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異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


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S級冒険者コンビニに感動する

中に入ると、飯屋か……?と一瞬思ったがどうやら情報によると“コンビニ”というらしい。異世界では塩味ばかりの食事に固いパン、美味しくない保存食ばかりのため美味しい食事を求めて転移したと言っても過言では無いリックは初めて見る食べ物を見てすごく心を踊らせていた。


「見たことない物ばかりだが何を買えばいいか……たくさんありすぎて迷うなど異世界ではありえない事だな」


リックは長い時間商品を迷いウロウロしすぎて店員に変な目で見られていたが外国人はコンビニに感動するって聞くからなあと思われていた。


「これを買いたいんだが」


長いこと迷ったリックだがまたいつでも来れるか!と思いメロンパンとおにぎり2個、プリンをレジに持っていき会計しようとするとレジ横のショーケースにあるチキンに目がいって、ついでにチキンも買うことにした。


「これ使えるか?」


インベントリから1000円札を出すと、ちゃんと使えるらしく無事に会計が終わりホッとし、店員に礼を言いコンビニを後にした。


ホテルを探そうと思っていたが買ったものを先に食べるのもいいかと思いさっきまで居た公園に戻りベンチに座った。


「まずなにから食べようか…やっぱりパンか?」


メロンパンを手に取り1口かぶりついた。


「────!!」


美味すぎて声にもならない感動でさらに1口、もう1口とあっという間に全部食べ終わってしまった。


「───これを食べられただけでこの世界に来た意味があったな。外がカリッとして中がフワフワでしかも甘いだと?そんなパンが本当に存在していたなんてな。それがたった銅貨2枚……200円もしないなんて、異世界だったらメロンパン求めて戦争にすらなりそうだぞ」


…いや、なるだろうな。


今まで食べていた固い黒パンは何だったのか、むしろあそこまで固く作られていたことに驚きすら感じるな。


次に日本の主食、米が使われてるおにぎりを食べてみるかとすでにメロンパンのおかげで日本のグルメが美味しいことは確定している。おにぎりもきっと美味いのだろうと確信しているリックは買った2種類のツナマヨといくらをみてツナマヨから食べ始めた。


「ハハッ…この“ツナマヨ”とやらは美味すぎるな。いや、マヨネーズが最強なのか…?それに米というこの食べ物もパンと違ってどんなおかずにも合うな、他のも楽しみだ」


その後いくらも食べたがさらに感動して、チキンは後でにとっておこうとインベントリに入れておいた。最後にお楽しみの甘味だ、異世界には甘味という甘味はほとんどなく、王宮で出てくるクッキーぐらいだ。リックは蓋をあけプリンをスプーンで1口パクリと食べた。


「───この“ぷりん”というのを作った奴は国王になった方がいいな」きっといい国王になることだろう。


この国は王政ではないから国王などはいないのだがあまりにも美味しすぎて頭が少々バグったのかもしれない。かつて異世界で最強の冒険者として各国から恐れられていた男が現代のコンビニスイーツに敗北した瞬間だった。


「ふぅ…さて、ホテルでも探しに行くか」


プリンの美味しさに落ち着いてやっとホテルを探しに行くか!と立ち上がって歩き出したリックだが、ちゃっかり2度目のコンビニに寄るのだった。





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