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第49話休息のひととき。聖女の勘違い
20階層。安全地帯で焚き火を囲む。
壁に映る俺たちの影が揺れる中、エリザベスが俺に尋ねてきた。
「……ねえ、大翔さん。誠十郎様って、普段はどんなふうに笑うの……?」
「……。笑う、か。……。いや、基本は無愛想だし、俺がヘマをすると『やれやれ』って顔で団子を食ってる姿しか思い出せないな」
「……。そうなのね……。……。あんなに強いのに、弟子の失敗を許してくれるなんて……やっぱり、聖なる御方だわ……」
マリアが横で「そうです! あの『やれやれ』こそが究極の慈愛なのです!」と熱弁を振るっている。
……いや、絶対にあきれられてるだけだからな。俺は溜息をついて、比翼の刃を研ぎ直した。
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