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女子高生は大統領【改編2026】〜転生女子高生  作者: 三日月未来


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第9話 生徒会執務室

第9話から11話は、原作を割愛して分割しています。

一部加筆も発生しています。

「女子高生は大統領」の『【七】大統領の宣言』を参照ください。

みかづきみらい

 徳田康代は前畑利恵を生徒会執務室に呼んだ。

会議用テーブルに紅茶の香りが漂う。


『今日は、ダージリンです』

「康代の入れた紅茶はいつも美味しい」


『ところで利恵、国営企業は順調ですか』

「いい感じです」


『ノータックスを実現したら、どうなるかな』

「すべてゼロにしたらですか」


『そうね、無駄のない世の中に』

「人間の必要な衣食住の問題をクリア出来れば、生活に支障はありませんから」


『クリアか』

「すべてがゼロならすべてが変わる訳でーー 金儲けと言う概念も消えるかも知れない」


『確かに、そうね』

「カネの動きを止めるのも選択肢です」


『そうね、儲けない、損しないのバランスを重視して』

「バランスを考えて」


『手品みたいな話でもーー やる価値がありそうね』

「通貨発行権以前にすることは、いくらでもあります」


『無料提供できるもの、出来ないものを仕分けして』

「織畑首相も加え煮詰めたいですね」


『皇国に必要な実質的予算規模の把握ね』

「デノミの再リセットも視野に」


『スリムになりゼロに近づくのね』

「輪番代議士制度で国家の歳費の支出も大幅削減しました」


『血税を食い物にしていた議員がいなくなって収支改善ね』

「その通りです」


『国民に不必要なことって何かしら』

「たとえばーー 一部の人間だけを潤し儲けさせた金融システムとか」


『なるたけ、ソフトランディングの方法を考えないといけないわ』


 徳田と前畑の会話に終わりが見えなかった。


 織畑信美首相が入室してきた。

夕日が執務室のカーテンを染めている。


「康代のお茶、いつも最高ね」

『ありがとう信美ーー ところでさぁ仕分どう思う』


「国営企業と残っている民間企業を仕分けしてみてーー 国家にマイナスなら切り捨てましょう」

『痛みがあってもそれで社会全体に役立つなら必要ですわね』


「不用なことはいっぱいあるのにね」

『そうね、前畑さん』


「鎖国政策で貿易は停止していますーー 皇国の貿易収支は黒字のまま停止中です」

『金融崩壊しても自給自足がクリア出来れば良い訳で・・・・・・』


「自給自足政策なら農地改革します」

織畑信美首相が語気を強めて2人に言った。


『赤字なら赤字で良くてーー 必要を満たす方法を選んで実施してみましょう』

徳田大統領は続けた。


『国家を親と考えてみないか』

「親が子から搾取して来た昔のシステムをすべて排除しよう」


『信美は前世の信長時代から切り捨て好きでしたわね』

「からかわないで下さい」


⬜︎⬜︎⬜︎


 黒猫の神使セリエが生徒会執務室に現れた。


「信長の歴史は改竄されておるにゃ」

「セリエ様、天女の天宮も同じでござる」


「ここにおる者は、時代を切り開いた勇者の魂の持ち主にゃ」


 セリエは、いつものように消えて光になった。


「忍者みたいでござる」


 徳田康代大統領は、織畑、前畑、天宮静女の前で宣言した。


『親である国家が国民を守るのは当然です』


⬜︎⬜︎⬜︎


 皇国の都市機能の本格的移転が始まった六月。

永畑町周辺はゴーストタウンとなって立ち入り禁止エリアとされた。


 永畑町大陥没の後、東都を脱出する者が三割増加した。


 残る者の多くも郊外にあるリフォームを終えた国民住宅に転居を完了した。


 かつての民間企業は新政府の元、国営企業として動き出し、殆どが郊外に移転している。


 国民の多くは水面下で動いる国の大きな変化を知らなかった。


⬜︎⬜︎⬜︎


 ある井戸端会議で主婦のぺちゃくちゃが始まる。

[ぺちゃくちゃ・・・・・・]


「それで、そんなことが、起きたんですか」


「そうなのよ」


「郊外の国民住宅、タダなんですって」


「都市機能は、移転の都心には殆ど残っていないとか」


「時代は変わるのね」


 国民は皇国の変化に歓喜を上げて喜んだ。


⬜︎⬜︎⬜︎


 地球物理学の田沼博士と助手の若宮は、空中浮遊パトカーの窓から眼下に広がる景色を眺めている。


 徳田大統領の依頼を受けて2人は緊張している。


「先生、これはすごい広さですね」

「いや、上から見るとびっくりですね」


 滑走路が近くなると警官が地上と交信した。


「滑走路使用許可をお願いします」

「緊急車両専用8番滑走路で、どうぞ」


 パトカーが空からゆっくりと降りた。


「お巡りさん、ミニ飛行機みたいですね」

「着地滑走路を確認しないと、危ないですからね」


 神聖学園都市には8本の滑走路があった。

1番から4番が離陸専用で5番から8番が着陸専用とドライバーの警官が博士に説明した。


 田沼と若宮は長い地下通路を自動カーで移動した。

神聖女学園の地下玄関に到着した2人は生徒会執務室に案内される。


「ようこそ、神聖女学園執務室へ」

 お読みいただき、ありがとうございます!

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投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

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