第60話 宝田劇団の舞台稽古
まえがき
第60話 宝田劇団の舞台稽古
改編2026 「女子高生は大統領〜転生女子高生」
7万5千文字
この小説の改編前の元タイトルは
「女子高生は大統領」の32話
【三十二】アトランティスを超える異変が
自作小説を書き直して別作品としています。
大幅に割愛加筆分割して各話を3分以内用に調整しています。
三日月未来
徳田康代と織畑信美は午前中の授業を終えた。
姫乃水景と和泉姫呼と一緒に大講堂の小ホールに向かった。
宝田劇団の団員とスタッフは学園寮の横にある宿泊施設に滞在している。
4人が中に入ると宝田劇団の団員とスタッフが先に到着して舞台稽古を始めていた。
康代たちも三日目の稽古からは一日中の参加予定になっている。
「おはようございます」
姫乃が元気よく挨拶して康代たちも続く。
天女の天宮静女は側近なので康代と一緒にいる。
静女は康代の専属ボディーガードでもあった。
静女には瞬間移動が出来るからだ。
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「みなさんは2日目ね。今日は台本の流れを覚えてください。
ーー 特に、ご自分の出演の間合いに注意ください」
「端役は大スターへの初めの一歩ですから重要ですよ。
ーー どんな役であっても演じる人間で違うキャラになってしまいます」
「ご自分の役を自分なりにイメージして演じてみてください。
ーー 台詞に注意が行き過ぎると動作がバラバラになりがちです」
ーー 自然な動作に注意して演じてみてください」
夜神紫依舞台監督の注意を聞いた4名と静女は頷いた。
静女は客席から紫色の瞳をキラキラさせながら見学している。
静女の辺りだけスポットライトが照射されている錯覚を覚えてしまう。
舞台稽古は非公開なため静女以外の見学者はいない。
康代たちは稽古着に着替えて舞台袖で待機することになった。
本番稽古ではないので緊張感はない。
康代たちは出番のタイミングを中心に専念していた。
姫乃はさすがで康代たちとはレベルが違っている。
「姫乃さん、和泉さん、いいわ。その間でお願いします。
ーー 織畑さん、徳田さんは、気持ち早いから頭の中でカウントしてみてください」
『はい、監督、ありがとうございます』
夕方まで約半日の舞台稽古が何度も繰り返された。
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劇団員たちは宿泊施設棟にある食堂を利用している。
学園寮の食堂は環境的に利用が難しいらしい・・・・・・。
康代たちも劇団員と一緒に宿泊施設棟の食堂で夕食を取ることになった。
夕食時間が夜神監督を中心としたミーティングになったことは康代の想定外だった。
「みなさん、明日の3日目から合わせ稽古を本番稽古でしましょう」
『本番ですか』
「本番設定で最初から最後まで流して稽古します。
ーー 明日からは、主役と助演も参加しますので厳しくなりますよ」
素人の康代たちには、厳しいと言う意味すら理解出来なかった。
『夜神監督、みなさん、明日もよろしくお願いします』
「徳田さん、織畑さん、姫乃さん、和泉さん、よく眠っておいてくださいね」
『ありがとうございます。失礼します』
康代たちは、夜神監督と団員に挨拶して校舎経由の地下通路から学園寮に戻った。
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校舎の北側にある宿泊施設の地下通路は校舎の北西側のショッピングセンターと繋がっている。
校舎と宿泊施設間の地下通路は通行制限エリアだ。
校舎の東側にある学園寮とは常時繋がっていた。
ショッピングセンターと大講堂も地下通路で繋がっているが普段は通行が制限されている。
学園都市は地下都市の迷路のように複雑に出来ていた。
暗黙の部外者立ち入り禁止エリアなのだ。
理事長である康代の母の方針だった。
康代が大統領に就任したのは、理事長と無関係な神々の決定に過ぎない。
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三日月未来




