表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で最強の冒険者は現代グルメに敗北する〜美味い飯に感動していたら最強従魔が太りました〜  作者: 砂糖


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
13/67

3階層へ行く

ホーンラビットを狩り尽くしたリックとフェンだがこの世界のダンジョンはモンスターを倒してもアイテムがドロップするわけではなく自分たちで解体しなくてはならない。


そのおかげで毛皮や肉、角など色々な物が手に入るがあくまでも持って帰れればの話だ。


初心者パーティーなどはアイテムバックなど持っていないのでその場で必要な素材だけ解体して持ち帰るのだが、そんなことを気にしないリックは大量のホーンラビットをインベントリに入れ、3階層への階段に向かっていた。



────────────────────

3階層に降りるとすぐモンスターを見つけた。


ゴブリン。


低層では定番のモンスターだ。小柄で力も弱いが人型だ。1対1なら新人冒険者でも十分に対応できる。


───だが、


「こいつらも群れると厄介なんだよな…」


通路の奥で甲高い声笑い声が響く。ゴブリンが厄介なのは個としてではない。


“連携”や“待ち伏せ”、武器などを使う。

そして弱い相手を見つける“嗅覚”だろう。


初心者が命を落とす原因の多くは油断したゴブリンの群れだとも言われている。


異世界にもゴブリンはいた。


繁殖力が高く、放置すれば簡単に村1つ飲み込む厄介な魔物だった。


だがこの世界のゴブリンは少し違う。


統率が甘く、武器も粗末で個体の力量も低い。


「これが普通なのか?それともまだダンジョンの低層だからか」


リックは近くに落ちていた石ころを広いゴブリンに向かって投げつけた。それだけで絶命してしまったのだが、ゴブリンの魔石や討伐証明を取るわけでもなく次の獲物に向かって歩き出した。


────まあ、食えるところないし、そのうちダンジョンにでも吸収されるから放置でいいか、と。



「おい、3体いるぞ!」

「前衛下がるな!」


少し先では新人らしいパーティーが慌ただしく剣を振っていた。


後衛の魔法使いは焦りながら詠唱している。

──それが普通だ。


低層だからといって、安全な戦いなどはない。



『────ゴブリンも弱いな』


「まだ低層だしな、もっと降りれば上位種なんかもいるかもな」


『だが、数が多い。群れれば簡単に人間は死ぬからな』


「実際に死ぬぞ」


リックはゴブリンに突き刺した剣を抜き肩をすくめた。



────────────────────


4階層への階段を見つけ降りてきた。4階層に降りた瞬間、空気が変わった。


今まで1階層から3階層までは草原だったのだが、暗く湿った空気に壁に張り付く白い糸、妙に静かな通路。


「────ジャイアントスパイダーか」


足を広げると2〜3メートルぐらいの大きさになり毛でびっしりと覆われており生理的に苦手な人も多いだろう。


粘着力が強い糸も厄介だ。剣に絡まったり、足止めを食らったり、視界妨害してきたりもする。また、即死はしないが麻痺毒を持っているのも厄介だ。手足が痺れたり、動きが鈍くなったりするので解毒ポーションを持ってないと初心者は致命的になるだろう。



───気配察知に僅かな殺気が引っかかり、リックは左上天井付近に短剣を投げつける。


次の瞬間、耳障りな悲鳴と共に巨大蜘蛛が天井から落ちてきた。


『─────ジャイアントスパイダーは嫌いだ…』


「珍しいな、フェンにしてみれば強いモンスターでもないだろうに」


『我の美しい毛並みに糸が絡まるのだ…』


そんな理由かよと思ったがフェンが嫌がるので、さっさと4階層から5階層に降りる方が良さそうだ。


フェンが急ぎ足で階段を探しに行ったのでそれに着いていくことにした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ