ。


「いらっしゃいませ、ご用件をお伺いしますね」


ピシッとしたスーツを着たご主人が俺の前にやってきた。


「冒険者ギルド浅草支部のサブマスに紹介されて来たんだが、この鱗を加工してペンダントにできるだろうか?」


「拝見致します。っ……これはただの鱗ではないですね」


やはり見ただけでそこまでわかるぐらいこの鱗は凄いのか。それともこのご主人が鑑定でも持っているのか。


「これは海龍蛇の鱗だ」


「海龍蛇、ですか。私でも聞いたことのある有名なモンスターですね。そうですね……」


ご主人は考え出した。やっぱり難しいのだろうか?


「もちろん我々に任せて頂けるのは嬉しい限りなのですが、この鱗ですと魔導具技師に頼んで付与を付けて頂くのが良いかもしれません」


魔導具技師か、そういえば考えてもいなかったな。魔導具を作るだけだと思っていたが鱗の加工も出来るのか……どうせなら付与をしてもらった方がいいか。


「ありがとうご主人、そうしてもらうよ。聞くのは失礼かもしれないがおすすめの魔導具技師を紹介してもらえるとありがたい」


「ええ、もちろんですよ。身内で申し訳ないのですが弟が魔導具店をやっておりまして、そこで魔導具技師として働いております。腕も確かなので是非行ってみてください」


このご主人が言うなら間違いないのだろう、身内だろうが腕が良ければ問題ない。

宝石を買う時は今度からここの店で買うことにしよう。


俺はご主人に紹介された魔導具店に向かった。


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