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異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


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(閑話)真羽の思い

きっかけは本当にたまたまだった。


冒険者学校を卒業して冒険者になり、いつも通り浅草ギルドで依頼を受けて帰ってきたら、酒場に有名なパーティー希望の光のメンバーが話していたのだ。


あの有名な希望の光より強いソロ冒険者なんているのか?未踏破エリアでの緊急救出要請に走って向かって1時間もしないで帰ってきた?本人たちが話しているから本当なのだろうが、俺には全く想像がつかなかった。


だが、そんな強い人に少しでも指導してもらえたら……弟子にしてもらえたら、と希望の光にその冒険者の居場所を聞くが上手くかわされて、全然教えてもらえない日々が続いた。時には依頼が終わるまでずっとギルドで待ち、ダンジョンにも着いて行った。それでも諦めたくなかった。


やっと、本人に連絡を取ってくれたらしくすぐに横浜ギルドで顔合わせの日程を組んでくれたのだ。


実際に会ってみると、オーラや圧が凄く失礼だが希望の光より強いことがすぐにわかった。依頼を受けて休日にダンジョンでモンスター相手にどう立ち回るか、攻撃をした後の動き。どれも冒険者学校で教えてもらったよりもわかりやすく、ためになることばかりで俺はどんどん強いモンスターも倒せるようになり、異例の早さでCランクまであがった。


それを報告すると初めてギルドの訓練場で対人戦の指導になったのだ。

本気で振りかぶっても当たらない、考えて攻撃しても当たらない、自分が本当に強くなったのかわからなくなりそうな時間だった。


30分以上経ってからようやくリックさんは木の木剣を持って構えてくれたが結局最後まで一撃どころか掠りもしないで終わったのだった。


だが、褒めてくれた。筋は悪くないし考える頭もあると。初めて褒められて俺は思わず泣きそうになったが、その日ようやく弟子入りが認められた日だった。


数日後、初めてダンジョンボスを倒しに行こうと決めて断られたら1人で行こうと思ったが師匠は嫌な顔せず着いてきてくれ、俺が倒し終わるまでずっとアドバイスをしながら後方で待ってくれていた。師匠が後方にいるだけで俺は負けることはないと確信できる程だった。


自分が初めて倒したミノタウロスを不格好ながらも解体し、師匠が作った夜ご飯をみんなで食べたのもいい思い出だ。

あの日食べたシンプルなステーキもミノタウロス丼も俺は忘れることはないだろう。


フェン様も戦い方のコツやモンスター側からの意見など事細かに教えてくれ、メリルさんはただただ可愛い。俺はこの人たちと知り合いになれて本当に幸運だったと思う。


少しでも仲間だと思ってくれたら嬉しいな。


俺は今日も元気に挨拶して、きっとうるさいと師匠に怒られる。だけどそんな1日を大切に過ごそうと思う。


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