ここはどこだ
リックが目が覚めるとそこは異世界アステリアから地球に変わっていた。
スゥーーーっと息を吸い込む。そして空気が異世界とは全然違うことにやっと現実味が帯びた。
「ここが日本か。ここは、公園…?なぜこんな所に。いや、人がいなかったからよかったが人がいたら急に現れてパニックになるだろ」
あの爺さんはその辺を考えていなかったのか、ちゃんと人がいないとわかっていて送ったのかはわからないがとりあえずはいいとしよう。転移するときにある程度の知識やら言語なんかも問題なくインプットされてるみたいだし、とりあえず公園のベンチに座ってステータスとインベントリ確認するか。
“ステータス”念じると目の前にウィンドウ画面がブォンと出てきた。
【名前】リック・ハンストン
【年齢】26歳(118歳)
【職業】S級冒険者
【HP】9800
【MP】12500
【筋力】SS
【耐久】S
【俊敏】SS
【器用】A
【運】C
【固有スキル】
・言語理解
・剣術
・並列思考
・危険察知
・神速
・超速再生
・全属性適性
・インベントリ
・状態異常無効
・隠蔽
・隠密
・鑑定
・索敵
【従魔】神狼
ステータスを確認すると久しぶりに確認したからかレベルが1つあがり99になっていた。
異世界もこの世界もレベル上限は100と決まっており、そう考えるとリックがいかに強いのかがわかるだろう。
ちなみにこの世界にもダンジョンがあり冒険者という職業がある。モンスターを倒したことない人はレベルが1だが、中堅レベルになると20〜30レベル程になる。さらに上級冒険者になると50〜60レベル程になると言われている。
「インプットされた情報によるとレベル99なんていうのはやはりこの世界でも珍しいというか多分いないな……」
面倒だから隠蔽して隠したりはしないがバレたら騒がれそうだな。
そして26歳の時に不老スキルをゲットして見た目はその時のままだが実年齢は118歳だ。
金髪の爽やか青年そうな見た目で日本人っぽくない見た目だがダンジョンやら観光で多くの外国人がいるからリックの見た目も異世界人だとはわからないだろう。
「さて、インベントリも確認するか…」
“インベントリ”と念じるとリストが表示された。そこには異世界のダンジョンや各地の冒険で集めた素材や武器、防具、ポーションなどたくさん入っていた。こちらの世界では使えないと思っていた銀貨や金貨、白金貨などはありがたいことに日本の通貨に変わっていて、もう働かなくていいぐらいの資金はあった。
「あの爺さん、さすがだな。違う世界だから使えないと思ってどうするか考えていたがとりあえずお金に困ることはなくなったな。当分何するかは後で考えるとして今は宿屋…ホテルとやらを決め何か食べれるものを探したい」
まだスマホなど持っていないため近くの人を探してホテルの場所でも聞こうかと立ち上がり周りを見渡すとピカピカ光っている建物に何人か入っていくのが見えた。
なんだあれは─────
気になりリックもその建物に向かって歩き出し、店に入ると衝撃を受けた。




