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異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


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遺跡探索

翌日、俺たちは名古屋の街中から車で10分ほどの距離にある遺跡に来ていた。


『かなりでかいな』


「ちょっと雰囲気が怖いのです〜」


すでにこの遺跡は見つかってから結構な年月が経ってるからか、チラホラ人は見かけるがそんなに多くの人はいないみたいだ。遺跡好きの観光客っていう感じだ。


「中は結構薄暗いな、なんか気になることがあったらみんな言ってくれ」


『うむ』


「わかったのです!」



あの壁の模様はなんだ?


俺たちは結構奥まで歩いてきた。その奥の壁には色んな色の模様と文字が書かれている。

近付いてみるが周りの観光客はおしゃれな模様と文字だと写真を撮っているが、ここに書かれていることに気が付いていないのか?


『どうしたのだ主』


「いやこの壁に書いてある文字が読めるんだよ、俺の言語理解スキルで」


「わっ、なんて書いてあるのです!?」


書いてあるのは地下への行き方だ。壁にある模様と数字の正しく触ると地下への扉が現れる仕組みらしい。だが、今ここで開けてしまうと他の観光客もいるしな……


「これは一旦ギルドに報告して立ち入り禁止にしてもらうか?」


『うむ、それがいいだろう。何があるかわからぬからな』


俺たちは冒険者ギルド名古屋支部に向かうことにした。


「すまない、リック・ハンストンS級冒険者なんだが遺跡について報告したいことがある。できれば上司……サブマスかギルマスあたりと面会をしたいのだが可能だろうか」


俺は並んでる人がいなかった受付嬢に声をかけた。


「はぁ?あなたねそんなわかりやすい嘘はやめた方がいいわよ。どこの国の人かは知らないけど外人でもSランクの冒険者はいないって常識なのにそんなことも知らないの?」


まあ俺のSランクは知り合いやギルドの上層部しか知らないからこの受付嬢が知らなくても問題はないのだが、ギルドの顔とも呼ばれる受付がこの態度はどうなんだろうか。周りの冒険者は呆れた目で受付嬢のことを見ている……なるほどいつもこの態度だから並んでる人がいなかったのか。


「何も言い返せなくて黙るぐらいなら最初から本当のことを言えばいいものを。それとね、サブマスやギルマスなんて嘘つきなあなたみたいな人とは簡単に面会なんてできないんだからね!わかったのならさっさと行きなさい!」


ああ、こいつはだめだ。久しぶりに性格終わっている奴にあったが前回も受付嬢だったか?俺は受付嬢を選ぶ運がないのだろうか、こんな時にステータスの運がもう少し良ければと思ってしまうのは仕方ないことだろう。


せっかく遺跡のことを報告しようと思ったのだがやめて帰ろう。隣にいるフェンもそろそろキレそうだ。


「お待ちください!」


俺は入口に向かって歩き出していたんだが声をかけられ呼び止められた。


「大変申し訳ございません!私、副ギルドマスターの松田と申します。S級冒険者のリック様だとお見受けしますがお間違いないでしょうか?」


「ああ、そうだが今さらどうした?受付嬢に言ったがS級なんかいないと嘘つき呼ばわりされたぞ」


「申し訳ございません!あの者は最近入ってきた者で試用期間中だから多めに見ていたのですが、今日限りで試用期間の中止でクビにするのでどうかご容赦頂きたく」


「──はぁ、次はないぞ」


「ありがとうございます!えっと、そこの君、彼女の退職手続きしちゃって。今日付けでね!それで本日のご用件はいかがなさいましたか?」


「ちょっと個室で話せるか?遺跡のことについてなんだが」


そうして俺たちは応接室に案内された。


「改めて俺はリック・ハンストンS級冒険者だ。よろしく頼む」


「私は名古屋支部の副ギルドマスターをしている松田です。本日ギルドマスターは私用でギルドにはおらず私が対応させて頂きます。それで遺跡についてとのことでしたが、なにかアーティファクトでも見つかりましたか?」


「一応確認なんだが、あの奥の模様や文字を研究したりしている者はいるのか?」


「遺跡学者や古代文字の研究をしている者たちがおりますが、かれこれ何十年も成果は出ていないと聞いています。ここのギルマスもかなり変わったお方で遺跡が大好きとのことでここのギルドマスターになったらしいです。本日も遺跡について何かわかることがあるかもしれないと資料を探しに行くとのことでした」


どこのギルドもサブマスは苦労してそうだ。


「それなんだが、俺のスキルで壁の文字が読めるんだよ」


「───え?壁の文字が……読める?」


「ああ。あそこには地下があるらしくて、その行き方が壁に書かれているのだが他の観光客もいて勝手に入るのはまずいかと思ってな。学者や研究者がいるのなら一緒に入ることも可能だが」


「っ……少々お待ちください!さすがに私だけの判断ではどうしようもできないのでギルマスに連絡してきます!」


サブマスは走って部屋から出ていってしまった。


「フェン、メリル。多分かなり時間がかかるし暇だろうから空間の中にいてもいいぞ、飯も出しといてやろう」


『うむ、それがいい。我は難しい話は苦手なのでな』


「わかったのです!」


少ししたらサブマスが息を切らして戻ってきた。


「大変お待たせしました、ギルマスに連絡を取ったところこちらにすぐ戻るとの事でリック様にはお待ちいただけるとありがたいのですが……」


「その予定だからいいぞ」


「ありがとうございます!」


それから俺たちはギルマスが来るまでの間、俺がインベントリから出した飲み物などを飲みながら遺跡についてわかっていることなどを話し合っていた。


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